スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!
スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!! | |
---|---|
Student of the Year | |
ヴァルン・ダワン、アーリヤー・バット、シッダールト・マルホートラ | |
監督 | カラン・ジョーハル |
脚本 |
レンシル・デシルバ ニランジャン・アイエンガール(ダイアログ) |
製作 |
ヒールー・ヤシュ・ジョーハル ゴウリー・カーン シャー・ルク・カーン |
出演者 |
シッダールト・マルホートラ ヴァルン・ダワン アーリヤー・バット |
音楽 | ヴィシャール=シェーカル |
撮影 | アヤナンカ・ボース |
編集 | ディーパ・バティア |
製作会社 |
ダルマ・プロダクション レッド・チリーズ・エンターテインメント |
配給 |
エロス・エンターテインメント[1] ダルマ・プロダクション アンプラグド |
公開 |
2012年10月19日 2014年5月3日 |
上映時間 | 146分[1] |
製作国 | インド |
言語 | ヒンディー語 |
製作費 | ₹590,000,000[2] |
興行収入 | ₹966,600,000[2] |
次作 | Student of the Year 2 |
『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』(スチューデント・オブ・ザ・イヤー ねらえ!ナンバー1!!、原題:Student of the Year)は、2012年に公開されたインドのロマンティック・コメディ映画。カラン・ジョーハルが監督を務め、彼が経営するダルマ・プロダクションとシャー・ルク・カーンが経営するレッド・チリーズ・エンターテインメントが共同製作している[3]。シッダールト・マルホートラ、ヴァルン・ダワン、アーリヤー・バットが主演を務め、リシ・カプール、サナー・サイード、ローニト・ローイ、サヒール・アナンド、ラーム・カプール、ファリーダー・ジャラールが共演し、ボーマン・イラニ、カジョール、ファラー・カーン、ヴァイバヴィ・メルチャントがゲスト出演している。
あらすじ
[編集]この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
キャスト
[編集]- アビマニュ・シン(アビ) - シッダールト・マルホートラ
- ロハン・ナンダー(ロー) - ヴァルン・ダワン
- シャナーヤ・シンガニア - アーリヤー・バット
- ターニャ・イスラニ - サナー・サイード
- ヨギンデル・ヴァシシュト校長 - リシ・カプール
- ジェート・クラナ - サヒール・アナンド
- シュルティ・パターク - マーナシー・ラチ
- スードー - カヨーゼ・イラニ
- ディンピー - マンジョット・シンガ
- シャー - ローニト・ローイ
- アショーカ・ナンダ - ラーム・カプール
- ギャヤトリ・ナンダ - ゴウタミ・カプール
- アビの祖母 - ファリーダー・ジャラール
- アビの叔父 - アクシャイ・アナンド
- アビの叔母 - マニーニ・ミシュラ
- シャーの妻 - プラチー・シャー・パンダ
- シャナーヤの母 - ナンディーニ・セン
- ハリキシャン・サナン - ボーマン・イラニ
- ヨギンデルの母 - スーシュマ・セート(カメオ出演)
- 「The Disco Song」シーン登場 - ファラー・カーン、ヴァイバヴィ・メルチャント、カジョール
製作
[編集]2011年1月5日、カラン・ジョーハルはTwitterで新作映画のポスターを公開した[4]。シッダールト・マルホートラ、ヴァルン・ダワン、アーリヤー・バット、カヨーゼ・イラニは本作が映画デビュー作となる。マルホートラとダワンは『マイネーム・イズ・ハーン』でジョーハルの助手として製作に参加した経験がある[5]。2012年8月2日に予告編が公開され、ジョーハルはTwitterで公開予定日が同年10月19日であることを公表した[6]。
撮影はカシミールとデヘラードゥーンで行われた[7]。学園のシーンはデヘラードゥーンにあるカシガ学校で撮影され[8]、校名は「聖テレーザ学園」と設定された。病院のシーンはシュリーナガルのラリット・グランド・パレスで撮影され、一部のシーンはタイ王国で撮影されている[9]。学生のスポーツ・アクションのシーンは『Chak De! Indiav』に参加したリール・スポーツのロブ・ミラーが指導している。
マーケティング
[編集]映画のプロモーション・パートナーであるタタ・モーターズはプロモーションのため、インド全域の学生を対象としたコンテスト「ナノ・スチューデント・オブ・ザ・イヤー」を開催した[10]。コンテストは学力・文化・スポーツ・社会活動の点から審査され、上位8名が最終審査に進出する[11]。コンテストは2012年9月に行われた。フェデックス・エクスプレスも同じく学生を対象とした「フェデックス・インターナショナル・スチューデント・オブ・ザ・イヤー」を開催した。コンテストは外国で高等教育を受けたインド人学生向けに開催された。また、Kaun Banega Crorepati、ソニー・エンターテインメント・テレビジョン、Jhalak Dikhhla Jaa、ヴァイアコム18の「Bigg Boss」などがプロモーションを展開している[12]。
衛星放送の権利は、『若さは向こう見ず』と共にソニー・エンターテインメント・テレビジョンが5億ルピーで取得した[13]。また、音楽の権利もソニー・ミュージックが7000万ルピーで取得している[14]。
評価
[編集]興行収入
[編集]映画はシネマコンプレックスで好評となり、公開初日に7480万ルピーの興行収入を記録した[15][16]。公開2日目には8500万ルピーの収益を上げ[17]、公開初週末には2億5300万ルピーの収益を上げた[18]。公開初週の合計興行収入は4億3100万ルピーを記録した[19]。公開第2週末には8000万ルピーの収益を上げ[20]、公開第3週までに6億3300万ルピーの興行収入を記録した[21][22]。公開第4週には合計興行収入は7億ルピーを記録している[23]。
海外市場では300スクリーンで公開され、125万ドルの興行収入を記録した[24]。興行成績は芳しくなく、公開10日目の合計興行収入は185万ルピーに留まり[25]、最終的な興行収入は100万ドル台を越えられなかった[26]。
批評
[編集]ボリウッド・ハンガマのタラン・アダルシュは4/5の星を与え、「映画は小道を横切るラブストーリーです。しかし、カラン・ジョーハルは知性のある職人であり、近代的な脚本が作られ観客の知性を害さないような内容になっています。熟練した監督は身近な素材を脚本に取り入れ、まったく新しい風を巻き起こします。これは最高の逃避映画です!全体として、『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』はカラン・ジョーハルの最も優れた作品の一つです。青年たちはそれを愛し、すでにその時代を過ぎた人々は再び当時に戻りたいと思うでしょう。カラン・ジョーハルは再び勝利を手にしました!」と批評している[27]。コマル・ナータは4/5の評価を与え、「最高のエンターテインメント映画」と呼んだ[28]。フィルムフェアのラディタ・タンドンは4/5の星を与え、「カランの物語世界はシュールレアリズム的で壮大ですが、現実に戻り心を癒す瞬間があります」と批評している[29]。Indicineは3.5/5の星を与え、「全体として、『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』に冴えない瞬間はありません。ロマンス、アクション、エンターテインメント、素晴らしい演技、キャッチーな音楽など、誰もが楽しめるものが備わっています」と批評している[30]。
IBNLiveのラジーヴ・マサンドは3/5の星を与え、「これは技能のある監督による非常に気持ちの良い映画です」と批評し、「楽しさを求めているのならば、失望することはありません」と付け加えている[31]。ヒンドゥスタン・タイムズのアヌパマ・チョープラーは3/5の星を与え、「カラン・ジョーハルの強みは過剰なことです。彼は美しい人々や豪華なものであふれた幻想世界を作り出し、高い感情を固定しています。彼の映画はデザイナー・ポルノ、ソープ・オペラとして作用しています」と批評し、同時にキャストの演技を称賛している[32]。Rediff.comのスカニヤ・ヴェルマは3/5の星を与え、「『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』は『何かが起きてる』ではありませんが、カラン・ジョーハルは良く見せています」と批評している[33]。ファースト・ポストのルビーナ・A・カーンは3/5の星を与え、「『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』はカラン・ジョーハルの素晴らしい仕事とは言えません。確かに、映画には彼の精巧さと広大な要素が盛り込まれているが、彼は過去に魅力的なストーリーを持つ映画の監督・プロデューサーとして重要な役割を果たしてきました」と批評している[34]。Oneindiaのナバニータは3/5の星を与え、「『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』は若々しくて面白い映画で、盛り上がる価値のある映画です」と批評している[35]。インディア・トゥデイは3/5の評価を与え[36]、Sifyは3/5の星を与え、「そこには、あなたの知性と感性を傷付けることのない楽しい映画があります。観る価値があります!」と批評している[37]。デイリー・ニュース&アナライシスのカニタ・シッタは2.5/5の星を与え、「キャストの演技は、映画に素晴らしい価値を与えます」と批評した[38]。
受賞・ノミネート
[編集]映画賞 | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
---|---|---|---|---|
製作者組合映画賞 | President's Honour | カラン・ジョーハル | 受賞 | [39] |
コメディ男優賞 | リシ・カプール | ノミネート | ||
新人女優賞 | アーリヤー・バット | |||
新人男優賞 | シッダールト・マルホートラ | |||
ヴァルン・ダワン | ||||
振付賞 | ファラー・カーン (「Radha」) | |||
女性プレイバックシンガー賞 | ニーティ・モーハン (「Ishq Wala Love」) | |||
第58回フィルムフェア賞 | 音楽監督賞 | ヴィシャール=シェーカル | [40][41] | |
新人男優賞 | シッダールト・マルホートラ | |||
ヴァルン・ダワン | ||||
新人女優賞 | アーリヤー・バット | |||
R・D・ブルマン賞 | ニーティ・モハン (「Ishq Wala Love」) | 受賞 | ||
ライオン・ゴールド・アワード | フェイバリット新人男優賞 | ヴァルン・ダワン | [42] | |
フェイバリット新人女優賞 | アーリヤー・バット | |||
第5回ミルチ音楽賞 | 歌曲賞 | 「Radha」 | ノミネート | [43][44] |
アルバム賞 | 「Student of the Year」 | |||
リスナーズ・チョイス・アルバム・オブ・ザ・イヤー | 「Student of the Year」 | 受賞 | ||
リスナーズ・チョイス・ソング・オブ・ザ・イヤー | 「Radha」 | |||
スターダスト・アワード | ドリーム・ディレクター賞 | カラン・ジョーハル | [45][46] | |
フィルム・オブ・ザ・イヤー | スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!! | ノミネート | ||
スーパースター・オブ・トゥモロー賞(女優賞) | アーリヤー・バット | |||
スーパースター・オブ・トゥモロー賞(男優賞) | シッダールト・マルホートラ、ヴァルン・ダワン | |||
新人男優賞 | 受賞 | |||
女性プレイバックシンガー賞 | ニーティ・モーハン (「Ishq Wala Love」) | ノミネート | ||
タイムズ・オブ・インディア映画賞 | 新人女優賞 | アーリヤー・バット | [47][48][49] | |
新人男優賞 | シッダールト・マルホートラ、ヴァルン・ダワン | |||
音楽監督賞 | ヴィシャール=シェーカル | |||
サウス・アフリカ・インディア・フィルム&テレビジョン・アワード | 新人女優賞 | アーリヤー・バット | [50] | |
新人男優賞 | シッダールト・マルホートラ | 受賞 | ||
ヴァルン・ダワン | ノミネート | |||
フィルム・オブ・ザ・イヤー | スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!! | |||
ポピュラー・ソング賞 | ラーダ | |||
サポーティング・アクター・オブ・ザ・イヤー | リシ・カプール |
出典
[編集]- ^ a b “Student Of The Year (12A) – British Board of Film Classification” (16 March 2012). 17 March 2012閲覧。
- ^ a b “Student Of The Year - Movie - Box Office India”. www.boxofficeindia.com. 19 May 2018閲覧。
- ^ “Student of the Year”. Bollywood Hungama. 19 October 2012閲覧。
- ^ “KJo launches 3 new faces”. The Times of India. (6 January 2011)
- ^ “There's no marriage in my kundli: KJo”. The Times of India
- ^ “Karan Johar (@kjohar25) op Twitter”. Twitter.com. 19 August 2012閲覧。
- ^ “Forest Research Institute”. 5 August 2012閲覧。
- ^ Kasiga, School. “Best Boarding School for Boys and Girls in Dehradun, India - Kasiga School”. 2018年7月3日閲覧。
- ^ “Bollywood Movie Student Of The Year Shooting Location” (英語). www.bollylocations.com. 2017年5月24日閲覧。
- ^ “Tata Motors' Nano Student of the Year goes to IIT Kharagpur's Deepit Purkayastha”. Rush Lane. 5 November 2012閲覧。
- ^ “IIT student is \'Nano Student of the Year\'”. Indiablooms.com (1 January 2004). 5 November 2012閲覧。
- ^ “SOTY targets viewers with contest-based mktg”. Exchange4media.com (18 October 2012). 5 November 2012閲覧。
- ^ Sony bags TV rights of SOTY from Dharma Productions for Rs 50 crore – Economic Times. Articles.economictimes.indiatimes.com.
- ^ Sony Music acquires music rights of STUDENT OF THE YEAR – bollywood news. glamsham.com (3 May 2012).
- ^ “Student of the Year Strong at Multiplexes”. boxofficeindia. 19 October 2012閲覧。
- ^ “Student of the Year First Day Territorial Breakdown”. boxofficeindia. 20 October 2012閲覧。
- ^ “Student of the Year Has Growth on the Second Day”. boxofficeindia. 21 October 2012閲覧。
- ^ “Student of the Year Has Good Weekend”. boxofficeindia. 22 October 2012閲覧。
- ^ “Student of the Year Week One Territorial Breakdown”. boxofficeindia. 29 October 2011閲覧。
- ^ “Student of the Year Has Good Second Weekend Despite Competition”. boxofficeindia. 29 October 2012閲覧。
- ^ “1920 Evil Returns And Skyfall Have Good First Weeks”. boxofficeindia. 10 November 2012閲覧。
- ^ “Student of the Year Week Two Territorial Breakdown”. boxofficeindia. 5 November 2011閲覧。
- ^ Box-Office Verdict 2012. Koimoi.com.
- ^ “Student of the Year is Below the Mark Overseas”. Box Office India.com (24 October 2012). 25 October 2012閲覧。
- ^ “Chakravyuh and Ajab Gazabb Love Have No Takers”. BOXOFFICEINDIA. 31 October 2012閲覧。
- ^ “New Releases Dull Student of the Year Heading For Million Close”. Box Office India.com (7 November 2012). 7 November 2012閲覧。
- ^ Taran Adarsh (18 October 2012). “Student of the Year (2012) – Critic Review by Taran Adarsh”. Bollywood Hungama. 18 October 2012閲覧。
- ^ STUDENT OF THE YEAR Review | Komal Nahta's Blog. Komalsreviews.wordpress.com (19 October 2012).
- ^ Movie Review : Student Of The Year. Filmfare.com. Retrieved on 22 October 2012.
- ^ Student Of The Year Movie Review. Indicine.com (19 October 2012).
- ^ “IBNLive”. 20 October 2012閲覧。
- ^ “Anupama Chopra's review: Student of the Year”. 20 October 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。20 October 2012閲覧。
- ^ Sukanya Verma (19 October 2012). “Review: Student Of The Year is a fun watch”. Rediff. 19 October 2012閲覧。
- ^ Rubina A Khan (19 October 2012). “Movie Review: With Student Of The Year, Karan Johar’s definitely not the director of the year”. The First Post. 19 October 2012閲覧。
- ^ Student Of The Year: Movie Review – Oneindia Entertainment. Entertainment.oneindia.in (26 April 2013).
- ^ Movie review: Student Of The Year : Reviews, News – India Today. Indiatoday.intoday.in (19 October 2012).
- ^ Movie Review : Student of the Year review: It won't insult your intelligence. Sify.com.
- ^ Kanika Sikka (19 October 2012). “Review: Student Of The Year is a typical Karan Johar wala film”. DNA India. 19 October 2012閲覧。
- ^ “8th Apsara Awards Nominations”. Apsara Awards. 9 February 2013閲覧。
- ^ “58th Idea Filmfare Awards nominations are here!”. Filmfare (13 January 2013). 13 January 2013閲覧。
- ^ “Winners of 58th Idea Filmfare Awards 2012”. Bollywood Hungama (20 January 2013). 21 January 2013閲覧。
- ^ “19th Lions Gold Awards 2013 Winners”. Pinkvilla (17 January 2013). 18 January 2013閲覧。
- ^ “Mirchi Music Awards Hindi 2012 nominations”. The Times of India. (7 February 2013) 8 February 2013閲覧。
- ^ “Mirchi Music Awards 2013 winners”. The Times of India. (8 February 2013) 8 February 2013閲覧。
- ^ “Nominations for Stardust Awards 2013”. Bollywood Hungama (21 January 2013). 22 January 2013閲覧。
- ^ “Winners of Stardust Awards 2013”. Bollywood Hungama (28 January 2013). 28 January 2013閲覧。
- ^ “TOIFA 2013 nominations”. The Times of India. (7 February 2013) 9 February 2013閲覧。
- ^ 'Kahaani', 'Barfi!' lead TOIFA technical awards – Times Of India. Articles.timesofindia.indiatimes.com (6 April 2013).
- ^ Ranbir Kapoor, Priyanka Chopra win best actor awards at TOIFA. Ibnlive.com.
- ^ Winners of SAIFTA Awards 2013 | Latest Movie Features. Bollywood Hungama (7 September 2013).