スカイツリートレイン
スカイツリートレイン | |
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634型「スカイツリートレイン」 | |
概要 | |
種類 | 特別急行列車 |
地域 | 東京都・埼玉県・千葉県・群馬県・栃木県・福島県 |
運行開始 | 2012年11月29日 |
運行終了 | 2017年4月16日(定期運行) |
後継 | 特急「リバティ会津」「アーバンパークライナー」 |
運営者 |
東武鉄道 野岩鉄道 会津鉄道 |
路線 | |
起点 | 浅草駅 |
終点 | 大宮駅・太田駅・新栃木駅・東武日光駅・鬼怒川温泉駅・会津田島駅 |
使用路線 |
東武鉄道:伊勢崎線・野田線(大宮駅発着のみ)・日光線・鬼怒川線(鬼怒川温泉・会津田島駅発着のみ) 野岩鉄道:会津鬼怒川線(会津田島駅発着のみ) 会津鉄道:会津線(会津田島駅発着のみ) |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
技術 | |
車両 | 634型電車(東武鉄道) |
軌間 | 1,067mm |
電化 | 直流1,500V |
スカイツリートレインは、東武鉄道が保有する展望型車両の634型電車の車両愛称、および同車を使用して運行される臨時特急列車の列車愛称である。
2012年11月29日より2017年4月16日までは、臨時列車扱いであるものの毎土休日を中心に定期的な運行が行われていた(運行概況を参照)。それ以後、同車両は主に団体専用列車として運行されているが、多客期においては臨時特急列車としても運行されている。
運行概況
「東武沿線からスカイツリーへ」、「スカイツリーから日光・鬼怒川へ」をコンセプトに、総合車両製作所で6050系の6177編成と6178編成の2編成を展望車として改造した東武634型電車(とうぶむさしけいでんしゃ)「スカイツリートレイン」は、東武トラベル主催の日帰りツアーの団体専用列車として2012年(平成24年)10月27日に浅草駅 - 東武日光駅間で初運行された。以降同年11月の土休日まで団体専用として同区間を運行していたが、同年11月29日と30日、12月の土曜日・日曜日・祝日から臨時特急列車として運行され[1]、同年の年末年始(元日を除く)にも運行された[2]。
2016年8月時点で、土曜日は太田 - 浅草間の上り1本、大宮 - 浅草間の上り1本(4号のみ)、浅草 - 鬼怒川温泉間の下り1本(1号のみ)、浅草 - 新栃木間の下り1本、日曜日は浅草 - 鬼怒川温泉間の1往復、東武日光 - 浅草間の上り1本、浅草 - 新栃木間の下り1本で運行される。祝日はどちらかのダイヤで運行される。
2017年4月16日をもって定期的な運行を終了し、以後は主に団体専用列車での運用となった。
2018年5月5日から6月29日にかけて、浅草 - 東武日光間で上り1本(51号)が、7月と8月にも同区間で1往復(下り91号、上り99号)が臨時運行されており[3]、その後も散発的ではあるものの、臨時特急列車として運行されている。
停車駅
2017年運行時までの停車駅を以下に記す。基本的にりょうもう、きりふり、南会津、しもつけに準じている。
- 太田発便
- 太田駅 → 足利市駅 → 館林駅 → 羽生駅 → 加須駅 → 久喜駅 → 東武動物公園駅 → 北千住駅 → とうきょうスカイツリー駅 → 浅草駅
- 大宮発便
- 大宮駅 → 春日部駅 → 北千住駅 → とうきょうスカイツリー駅 → 浅草駅
- 鬼怒川線・会津鉄道発着便
- 浅草駅 - とうきょうスカイツリー駅 - 北千住駅 - 春日部駅 - 栃木駅 - 新栃木駅 - 新鹿沼駅 - 下今市駅 - 新高徳駅 - 鬼怒川温泉駅 - 鬼怒川公園駅 - 新藤原駅 - 川治湯元駅 - 湯西川温泉駅 - 上三依塩原温泉口駅 - 会津高原尾瀬口駅 - 会津田島駅
- 日光線発着便
- 浅草駅 - とうきょうスカイツリー駅 - 北千住駅 - 春日部駅 - 栃木駅 - 新栃木駅 - 新鹿沼駅 - 下今市駅 - 東武日光駅
- 全駅乗降口が1・3号車に限られ、2・4号車では降車できないと車内のドアにステッカーで案内されている。
使用車両
東武634型電車「スカイツリートレイン」(2両×2編成)計4両。外観は青空をイメージしたデザインと、朝焼けをイメージしたデザインの2種類。詳細は東武6050系電車#634型「スカイツリートレイン」を参照。
スカイツリートレイン | ||||||||||||
← 日光・鬼怒川・太田・大宮 浅草 →
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運転日
2012年10月・11月までは団体専用列車として、同年11月29日・30日と12月以降の土休日に臨時特急列車として運行。平日は運行しないため貸切も可能であった。
2013年5月22日は、東京スカイツリータウン開業1周年を記念し、とうきょうスカイツリー駅 → 浅草駅間を片道5本運行。
車両検査時は運休となり、2号・4号以外の列車は300系・350系による「きりふり」・「ゆのさと」の代走が行われた。
例年3月22日〜4月2日までの12日間、浅草駅→とうきょうスカイツリー駅間で「隅田川橋梁 サクラトレイン」を片道4本運行している。なお、2024年は3月20日〜3月31日までの12日間になっている。乗車券のみで乗車可能で、満開の桜をゆっくり楽しめるように隅田川橋梁では速度を落として走行する。
繁忙期を中心に野岩鉄道の臨時普通列車としても運行されている
料金制度
設定上の大人普通特急料金(小児半額、端数は10円単位で切り上げ)。2019年10月1日改定。
キロ程 | 特急料金 |
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- 40 | 520 |
41 - 60 | 950 |
61 - 120 | 1,250 |
121 - | 1,470 |
野岩鉄道 | 380 |
会津鉄道 | 310 |
全列車が座席指定席制を採用しており、「スペーシア」の土休日料金と同額に設定されている。「午後割」「夜割」の制度は当初より設けられていない。2015年8月8日より、当時定期的に運行されていた大宮 - 北千住・とうきょうスカイツリー・浅草間の特急料金が40kmまでの料金(当時は510円)に値下げされていた。
なお、他の特急とは違い自動券売機やインターネット予約では発売されていなかったため、予め東武線各駅の有人窓口や東武トラベルなどの旅行代理店で購入が必要であった。
他の特急列車は、とうきょうスカイツリー駅→浅草間の乗車に限り特急料金不要で乗車できる措置がとられているが、2017年4月までは当列車は適用外であったものの、2018年5月5日からの臨時運行より特急料金不要で乗車できるように規約改定された。
歴史
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)4月16日 - 定期運行終了[9]。
- 2018年(平成30年)
- 2019年(令和元年)6月15日 - 東武宇都宮線無料乗車デーの一環として栃木 - 東武宇都宮間で3往復運転。
- 2023年
その他
- 634型電車がデビューする2年半前、350系電車の353編成で2010年4月24日から2010年8月まで「スカイツリートレイン」として運行されていた。これは車内に東京スカイツリーの写真等を展示しているものであり、前面や側面にもラッピングが施されていた。運行初日の「ゆのさと」275号のみ特別ヘッドマークを取り付けての運行であったが、車両不具合のため浅草発はラッピング無しの351編成で運転され、新栃木駅で353編成と車両交換を行った。
- 2012年12月22日から24日までの3日間、東京スカイツリーで開催された"LIGHT ART ENTERTAINMENT 2012"のクリスマスイベントの一環として、「スカイツリートレイン」1号の春日部駅からと同8号の栃木駅から乗車した乗客に車内コンシェルジュより、東京スカイツリーオリジナルピンバッジがプレゼントされた[15]。また、車内は"TOKYO SKYTREE Dream Christmas 2012"のポスターが貼られ、車窓にはソラカラちゃんたちのクリスマスデザインされた白いステッカーも貼られていた[15]。さらにイベントステージにはクリスマスツリーも飾られていた。
脚注
- ^ “634型“スカイツリートレイン” 臨時特急で運行”. 鉄道ホビダス (2012年10月22日). 2012年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月3日閲覧。
- ^ “東武鉄道、634型スカイツリートレインを使用した年末年始向け列車を設定”. レスポンス(Response.jp) (2012年12月18日). 2022年5月3日閲覧。
- ^ a b “臨時特急“スカイツリートレイン”運転”. 鉄道ファン・railf.jp (2018年5月6日). 2022年5月3日閲覧。
- ^ “東武鉄道特急『スカイツリートレイン』が会津鉄道に乗り入れ開始”. 会津鉄道. 2017年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月3日閲覧。
- ^ “展望車両634むさし型「スカイツリートレイン」が「スカイツリートレイン南会津号」として野岩線・会津線へ乗り入れを開始!” (PDF). 東武鉄道 (2013年3月27日). 2013年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月3日閲覧。
- ^ “展望車両634型「スカイツリートレイン」が臨時列車として5/22(水)限定でとうきょうスカイツリー駅~浅草駅間を運転!!” (PDF). 東武鉄道 (2013年5月15日). 2016年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月3日閲覧。
- ^ “8月8日(土)から 大宮発浅草行き 臨時特急「スカイツリートレイン」増発!” (PDF). 東武鉄道 (2015年7月27日). 2016年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月3日閲覧。
- ^ “9月26日(土)よりスカイツリートレインの運行を再開いたします” (PDF). 東武鉄道 (2015年9月24日). 2015年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月3日閲覧。ただし「スカイツリートレイン南会津」の記載なし。
- ^ “スカイツリートレイン 運転日&時刻表” (PDF). 東武鉄道 (2017年3月9日). 2017年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月3日閲覧。
- ^ “2023年4月11日 東武鉄道634型(スカイツリートレイン)運転のお知らせ”. 野岩鉄道 (2023年4月11日). 2024年1月19日閲覧。
- ^ “2023年7月3日 東武鉄道634型(スカイツリートレイン)運転のお知らせ”. 野岩鉄道 (2023年7月3日). 2024年1月19日閲覧。
- ^ “2023年7月4日 会津田島祇園祭にお出かけのお客様向けに臨時列車を運行します。”. 野岩鉄道 (2023年7月4日). 2024年1月19日閲覧。
- ^ “2023年7月13日 会津田島方面にお出かけのお客様向けに臨時列車を運転します”. 野岩鉄道 (2023年7月13日). 2024年1月19日閲覧。
- ^ “2023年12月15日 年末年始に臨時列車を運転します。”. 野岩鉄道 (2023年12月15日). 2024年1月19日閲覧。
- ^ a b “展望車両634型「スカイツリートレイン」でクリスマスプレゼント企画”. すみだ経済新聞 (2012年12月21日). 2022年5月3日閲覧。
関連項目
外部リンク
- スカイツリートレインのご紹介 - ウェイバックマシン(2012年10月9日アーカイブ分) - 東武鉄道