スティールワールド
スティールワールド | |
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Robot Overlords | |
監督 | ジョン・ライト |
脚本 |
ジョン・ライト マーク・ステイ |
製作 |
ピアース・テンペスト ジャスティン・ガラク イアン・フルックス スティーヴ・ミルン |
製作総指揮 |
スティーヴ・クリスチャン クリス・クラーク アイヴァン・ダンリーヴィー ヒューゴ・グランバー ティム・ハスラム ニック・ハッチ マーク・ハッファム スティーヴ・ノリス |
出演者 |
ベン・キングズレー ジリアン・アンダーソン カラン・マッコーリフ エラ・ハント |
音楽 | クリスチャン・ヘンソン |
撮影 | フレイザー・タガート |
編集 | マット・プラッツ=マイルズ |
製作会社 |
マン島フィルム パインウッド・ピクチャーズ 英国映画協会 アンブラ・テレグラフ ウェイステッド・タレント テンポ・プロダクションズ ブリティッシュ・フィルム・カンパニー エンバンクメント・フィルムズ インヴィジブル ノーザン・アイルランド・スクリーン |
配給 | シグネチャー・エンターテインメント |
公開 |
2015年3月27日 劇場未公開 |
上映時間 | 90分[1] |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
製作費 | 2100万ドル[2] |
興行収入 | $991,329[2] |
『スティールワールド』(原題:Robot Overlords)は2014年に公開されたイギリスのSF映画である。監督はジョン・ライト、主演はベン・キングズレーが務めた。本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2015年8月21日にDVDが発売された[3]。
ストーリー
[編集]地球外からやって来たロボットに占領された後の地球。人類はロボットたちに行動の自由を制限されており、散歩に行くことすら許されなかった。人間は首の付け根にインプラントを埋め込まれており、ロボットはそれを通して居場所を把握していた。無許可で外出した者が出た場合、ロボットたちはすぐさまパトロールを急行させ、10秒以内に帰宅しようとしない者は容赦なく殺害した。
ショーン青年は行方知らずになった父親(ダニー)の居場所を突き止めようとしていた。ロボットの侵略を受けて間もなく、ダニーは街を出てどこかに行ってしまったのである。その頃、ショーンの友人、ネイサンがプレイステーションを修理していたところ、運悪く感電してしまった。それが原因でネイサンのインプラントは壊れ、ロボットの追跡を受けずに外出できるようになった。その様子を見ていたショーンと別の友人2人(コナーとアレクサンドラ)もわざと感電し、ロボットの束縛から解放された。ショーンたちがこの幸運を利用してダニーに関する情報を集めたところ、ダニーがまだ生きているという事実を突き止めた。ショーンたちはさらに調査を続けたが、インプラントとは別の監視装置に引っかかり、囚われの身となってしまった。ショーンたちはロボット側に協力する人間、ロビンの尋問を受けたが、口を割ろうとしなかった。業を煮やしたロビンはショーンの叔父を連れて来て、彼に特殊なインプラントを埋め込んだ。そのインプラントは人間の欲求全てをコントロールできるもので、それを使ってショーンの叔父が物を食べられないようにしたのである。ロビンは「君のおじさんが餓死しても良いのかね」と脅しつけたが、ショーンたちはなおも黙秘し続けた。
ロビンはショーンにもそのインプラントを埋め込むことにしたが、作業中、ショーンに罵声を浴びせられた。怒ったロビンが作業をかき乱したため、ショーンはその隙を突いて脱走に成功した。別行動を取っていたコナーのお陰で、ネイサンとアレクサンドラも無事逃げ出すことができた。ショーンたちは再びインプラントを故障させた後、近くのホテルへと逃げ込んだが、そこで巨大なロボットに遭遇してしまった。「もうおしまいだ」と絶望した一行だったが、ショーンがある事実に気が付いたことをきっかけに、反攻に転じるのだった。
キャスト
[編集]- ベン・キングズレー - ロビン・スマイス (麦人)
- ジリアン・アンダーソン - ケイト (相沢恵子)
- カラン・マッコーリフ - ショーン・フリン (石川界人)
- エラ・ハント - アレクサンドラ (下山田綾華)
- ジェームズ・ターピー - ネイサン
- マイロ・パーカー - コナー
- クレイグ・ガーナー - 仲介者452
- デヴィッド・マックサヴェージ - ドナルド
- ジェラルディン・ジェームズ - モニーク (伊沢磨紀)
- テイマー・ハッソン - ウェイン
- スティーヴン・マッキントッシュ - ダニー
- ジョナサン・マックアンドリュー - 青年
- ロイ・ハッド - マーティン
- その他の日本語吹き替え‐布施川一寛/大井麻利衣/平井祥恵/駒田航/堀越富三郎/蓮岳大/佐々健太
製作
[編集]2013年5月8日、新作映画『Our Robot Overlords』にベン・キングズレー、ジリアン・アンダーソン、カラン・マッコーリフが出演することになったと報じられた[4]。6月、本作の主要撮影がイギリスで始まった[5]。2015年3月24日、ムービースコア・メディアが本作のサウンドトラックを発売した[6]。
公開・マーケティング
[編集]2014年10月18日、本作はロンドン映画祭でプレミア上映された。その際、タイトルは『Our Robot Overlords』から『Robot Overlords』に変更された[7]。2015年2月10日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[8]。
評価
[編集]本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには18件のレビューがあり、批評家支持率は61%、平均点は10点満点で5.69点となっている[9]。また、Metacriticには7件のレビューがあり、加重平均値は47/100となっている[10]。
出典
[編集]- ^ “スティールワールド”. 映画.com. 2020年8月5日閲覧。
- ^ a b “Robot Overlords (2015)”. The Numbers. 2020年8月6日閲覧。
- ^ “スティールワールド DVD”. Amazon. 2020年8月6日閲覧。
- ^ “'Great Gatsby' Actor Nabs Starring Lead in 'Our Robot Overlords' (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2013年5月8日). 2020年8月6日閲覧。
- ^ “Our Robot Overlords shoot underway”. ScreenDaily (2013年6月6日). 2020年8月6日閲覧。
- ^ “‘Robot Overlords’ Soundtrack Released”. Film Music Reporter (2015年3月24日). 2020年8月6日閲覧。
- ^ “Robot Overlords”. ScreenDaily (2014年10月18日). 2020年8月6日閲覧。
- ^ “Robot Overlords Official UK Trailer (2015)”. YouTube (2015年2月10日). 2020年8月6日閲覧。
- ^ “Robot Overlords”. Rotten Tomatoes. 2020年8月6日閲覧。
- ^ “Robot Overlords 82015)”. Metacritic. 2020年8月6日閲覧。