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セルジー・スタホフスキー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スタコフスキから転送)
セルジー・スタホフスキー
Sergiy Stakhovsky
基本情報
フルネーム Sergiy Eduardovych Stakhovsky
国籍  ウクライナ
出身地 同・キエフ
生年月日 (1986-01-06) 1986年1月6日(38歳)
身長 193cm
体重 80kg
利き手
バックハンド 片手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2003年
引退年 2022年
ツアー通算 8勝
シングルス 4勝
ダブルス 4勝
生涯獲得賞金 US$5,606,768
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(2011)
全仏 3回戦(2011)
全英 3回戦(2013・14)
全米 3回戦(2010・15)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 3回戦(2013)
全仏 2回戦(2009-11)
全英 3回戦(2010)
全米 3回戦(2010・11・13)
国別対抗戦最高成績
デビス杯 ワールドグループ1回戦(2021)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 31位(2010年9月27日)
ダブルス 33位(2011年6月6日)

セルジー・エドゥアルドヴィチ・スタホフスキーSergiy Stakhovsky, ウクライナ語: Сергій Едуардович Стаховський, 1986年1月6日 - )は、ウクライナキエフ出身の元男子プロテニス選手。ATPツアーでシングルス4勝、ダブルス4勝を挙げた。ATPランキング自己最高位はシングルス31位、ダブルス33位。身長193cm、体重80kg。右利き、バックハンド・ストロークは片手打ち。日本語では「セルギー・スタホフスキー」や「セルゲイ・スタコウスキー」などの表記も見られる。

2013年ウィンブルドン選手権2回戦でロジャー・フェデラーを破った選手として知られる。

選手経歴

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ジュニア時代

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6歳からテニスを始める。

2003年 プロ転向

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17歳でプロに転向。2003年のプロ転向後から約5年間は、主にATPツアー下部大会であるフューチャーズ大会やチャレンジャー大会を回るも、2度の準優勝が最高成績であった。

2008年 ツアー初優勝

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2008年2月にPBZザグレブ・インドアでは、ラッキールーザーから本戦の決勝まで進む。決勝では第1シードのイワン・リュビチッチに7-5, 6-4で勝利し、ツアー初タイトルを獲得。同年のウィンブルドン選手権では、4大大会の予選7度目の挑戦にして初めて本戦に出場を果たすも、1回戦でダビド・フェレールを相手に途中棄権。8月にはスペインセゴビアで行われたATPチャレンジャーツアーの大会で優勝し、同月にランキングトップ100位入りを果たす。

2009年 ツアー2勝目

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2009年全仏オープンでのセルジー・スタホフスキー

2009年全仏オープンで4大大会で自身初の2回戦に進むもノバク・ジョコビッチにストレートで敗退している。同年11月のサンクトペテルブルク・オープンでは、決勝でオラシオ・セバジョスを破りツアー2勝目を挙げた。

2010年 ツアー4勝目

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2010年は、6月のウィンブルドン選手権の前哨戦ユニセフ・オープンと、8月にパイロット・ペン・テニスで行われた大会の2大会で優勝するなどし、シングルスランキングでは自己最高の31位を記録している。

2013年 フェデラー撃破

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2013年全仏オープン1回戦のリシャール・ガスケ戦では、審判の判定に不服としてボールの落ちた場所をスマートフォンで撮影し罰則を受けた[要出典]ウィンブルドン選手権では、シングルス2回戦で第3シードのロジャー・フェデラーを6-7(5), 7-6(5), 7-5, 7-6(5)で破り、フェデラーのグランドスラム大会連続準々決勝進出記録を止めた[1]。しかし続く3回戦でユルゲン・メルツァーに敗退している。

2017年ウィンブルドン選手権でのセルジー・スタホフスキー

2022年 引退

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2022年1月、全豪オープンの予選1回戦敗退後に19年間のプロテニス選手引退を表明した[2]。引退後は家族とドバイで休息していたが、3月のロシアのウクライナ侵攻により、妻子を残しウクライナに帰国。ウクライナ軍の予備役に登録した[3]。現在はキーウでパトロール任務を行っているとフェイスブックで発信した[4][5]

ATPツアー決勝進出結果

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シングルス: 4回 (4勝0敗)

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大会カテゴリ
グランドスラム (0–0)
ATPファイナルズ (0–0)
ATPツアー・マスターズ1000 (0–0)
ATPツアー500 (0–0)
ATPツアー250 (4–0)
サーフェス別タイトル
ハード (3–0)
クレー (0–0)
芝 (1–0)
カーペット (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2008年3月2日 クロアチアの旗 ザグレブ ハード (室内) クロアチアの旗 イワン・リュビチッチ 7–5, 6–4
優勝 2. 2009年11月1日 ロシアの旗 サンクトペテルブルク ハード (室内) アルゼンチンの旗 オラシオ・セバジョス 2–6, 7–6(8), 7–6(7)
優勝 3. 2010年6月27日 オランダの旗 スヘルトーヘンボス セルビアの旗 ヤンコ・ティプサレビッチ 6–3, 6–0
優勝 4. 2010年8月28日 アメリカ合衆国の旗 ニューヘイブン ハード ウズベキスタンの旗 デニス・イストミン 3–6, 6–3, 6–4

ダブルス: 3回 (3勝0敗)

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結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2008年10月6日 ロシアの旗 モスクワ ハード (室内) イタリアの旗 ポティート・スタラーチェ オーストラリアの旗 ステファン・フース
イギリスの旗 ロス・ハッチンス
7–6(4), 2–6, [10–6]
優勝 2. 2010年6月13日 ドイツの旗 ハレ ロシアの旗 ミハイル・ユージニー チェコの旗 マルティン・ダム
スロバキアの旗 フィリップ・ポラーシェク
4–6, 7–5, [10–7]
優勝 3. 2011年2月26日 アラブ首長国連邦の旗 ドバイ ハード ロシアの旗 ミハイル・ユージニー スペインの旗 フェリシアーノ・ロペス
フランスの旗 ジェレミー・シャルディー
4–6, 6–3, [10–3]

成績

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略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

シングルス

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グランドスラム大会

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大会 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 通算成績
全豪オープン LQ LQ 1R 1R 3R 2R 1R 1R 2R 1R A LQ 4–8
全仏オープン LQ LQ 2R 1R 3R 2R 1R 1R 2R LQ 2R 2R 7–9
ウィンブルドン選手権 LQ 1R LQ 1R 2R 1R 3R 3R 1R 2R 2R 2R 8–10
全米オープン LQ LQ 1R 3R 1R 1R 1R 1R 3R 2R LQ LQ 5–8

大会最高成績

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大会 成績
ATPファイナルズ A 出場なし
インディアンウェルズ 2R 2009, 2010, 2012, 2014, 2015
マイアミ 3R 2010
モンテカルロ 2R 2015
マドリード 3R 2011
ローマ 2R 2011
カナダ 2R 2010, 2011, 2015
シンシナティ 1R 2010, 2011, 2012, 2015
上海 1R 2010
パリ 2R 2010, 2011
オリンピック 1R 2012
デビスカップ WG1 2021
ATPカップ A 出場なし

脚注

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外部リンク

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