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スワン・アルロー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スワン・アルロー
Swann Arlaud
Swann Arlaud
2016年撮影
本名 Swann Arlaud
生年月日 (1981-03-25) 1981年3月25日(43歳)
出身地 フランスの旗 フランスフォントネー=オー=ローズ
国籍 フランスの旗 フランス
職業 俳優
ジャンル 映画
活動期間 1987-現在
主な作品
映画
受賞
セザール賞
最優秀主演男優賞
2018年ブラッディ・ミルク
その他の賞
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スワン・アルロー(Swann Arlaud、1981年3月25日 - )は、フランス出身の俳優

略歴

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スワン・アルローは、1981年3月25日にフランスフォントネー=オー=ローズ出身の俳優である。舞台装置家の父と舞台監督&チーフキャスティングを務める母の元で生まれ、自身も早くから子役としてキャリアを始めている[1]。俳優マックス・ヴィアールの孫にあたる。父方の祖父はスイスの脚本家ロドルフ=モーリス・アルロー。当時は映画業界に出入りしていたが、家族と同じ業界に進むつもりは無く、画家を目指すためにストラスブール装飾美術学校で装飾美術を専攻、卒業している。後にTVシリーズで俳優としての地位を築いていった[2][3]。2018年に起き継続中の黄色いベスト運動を支持している[4][5]

『アナーキスト 愛と革命の時代』でアナーキスト組織のリーダー、エリゼ役で2015年セザール賞有望若手新人賞を受賞、また『ブラッディ・ミルク英語版』の主人公ピエール役で2018年に同賞の主演男優賞を受賞した。同年度のリュミエール賞 最優秀男優賞、グローブ・ドゥ・クリスタル ベストアクターにもノミネートされた。フランス映画祭2018にて初来日している。『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』にて重度の性的虐待の被害者エマニュエル役で2020年セザール賞助演男優賞を受賞した。同アワード内、最優秀監督賞の発表で起こしたアデル・エネルの行動に関し、賞直後のインタビューで理解を表明した[6]

2020年秋に公開予定であるフランス初のスーパーヒーロー映画Comment je suis devenu super-héros(監督:ダグラス・アタル)にてヴィラン役をすることにあたり「このような役回りは希少なので嬉しい」と語っている[7]

フィルモグラフィ

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公開年 タイトル 役名 備考
1987 Jeux d'artifices
1992 La Révolte des enfants Lucien
1994 Bête de scène 短編
2004 PJ Luc テレビシリーズ
2005 D'Artagnan et les Trois Mousquetaires A musketeer テレビ映画
Les Monos Double L テレビシリーズ
Groupe flag The student テレビシリーズ
Les Âmes grises A soldier
L'Ordre du temple solaire Patrick Vuarnet テレビ映画
2006 Le Temps des porte-plumes Étienne
Les Aristos A good looking man
Femmes de loi Jérôme Caubert テレビシリーズ
2007 PJ Pierrick テレビシリーズ
Reporters Monteur de Thomas テレビシリーズ
Sur le fil Fabrice Andréani テレビシリーズ
2008 Paris enquêtes criminelles Rémi Royer テレビシリーズ
A Simple Heart Paul Aubain
Spiral Steph テレビシリーズ
Central Nuit Ludo Fortin テレビシリーズ
2009 Extase Hugo
Réfractaire Ady
La Femme invisible The trainee

researcher

Le Bel Âge François
Nicolas Le Floch Jean Galaine テレビシリーズ
The Last Flight
2010 Le Repenti Jérémie テレビ映画
The Round Up Weismann
The Extraordinary Adventures of Adèle Blanc-Sec The Élysée crier
美しき棘

Belle Épine

ジャン=ピエール
Black Heaven Dragon
Les Bleus Vincent Mora テレビシリーズ
Contes et nouvelles du XIXe siècle The young merchant テレビシリーズ
Romantics Anonymous Antoine
2011 Face The deserter 短編
Alexis Ivanovitch vous êtes mon héros Alex 短編
Xanadu Lapo Valadine テレビシリーズ
Elles A young client
Ne nous soumets pas à la tentation Stéphan
A quoi tu joues ? Benoît 短編
2012 L'Homme qui rit Sylvain
La Joie de vivre Lazare テレビ映画
Crawl Martin
Une place Denis 短編
2013 Chat The young man 短編
Lazare Virgile 短編
Murders at Loïc テレビシリーズ
バトル・オブ・ライジング コールハースの戦い

Age of Uprising: The Legend of Michael Kohlhaas

男爵
Nous sommes tous des êtres penchés Paul 短編
Alibi The Gypsy 短編
2014 Get Well Soon Camille
Bouboule Pat
2015 Paris Simon テレビシリーズ
En immersion The Chemist ミニテレビシリーズ
Elixir André
アナーキスト 愛と革命の時代

Les Anarchistes

エリゼ Nominated—César Award for Most Promising Actor
The Wakhan Front Jérémie Lernowski
La Dernière Ballade 短編
2016 Baden Baden Simon
The End The young man
Goliath Nico 短編
La Prunelle de mes yeux Nicolai
女の一生

A Woman's Life

ジュリアン
2017 ブラッディ・ミルク

Petit paysan

ピエール フランス映画祭2018にて上映

セザール賞主演男優賞 受賞

リュミエール賞 最優秀男優賞 ノミネート

グローブ・ドゥ・クリスタル ベストアクター ノミネート

Gros chagrin Jean (voice) 短編
2018 Une histoire de l'art
Venerman Antoine 短編
Un beau voyou Bertrand
グレース・オブ・ゴッド 告発の時

Grâce à Dieu

エマニュエル・トマサン セザール賞 助演男優賞 受賞

リュミエール賞 最優秀男優賞 ノミネート

2020年7月17日、日本公開予定

2019 ラッカを脱出せよ

Exfiltrés

シルヴァン・ヘンリ マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル2020にて公開
カブールのツバメ

The Swallows of Kabul

ムッセン(声の出演) フランス映画祭2019、マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル2020にて上映
ペルドリックス

Perdrix

ピエール・ペルドリックス マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル2020にて公開
Calls Olivier テレビシリーズ
アトミック・アドべンチャー 短編映画

マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル2020にて公開

2020 スーパーヒーローへの道

Comment je suis devenu super-héros

Naja
2021 あなたが欲しいのはわたしだけ

Vous ne désirez qui moi

ヤン・アンドレア フランス映画祭2021にて公開
2022 Tant que le soleil frappe Philippe Petit テレビ映画
2023 落下の解剖学

Anatomie d'une chute

ヴァンサン・レンジ 第49回 セザール賞助演男優賞 受賞

第76回 カンヌ国際映画祭 パルムドール 受賞 第81回 ゴールデングローブ賞 脚本賞 非英語作品賞 受賞

監督作

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公開年 作品名 備考
2002 Tolérance Zéro Short film
2016 Venerman Short film

舞台

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公開年 作品名 役名
2010 Une femme à Berlin Tatiana Vialle
2013 En réunion Patrice Kerbrat
2013 Prendre le risque d'aller mieux Tatiana Vialle

参考文献

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  1. ^ 「偶然、飛び込んだ映画の世界。自由があって、何人もの人生を生きることが出来るから、映画は一生涯の仕事」- SCREEN ONLINE(スクリーンオンライン)”. screenonline.jp. 2020年2月5日閲覧。
  2. ^ Swann Arlaud : personnalités et actu cinéma - Challenges.fr”. web.archive.org (2016年2月3日). 2020年1月17日閲覧。
  3. ^ Swann Arlaud, l’homme pas pressé” (フランス語). Libération.fr (2015年5月17日). 2020年1月16日閲覧。
  4. ^ Match, Paris. “Swann Arlaud : "Il faut continuer à lutter !"” (フランス語). parismatch.com. 2020年2月9日閲覧。
  5. ^ TLAXCALA: We are not fooledOver 20,000 artist and creators sign a call in support of Yellow Vests in France”. www.tlaxcala-int.org. 2020年2月9日閲覧。
  6. ^ Adèle Haenel : Swann Arlaud lui apporte son soutien et tacle Polanski (exclu vidéo) - Vidéo Dailymotion”. Dailymotion. 2020年7月15日閲覧。
  7. ^ Barlow, Helen (2019年5月31日). “Swann Arlaud on the Absurdist Romantic Comedy 'The Bare Necessity' at Cannes Film Festival” (英語). Collider. 2020年1月16日閲覧。

外部リンク

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スワン・アルロー - IMDb(英語) ウィキデータを編集