スネッグ級ミサイル艇
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スネッグ級ミサイル艇 | |
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基本情報 | |
種別 | ミサイル艇・魚雷艇 |
運用者 | ノルウェー海軍 |
就役期間 | 1970年 - 1995年 |
前級 | ストルム級 |
次級 | ハウク級 |
要目 | |
排水量 | 基準100トン / 満載125トン |
全長 | 36.53 m |
最大幅 | 6.3 m |
吃水 | 1.55 m |
主機 |
MTU 16V538 TB92 ディーゼルエンジン×2基 |
推進器 | スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 7,200馬力 |
速力 | 36ノット |
航続距離 | 550海里 (36kt巡航時) |
乗員 | 士官3名+下士官兵17名 |
兵装 |
・70口径40mm単装機関砲×1基 ・ペンギンSSM×2~4発 ・533mm魚雷発射管×4基 |
FCS | TEAB TORI |
レーダー | デッカTM1626 航法用 |
スネッグ級ミサイル艇(ノルウェー語: Snøgg-klasse missiltorpedobåter)は、ノルウェー海軍のミサイル艇・魚雷艇の艦級[1][2][3]。
設計
[編集]設計はおおむね、先行するストルム級のものが踏襲されており、船質は鋼鉄製とされた。主機もストルム級と同系統で、V型16気筒ディーゼルエンジンであるMTU 16V538 TB92が搭載された[2][3]。
一方、装備は大幅に変更された。砲熕兵器としては、ストルム級のボフォース50口径76mm単装砲は省かれ、同級で副武装とされたボフォース 70口径40mm機関砲の単装マウントが船首甲板に設置された。またWM-26射撃指揮装置も省かれ、PEAB TORIが装備された[2][3]。
対艦兵器としては、ストルム級で後日装備されたペンギン艦対艦ミサイルが当初より搭載されたほか、21インチ魚雷発射管を船首・船尾甲板両舷に1基ずつ設置しており、有線誘導式のFFV T-61魚雷の運用に対応した[2][3]。
1990年代には、電子機器の更新とミストラル近接防空ミサイルの搭載などの近代化改修が検討されたが、実現せずに退役した[3]。
同型艦一覧
[編集]# | 艦名 | 就役 | 退役 |
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P 980 | KNM «Snøgg» | 1970年 | 1995年 |
P 981 | KNM «Rapp» | ||
P 982 | KNM «Snar» | ||
P 983 | KNM «Rask» | 1971年 | |
P 984 | KNM «Kvikk» | ||
P 985 | KNM «Kjapp» |
参考文献
[編集]- ^ 「世界の高速戦闘艇ラインナップ」『世界の艦船』第502号、海人社、1995年10月、76-83頁。
- ^ a b c d Richard Sharpe, ed (1989). Jane's Fighting Ships 1989-90. Janes Information Group. p. 408. ISBN 978-0710608864
- ^ a b c d e Robert Gardiner, ed (1996). Conway's All the World's Fighting Ships 1947-1995. Naval Institute Press. p. 294. ISBN 978-1557501325