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ソニア・ベルガマスコ

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ソニア・ベルガマスコ
Sonia Bergamasco
Sonia Bergamasco
生年月日 (1966-01-16) 1966年1月16日(58歳)
出生地 イタリアの旗 イタリア ミラノ[1]
職業 女優演出家音楽家劇作家詩人
ジャンル 映画舞台テレビ
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ソニア・ベルガマスコSonia Bergamasco1966年1月16日[1] - )は、イタリア女優演出家音楽家劇作家詩人である。

略歴

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ミラノ生まれ[1]ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でピアノを、ミラノ・ピッコロ座附属学校で演技を学び[2]、卒業後、ジョルジョ・ストレーラー演出の『Arlecchino servitore di due padroni』でデビューした。舞台ではカルメロ・ベーネ、マッシモ・カストリ、 テオドロス・テルゾプロスらの演出による演劇に出演しているほか、自らの創作・演出による作品も数多く上演しており、とりわけ、『DANTE e BACH, UN INCONTRO a 750 e 330 anni dalla nascita(ダンテとバッハ、生誕750年と330年の出会い)』(2015年)等に代表されるように、音楽と演劇の融合を目指す試みにしばしば取り組んでいる。映画の出演作としては、マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督作『輝ける青春』(2003年公開、ナストロ・ダルジェント主演女優賞受賞)、ジュゼッペ・ピッチョーニ監督作『ジュリアは夕べに出かけない』(2009年)、ベルナルド・ベルトルッチ監督作『孤独な天使たち』(2012年)などがある。2016年には第73回ヴェネツィア映画祭のマドリーナ(madrina)に選ばれた[2]

国境なき医師団を支援している。2017年ヨルダンにある3つの国境なき医師団の病院を訪れ、「Cure nel Cuore dei conflitti(対立の中心における治癒」キャンペーンを実施した[3]

私生活

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2000年俳優ファブリツィオ・ジフーニと結婚し、二人の娘をもうけている。夫妻は映画『輝ける青春』や数多くの舞台で共演しているほか、戯曲の創作や舞台の演出も共同で行っている。

舞台

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創作

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  • Giorni in bianco(2001年)
  • Croce e delizia
  • I kiss your hands - catalogo semiserio delle lettere di Mozart(2006年) - ファブリツィオ・ジフーニとの共作
  • Le sante corde dei canti - viaggio nella Divina Commedia(2008年) - ファブリツィオ・ジフーニとの共作
  • Esse di Salomè - teatro sonoro da Mallarmè(2009年) - フランチェスコ・ジョーミとの共作
  • Concerto della fine del mondo - manifesto per un anticanzoniere(2009年)
  • Attilio Bertolucci e Pier Paolo Pasolini, un'amicizia in versi(2010年)
  • Il Piccolo Principe in concerto (2011年) - アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ星の王子さま』に基づくファブリツィオ・ジフーニとの共同創作。兼共同演出
  • Discorso(2011年)
  • Il ballo(2013年) - イレーヌ・ネミロフスキー『舞踏会』の戯曲化
  • Karénina prove aperte d'infelicità(2012年) - エマヌエーレ・トレーヴィとの共作
  • Il ballo(2015年) - イレーヌ・ネミロフスキー『舞踏会』に基づく創作
  • L'uomo seme(2018年) - ヴィオレット・アイロー『L'Homme semence』の戯曲化
  • Ex chimico (2018年)

出演

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  • ファウスト(1989年)作:ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ、演出:ジョルジョ・ストレーラー
  • Arlecchino servitore di due padroni(1990年)演出:ジョルジョ・ストレーラー
  • Riccardo II(1991年)演出:グラウコ・マウリ
  • La disputa(1992年)演出:マッシモ・カストリ
  • Il gioco dell'amore e del caso di Marivaux(1993年)演出:マッシモ・カストリ
  • Ecuba(1994年)演出:マッシモ・カストリ
  • Le smanie per la villeggiatura(1995年)作:カルロ・ゴルドーニ、演出:マッシモ・カストリ
  • Il ritorno dalla villeggiatura(1996年)作:カルロ・ゴルドーニ、演出:マッシモ・カストリ
  • Le avventure della villeggiatura(1996年)作:カルロ・ゴルドーニ、演出:マッシモ・カストリ
  • アンティゴネー(1997年)作:ソポクレス、演出:テオドロス・テルゾプロス
  • Pinocchio ovvero lo Spettacolo della Provvidenza(1998年)作:カルメロ・ベーネ
  • マクベス(2001年)作:ウィリアム・シェイクスピア、演出:ジャンカルロ:コベッリ
  • Louise e Renée(2017年) 原作:オノレ・ド・バルザック『二人の若妻の手記』、演出:ソニア・ベルガマスコ

フィルモグラフィー

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映画

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公開年 邦題

原題

役名 備考
1994 D'estate 短編
1999 Pinocchio ovvero lo Spettacolo della Provvidenza テレビ映画
2000 Quello che posso permettermi 短編
Il mnemonista
Voci
2001 Come si fa un Martini
L'amore probabilmente
2003 輝ける青春

La meglio gioventù

ジュリア・モンファルコ
Amorfù
2005 Musikanten
De Gasperi, l'uomo della speranza テレビ映画
2007 Niente è come sembra
2008 狂った血の女

Sanguepazzo

Cellule 短編
2009 ジュリアは夕べに出かけない

Giulia non esce la sera

ベネデッタ・モンターニ イタリア映画祭2010にて上映[4]
La straniera
2010 Maledimiele
La donna della mia vita
2011 Senza arte né parte
2012 孤独な天使たち

Io e te

アリアンナ
2015 Rubando bellezza ドキュメンタリー
2016 Viva!公務員

Quo vado?

イタリア映画祭2016上映時タイトル『オレはどこへ行く?』[5]
2017 Riccardo va all'inferno
環状線の猫のように

Come un gatto in tangenziale

ルーチェ イタリア映画祭2018にて上映[6]

テレビ

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放映年 邦題

原題

役名 備考
1993 La trilogia della villeggiatura
1998 Voce dei canti
2004 Bitte, keine réclame
2007 Einstein エルザ・レーヴェンタール ミニシリーズ
2008 Quo vadis, baby? ミニシリーズ
2008 - 2009 Bakhita
2009 - 2010 Tutti pazzi per amore
2012 - 2015 Una grande famiglia ラウラ・レンゴーニ
2016 - Il commissario Montalbano

主な受賞

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脚注

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  1. ^ a b c Sonia Bergamasco - Overview”. AllMovie. 2019年4月10日閲覧。
  2. ^ a b Sonia Bergamasco madrina, parte la Mostra del Cinema di Venezia: il programma” (イタリア語). Giornale di Sicilia. 2019年4月13日閲覧。
  3. ^ Sonia Bergamasco negli ospedali di Medici Senza Frontiere per i profughi siriani in Giordania” (イタリア語). Video: ultime notizie - Corriere TV. 2019年2月4日閲覧。
  4. ^ asahi.com : 朝日新聞社 - 「イタリア映画祭2010」 - 作品情報”. www.asahi.com. 2019年4月12日閲覧。
  5. ^ 「イタリア映画祭2016」作品情報”. 朝日新聞社. 2019年4月12日閲覧。
  6. ^ 作品情報 | イタリア映画祭2018”. 朝日新聞社. 2019年4月12日閲覧。

外部リンク

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