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ゼイ・オンリー・カム・アウト・アット・ナイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ゼイ・オンリー・カム・アウト・アット・ナイト』
エドガー・ウィンター・グループスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ブルースロック
時間
レーベル エピック・レコード
プロデュース リック・デリンジャー
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 3位(アメリカ[1]
  • エドガー・ウィンター・グループ アルバム 年表
    ロードワーク(エドガー・ウィンター&ホワイト・トラッシュ名義)
    (1972年)
    ゼイ・オンリー・カム・アウト・アット・ナイト
    (1972年)
    恐怖のショック療法
    (1974年)
    テンプレートを表示

    ゼイ・オンリー・カム・アウト・アット・ナイト[注釈 1]』(They Only Come Out at Night)は、エドガー・ウィンター・グループが1972年に発表したスタジオ・アルバム。ウィンターにとって通算4作目、スタジオ・アルバムとしては3作目のリーダー・アルバムに当たり、本作で初めてエドガー・ウィンター・グループの名義が用いられた。

    背景

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    1972年、ウィンターはロニー・モントローズダン・ハートマン、チャック・ラフと共にエドガー・ウィンター・グループを結成[2]。また、前2作『ホワイト・トラッシュ』(1971年)及び『ロードワーク』(1972年)に引き続き、リック・デリンジャーがプロデュース、ギター、ボーカルで参加した[3]。なお、最終的にモントローズは本作限りでグループを脱退し、デリンジャーが後任として正式加入するに至った[2]

    ビル・シムジク英語版がテクニカル・ディレクターとして貢献しており[4]、ウィンターは後年、Classic Rock Revisitedによるインタビューにおいて「ビルとリックのコンビネーションは、このアルバムに最適だった」「"Frankenstein"を編集したのはビルだ。この曲をアルバムに入れられるようにするのは、克服困難な課題だったよ。彼は異なるテイクを編集でまとめるのを好んでいて、それが彼の得意技になった」と語っている[5]

    反響・評価

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    母国アメリカのBillboard 200では3位に達し、自身唯一の全米トップ10アルバムとなった[1]。本作からのシングルは「フランケンシュタイン」が全米1位、「フリー・ライド」が全米14位を記録した[1]

    イギリスでは、本作は全英アルバムチャート入りを逃したが、「フランケンシュタイン」は全英シングルチャートで9週トップ75入りし、最高18位となった[6]

    マイケル・B・スミスはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「"Frankenstein"及び"Free Ride"という大ヒット・シングルを生み出したアルバムとして永遠に記憶されるだろうが、この傑出した作品には、さらに多数の賞賛すべき曲がある」と評している[7]

    収録曲

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    特記なき楽曲はエドガー・ウィンターとダン・ハートマンの共作。

    1. ハンギン・アラウンド - "Hangin' Around" - 3:02
    2. ホエン・イット・カムズ - "When It Comes" - 3:16
    3. アルタ・ミラ - "Alta Mira" - 3:18
    4. フリー・ライド - "Free Ride" (Dan Hartman) - 3:08
    5. アンダーカヴァー・マン - "Undercover Man" (Edgar Winter) - 3:49
    6. ラウンド&ラウンド - "Round & Round" (E. Winter) - 4:00
    7. ロックンロール・ブギウギ・ブルース - "Rock 'n' Roll Boogie Woogie Blues" (E. Winter, Barbara Winter, Ronnie Montrose) - 3:25
    8. オータム - "Autumn" (D. Hartman) - 3:00
    9. リアル・グッド・タイム - "We All Had a Real Good Time" - 3:05
    10. フランケンシュタイン - "Frankenstein" (E. Winter) - 4:46

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    注釈

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    1. ^ 2011年再発CD (EICP-1506)に準拠。日本初回盤LP (ECPN-28)のタイトルは『エドガー・ウィンター4』、1991年再発CD (ESCA-5326)のタイトルは『エドガー・ウィンターIV』だった。

    出典

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    外部リンク

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