スパゲッティ・アッラッサッシーナ
スパゲッティ・アッラッサッシーナ | |
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別名 |
暗殺者のパスタ おこげパスタ スパゲッティ・ブルチャーティ |
フルコース | プリモ・ピアット |
発祥地 | イタリア |
地域 | |
誕生時期 | 1967年 |
主な材料 |
スパゲッティ オリーブ・オイル トマトソース ニンニク |
Cookbook ウィキメディア・コモンズ |
スパゲッティ・アッラッサッシーナ(伊: spaghetti all'assassina、イタリア語発音: [spaˈɡetti allassasˈsiːna])は、イタリアの地方都市バーリのスパゲッティ料理である。日本語に直訳すると「暗殺者風スパゲッティ」となり、これに由来して暗殺者のパスタ(あんさつしゃのパスタ)とも呼ばれる[1][2][3][4]。
「焦がしたスパゲッティ」を意味するイタリア語でスパゲッティ・ブルチャーティ(伊: spaghetti bruciati、イタリア語発音: [spaˈɡetti bruˈtʃati])の名前も持ち[5]、おこげパスタとも言われる[2][4]。
概要
[編集]スパゲッティ・アッラッサッシーナの調理方法は、その他のスパゲッティ料理とは明確に異なる。スパゲッティは食塩水で茹でられソースで味付けされるのではなく、フライパンで直接調理される[注釈 1]。
ソースは典型的には水を加えて薄められたトマトソースであり、リゾットと同様に、ソースはスパゲッティが吸収するペースに合わせてフライパンへ徐々に注ぎ足される[6]。従って、スパゲッティはフライパンの表面で直に焼かれ、メイラード反応を通じて、パスタ料理の中では珍しい特色あるカリカリとした食感が生まれる。
歴史
[編集]プッリャ料理の歴史家であるフェリーチェ・ジョーヴィネ曰く、スパゲッティ・アッラッサッシーナはバーリ中心部のレストラン「Al Sorso Preferito」で1967年に誕生した[7]。
イタリア国外への波及
[編集]スパゲッティ・アッラッサッシーナは実質的にイタリアでしか知られていなかったが、2020年11月15日にアメリカのYouTube チャンネル「Pasta Grammar」が最初の英語のレシピをオンラインで公開すると共に国外へ広まった[8][9]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 「イタリアで大流行中!?おこげが特徴の「暗殺者のパスタ」って?」『クックパッドニュース』2023年1月23日。2023年2月26日閲覧。
- ^ a b GO羽鳥「ネットで話題の「暗殺者のパスタ(おこげパスタ)」を作ってみたらキッチンが大変なことになった! これから作る人へのアドバイス」『ロケットニュース24』2023年1月15日。2023年2月26日閲覧。
- ^ 中村真由美 (2023年1月16日). “SNSで話題の「暗殺者のパスタ」を作ってみた!(Mayumi Nakamura)”. ヴォーグ. 2023年2月26日閲覧。
- ^ a b “【今流行りのパスタ】暗殺者のパスタ”. Nadia (2023年1月28日). 2023年2月26日閲覧。
- ^ “The Killer Dish of Apulian Cuisine: Spaghetti all'Assassina” (英語). e-borghi (2021年1月29日). 2023年2月26日閲覧。
- ^ Stefania Leo (2023年2月14日). “Puglia's “Killer” Spaghetti” (英語). La Cucina Italiana. 2023年2月26日閲覧。
- ^ Sandro Romano. “Spaghetti all’assassina: la vera storia, la ricetta, le testimonianze e i falsi miti” (イタリア語). Oraviaggiando. 2023年2月26日閲覧。
- ^ Spaghetti all’Assassina: “ASSASSIN'S PASTA”| How to Make the Authentic Italian Recipe (英語). Pasta Grammar. 15 November 2020. 2023年2月26日閲覧。
- ^ “Spaghetti all’Assassina “Assassin’s Pasta”| How to Make the Authentic Italian Recipe” (英語). Pasta Grammar (2020年11月15日). 2023年2月26日閲覧。