セリエA (サッカー) 1942-1943
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シーズン | 1942-1943 |
---|---|
優勝 | トリノ(2回目) |
降格 |
バーリ リグーリア |
試合数 | 240 |
ゴール数 | 742 (1試合平均3.09) |
得点王 | シルヴィオ・ピオラ(21得点) |
セリエA 1942-1943は、1898年に創設されてから43回目のイタリアサッカーリーグのトップディビジョンであり、1リーグ制で開催された14回目のシーズンである。前年優勝チームはローマ。
第二次世界大戦中に開催された3シーズンの3回目である。次にイタリアで全国レベルのサッカー選手権が開催されるのは1945-1946年シーズン(44回目)、1リーグ制のセリエAが復活するのは1946-1947年シーズン(45回目/15回目)であるが、1944年の中断期間中にも北イタリアなどの地方で選手権が開催された(カンピオナート・アルタ・イタリア 1944)。
概要
[編集]1941-1942年シーズンのセリエAからナポリとモデナがセリエBへ降格し、代わりにバーリとヴィチェンツァがセリエAへ昇格した。
トリノが1927-1928年シーズン以来通算2回目のスクデットを獲得した。トリノは1942-1943年シーズンのコッパ・イタリアでも優勝し、セリエAとコッパ・イタリアの2冠を達成した最初のクラブとなった。ラツィオのシルヴィオ・ピオラが得点王に輝いた。
1942-1943年シーズンのセリエAのクラブ
[編集]チーム名 | 前年成績 | セリエA通算在籍年数 |
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アンブロジアーナ | 12位 | 14シーズン連続14回目 |
アタランタ | 13位 | 3シーズン連続 4回目 |
バーリ | 昇格 | 2シーズンぶり 9回目 |
ボローニャ | 7位 | 14シーズン連続14回目 |
フィオレンティーナ | 9位 | 4シーズン連続11回目 |
ジェノヴァ1893 | 4位 | 8シーズン連続13回目 |
ユヴェントス | 6位 | 14シーズン連続14回目 |
ラツィオ | 5位 | 14シーズン連続14回目 |
リグーリア | 11位 | 2シーズン連続 5回目 |
リヴォルノ | 14位 | 3シーズン連続 9回目 |
ミラン | 10位 | 14シーズン連続14回目 |
ローマ | 1位 | 14シーズン連続14回目 |
トリノ | 2位 | 14シーズン連続14回目 |
トリエスティーナ | 8位 | 14シーズン連続14回目 |
ヴェネツィア | 3位 | 4シーズン連続 4回目 |
ヴィチェンツァ | 昇格 | 1回目 |
順位表
[編集]順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権または降格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | トリノ (C) (CW) | 30 | 20 | 4 | 6 | 68 | 31 | +37 | 44 | |
2 | リヴォルノ | 30 | 18 | 7 | 5 | 52 | 34 | +18 | 43 | |
3 | ユヴェントス | 30 | 16 | 5 | 9 | 75 | 55 | +20 | 37 | |
4 | アンブロジアーナ | 30 | 15 | 4 | 11 | 53 | 38 | +15 | 34 | |
5 | ジェノヴァ1893 | 30 | 14 | 5 | 11 | 59 | 53 | +6 | 33 | |
6 | ボローニャ | 30 | 12 | 5 | 13 | 53 | 39 | +14 | 29 | |
6 | フィオレンティーナ | 30 | 12 | 5 | 13 | 55 | 61 | -6 | 29 | |
6 | ミラン | 30 | 10 | 9 | 11 | 39 | 44 | -5 | 29 | |
9 | ラツィオ | 30 | 10 | 8 | 12 | 56 | 59 | -3 | 28 | |
9 | アタランタ | 30 | 11 | 6 | 13 | 34 | 44 | -10 | 28 | |
9 | ローマ | 30 | 12 | 4 | 14 | 36 | 50 | -14 | 28 | |
12 | ヴィチェンツァ | 30 | 8 | 9 | 13 | 36 | 44 | -8 | 25 | |
13 | トリエスティーナ | 30 | 5 | 14 | 11 | 32 | 40 | -8 | 24 | セリエB降格プレーオフに出場 |
14 | ヴェネツィア | 30 | 8 | 8 | 14 | 34 | 46 | -12 | 24 | |
15 | バーリ (R) | 30 | 7 | 10 | 13 | 24 | 38 | -14 | 24 | |
16 | リグーリア (R) | 30 | 7 | 7 | 16 | 36 | 66 | -30 | 21 | セリエB 1943-1944へ降格 |
出典: Italy 1942/43 - RSSSF , フランコ・チェレッティ『セリエAの20世紀』横山修一郎(訳)、ビクターブックス、2000年3月9日、321頁。
順位の決定基準: 1. 勝点; 2. 得失点差; 3. 得点数.
セリエB降格プレーオフ
[編集]13位タイのトリエスティーナとヴェネツィア、バーリは中立地でセリエB降格プレーオフを行った。
チーム #1 | スコア | チーム #2 |
---|---|---|
バーリ | 1-1 | ヴェネツィア |
トリエスティーナ | 2-0 | ヴェネツィア |
トリエスティーナ | 3-2 | バーリ |
再試合(決定戦) | ||
ヴェネツィア | 3-0 | バーリ |
バーリとリグーリアは1943-1944年シーズンのセリエBへ降格することが決定したが、戦争の影響で1943-1944年シーズンは開催されなかった。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- フランコ・チェレッティ『セリエAの20世紀』横山修一郎(訳)、ビクターブックス、2000年3月9日。ISBN 4-89389-163-4。 99-100、321頁。