セドヘプツロース-1,7-ビスホスファターゼ
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セドヘプツロース-1,7-ビスホスファターゼ(英語: sedoheptulose-1,7-bisphosphatase)とは、セドヘプツロース-1,7-ビスリン酸の1位のリン酸を外すリン酸除去酵素の一種である。 葉緑体のストロマ内で行われるカルビン・ベンソン回路では、セドヘプツロース-1,7-ビスリン酸の1位の炭素に結合したリン酸を除去する反応を触媒する。
カルビン・ベンソン回路
[編集]カルビン・ベンソン回路では、セドヘプツロース-1,7-ビスリン酸ホスファターゼはこの反応を触媒する。
セドヘプツロース-1,7-ビスリン酸 → セドヘプツロース7リン酸
この時、セドヘプツロース-1,7-ビスリン酸の1位の炭素に結合したリン酸を外し、セドヘプツロース-7-リン酸に変換させる。 還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(NADPH)を作るホスホグルコン酸回路(ペントースリン酸経路)では、キシルロース-5-リン酸(xu5p)とリボース-5-リン酸(R5P)の反応で、セドヘプツロース-7-リン酸が生成するが、セドヘプツロース-1,7-ビスリン酸を生成する事無く、合成・分解反応でフルクトース-6-リン酸(F6P)とエリトロース-4-リン酸(E4P)になるため、セドヘプツロース-1,7-ビスリン酸ホスファターゼは、この経路には登場しない