タカネツメクサ属
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タカネツメクサ属 | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Minuartia L. | |||||||||||||||||||||
種 | |||||||||||||||||||||
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タカネツメクサ属(タカネツメクサぞく、学名:Minuartia、和名漢字表記:高嶺爪草属)はナデシコ科の属の一つ。
特徴
[編集]小型の多年草で、高山に多い。よく分枝し、茎は株状になる。葉は対生し、針形で茎の下部は葉が密生する。花は単生するか2出集散花序をなす。萼片は離生し、5個あり、花弁も5個で縁は全縁、色は白色ときに淡紅色。雄蘂は10個で子房の周辺につく。子房は1室で花柱は3個。果実は蒴果となり浅く3裂する。
世界の高山帯や亜寒帯に約120種知られ、日本には4種ある。
日本の種
[編集]- ホソバツメクサ Minuartia verna (L.) Hiern var. japonica H.Hara -北海道、本州中北部に分布し、高山の砂礫地に生育する。
- ミヤマツメクサ Minuartia macrocarpa (Pursh) Ostenf. var. jooi (Makino) H.Hara -本州中部地方に分布し、高山の岩礫地に生育する。
- エゾミヤマツメクサ Minuartia macrocarpa (Pursh) Ostenf. var. yezoalpina H.Hara –大雪山に分布する。
- タカネツメクサ Minuartia arctica (Steven ex Ser.) Graebn. var. hondoensis Ohwi -本州中部地方と飯豊山に分布し、高山の砂礫地に生育する。
- エゾタカネツメクサ Minuartia arctica (Steven ex Ser.) Graebn. var. arctica -タカネツメクサの基本種で、日本では北海道中部の山地に分布し、世界ではロシア極東、シベリアからヨーロッパにかけて分布する。
- ハイツメクサ Minuartia biflora (L.) Schinz et Thell. -日本では北アルプスに分布、世界では北半球の高山、寒地に分布する。
ギャラリー
[編集]分類
[編集]タカネツメクサ属 Minuartia は、蒴果が3裂するが、蒴果が6裂するノミノツヅリ属 Arenaria に含める場合もある[1][2]。
脚注
[編集]- ^ YList タカネツメクサ
- ^ 『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』p.482
参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類』(1982年)平凡社
- 豊国秀夫編『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』(1988年)山と溪谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)