ステイ (ファラウェイ、ソー・クロース!)
「ステイ(ファラウェイ、ソー・クロース!)」 | ||||
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U2 の シングル | ||||
初出アルバム『ZOOROPA』 | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | アイランド・レコード | |||
作詞・作曲 | U2 | |||
プロデュース | フラッド、ブライアン・イーノ、ジ・エッジ | |||
ゴールドディスク | ||||
UKシルバー | ||||
チャート最高順位 | ||||
全英4位 全米61位 | ||||
U2 シングル 年表 | ||||
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「ステイ(ファラウェイ、ソー・クロース!)」(Stay (Faraway, So Close!))は、U2の1993年アルバム『Zooropa』に収録されている曲で、シングルカットされた。
概要
[編集]元は『Achtung Baby』のレコーディング時にアコギのシークエンスにボノがメロディを付けたデモで、ビル・フラナガンの『U2 At The End of the World』で「Sinatra」という曲として言及されている。本の中で曲をVibes、Songs、Soundtracksの3つのカテゴリーに分けたリストが紹介されており、この曲はSongsとSoundtracksに分類されている。2つのカテゴリーに分類されているのはこの曲だけである。[1]
元々はフランク・シナトラに影響されたティン・パン・アレー風の曲だったが、曲作りが進むにつれ、当時のベルリンの雰囲気やZoo-TVの熱気が曲に反映した。そして歌詞に「Stay」のフレーズがあったことから、最終的にフラッドがタイトルを「Stay」に変えた。[2]そしてヴィム・ヴェンダースが映画『時の翼にのって』のための曲を探していると聞きつけ、映画のサントラ用に作ることにして、タイトルも副題に映画のタイトルをつけて、「Stay (Faraway, So Close!)」となった。[3]
第51回ゴールデングローブ賞ベストオリジナルソング賞にノミネートされたが、授賞は逃した。
エッジがZooropaで1番好きな曲であり、ボノとフラッドはU2のオールタイムベストの1つに挙げている。ちなみにルー・リードはこの曲のラリーのドラムがお気に入りなのだそうだ。
クレイグ・アームストロングによるリテイクがある→「ステイ (ファラウェイ、ソー・クロース!)」。
収録曲
[編集]Version 1 CD(日本盤)
[編集]- Stay (Faraway, So Close!)
- I've Got You Under My Skin
- Lemon (Bard Yard Club)
- Lemon (Perfecto Mix)
Version 2 CD(UK盤)
[編集]- Stay (Faraway, So Close!)
- Slow Dancing
- Bullet the Blue Sky (live)
- Love is Blindness (live)
Version 3 Vinyl(UK盤)
[編集]- Stay (Faraway, So Close!)
- I've Got You Under My Skin
PV
[編集]- 監督:ヴィム・ヴェンダース
- プロデューサー:デビー・メイソン
- 編集:ジェリー・カーター
- ロケ地:ベルリン
- 撮影日:1993年10月
- リリース日:1993年11月
PVに登場するバンドのボーカルを演じているのはレット・ベッカーというドイツ人女優で、映画『時の翼に乗って』に出演していたオットー・ザンダーのまま娘である。[4]
アウトアピアランス
[編集]- New Releases Autumn 1993 (1993) - EMIがヨーロッパ向けにオランダでリリースしたプロモCD。1993年の秋にEMIからリリースされた曲を収録している。U2はEMIから作品をリリースしていないが、ヴィム・ヴェンダースの『時の翼に乗って』のサントラがEMIからリリースされている関係で「Stay (Faraway, So Close!) (Promotional Edit)」「 The Wanderer (Promotional Edit)」を提供している。いずれもアルバムヴァージョンより長く、別のボーカルが吹き込まれている。
- 『時の翼にのって』 (1993) - ヴィム・ヴェンダースの1993年の映画のサントラ。このアルバムに収録されているヴァージョンはボノの「ドゥドゥドゥ……」というバックコーラスが流れ、アルバムヴァージョンより長い。
- Select Presents Exclusives (1995) - Selectというイギリスの音楽雑誌の1995年4月号の付録のカセットテープに「Stay (Underdog Mix)」を提供。リミックスを手掛けたのはUnderdogことトレヴァー・ジャクソン。当時、このヴァージョンはファンクラブ会員限定リリースの『Melon』でしか聴けなかった。このカセットテープは『Melon』のリリース前にリリースされたので、ファンクラブのプロモーションの一環と言える。
- Underdogs Greatest Bits Volume Two (2012) - Underdogのコンピ。「Stay (Underdog Mix)」を収録。
リミックス
[編集]- Underdog Mix (1995)
by Underdog (Trevor Jackson) (Melon: Remixes for Propaganda 収録)
B面曲
[編集]I've Got You Under My Skin
[編集]Slow Dancing
[編集]ボノがウィリー・ネルソンのために書いた曲で、Lovetownツアーの1989年12月1日の大阪公演で初披露されて以来、何度がライブで演奏されていた。「Stay (Faraway, So Close!)」をレコーディングしている際、ボノはギターを手に取ってこの曲を弾いた。演奏を終えると、フラッドにレコーディングしたいか尋ねたが、実はマイクはオンになっていて、レコーディングされていた。その後、ボノは2テイク目をレコーディングした。イーノのお気に入りだったため、『Zooropa』に収録される予定だったが、結局、見送られた。[3]
脚注
[編集]- ^ “u2songs | Sinatra |”. www.u2songs.com. 2024年4月3日閲覧。
- ^ Kootnikoff, David (2010). U2: A Musical Biography. Santa Barbara: Greenwood Press.
- ^ a b Stokes, Niall (2005). U2: Into The Heart: The Stories Behind Every Song (Third ed.). New York: Thunder's Mouth Press.
- ^ “u2songs | Stay (Faraway, So Close!) (Wim Wenders Video) - U2 (05:25) |”. www.u2songs.com. 2024年4月3日閲覧。