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タイリクコムラサキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タイリクコムラサキ
タイリクコムラサキ, ハンガリー
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 鱗翅目(チョウ目) Lepidoptera
: タテハチョウ科 Nymphalidae
亜科 : コムラサキ亜科 Apaturinae
: Apatura
: タイリクコムラサキ A. ilia[1]
学名
Apatura ilia
和名
タイリクコムラサキ
英名
Lesser Purple Emperor[2]

タイリクコムラサキ(学名:Apatura ilia)は、タテハチョウ科に属するチョウの一種[1]

分布

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中央および南ヨーロッパの一部、コーカサス地方ウラル地方南部、カザフスタン北西部、中国[2]および朝鮮半島に分布する[3]

形態

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成虫前翅S2脈付近にある暗色斑は明瞭でオレンジ色の縁取りがある。後翅の白色帯は直線状ではない。コムラサキ A. metisチョウセンコムラサキ A. iris[4]と似る。雌雄ともに斑紋多型を示し、白色斑の発達の度合いなどに差がある[2]

生態

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一化性英語: Univoltineまたは二化性英語: Bivoltineを示し、一化性の場合は5月下旬から7月、二化性の場合は6月および8から9月に成虫が発生する。オス成虫は動物のや人間の汗によく誘引される。雌雄ともに樹上の葉の上に止まることが多い[2]

産卵は葉の上に行われる。若齢幼虫で越冬する。幼虫はヤマナラシ属 Pupulusヤナギ属 Salix を摂食することが知られ、食草として P. tremulaP. albaP. nigraS. alba などが記録されている[2]

ギャラリー

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脚注

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参考文献

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  • 五十嵐, 邁、福田, 晴夫『アジア産蝶類生活史図鑑 II』東海大学出版部、2000年。ISBN 4-486-01473-1https://www.press.tokai.ac.jp/issu/asia_zukan/mokuji.html 
  • LEE, YOUNG JUNE (2009). “Apaturinae (Lepidoptera: Nymphalidae) from the Korean Peninsula: Synonymic Lists and Keys to Tribes, Genera and Species”. Zootaxa 2169 (1). doi:10.11646/zootaxa.2169.1.1. 
  • Tolman, Tom; Lewington, Richard (1997). Butterflies of Britain & Europe. HarperCollins. ISBN 0002199920 

関連項目

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外部リンク

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