ジョージ・エジャートン (第2代エルズミア伯爵)
第2代エルズミア伯爵ジョージ・グランヴィル・フランシス・エジャートン（George Granville Francis Egerton, 2nd Earl of Ellesmere FRS、1823年6月15日 – 1862年9月19日）は、イギリスの貴族、政治家。エジャートン家出身であり、庶民院議員を務めた[1]。1846年から1857年までブラックリー子爵の儀礼称号を使用した[1]。
生涯
[編集]初代エルズミア伯爵フランシス・エジャートンと妻ハリエット・キャサリン（1800年1月1日 – 1866年4月17日、チャールズ・グレヴィルの娘）の息子として、1823年6月15日にメイフェアのアルベマール・ストリートで生まれた[1]。1841年5月26日、オックスフォード大学クライスト・チャーチに入学した[2]。1843年4月27日、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに入学した[3]。
1841年7月にコルネット（騎兵少尉）としてランカスター公所有ヨーマンリー連隊に入隊した後[3]、1846年4月10日に大尉[4]、1857年9月25日に中佐に昇進した[5]。
1847年イギリス総選挙で保守党候補としてノース・スタッフォードシャー選挙区から出馬、4,076票（得票数2位）で庶民院議員に当選した[6]。1851年2月にチルターン・ハンドレッズ執事に任命される形で議員を辞任した[7]。
1857年2月18日に父が死去すると、エルズミア伯爵位を継承した[1]。保守党のカールトン・クラブに加入していたが、貴族院で自由党内閣である第2次パーマストン子爵内閣を支持した[1]。
1860年12月6日、王立協会フェローに選出された[8]。1862年に大英博物館理事（Harleian Trustee）に就任した[1]。
1862年9月19日にファイフ州バルバーニーで死去、息子フランシス・チャールズ・グランヴィルが爵位を継承した[1]。
家族
[編集]1846年4月29日、メアリー・ルイーザ・キャンベル（Mary Louisa Campbell、1825年1月7日 – 1916年11月24日、初代コーダー伯爵ジョン・キャンベルの娘）と結婚[1]、2男をもうけた[9]。
- フランシス・チャールズ・グランヴィル（1847年4月5日 – 1914年7月13日） - 第3代エルズミア伯爵[1]
- アルフレッド・ジョン・フランシス（1854年2月6日 – 1890年9月25日） - 庶民院議員。1881年4月28日、イザベラ・コリザンド・ガートルード・ゴージェス（Isabella Corisande Gertrude Gorges、1910年4月22日没、ハミルトン・ゴージェスの娘）と結婚、子供なし[9]
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i Cokayne, George Edward; Gibbs, Vicary; Doubleday, H. Arthur, eds. (1926). The Complete Peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (Eardley of Spalding to Goojerat) (英語). Vol. 5 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press. pp. 55–56.
- ^ Foster, Joseph (1888–1892). . Alumni Oxonienses: the Members of the University of Oxford, 1715–1886 (英語). Vol. 2. Oxford: Parker and Co. p. 415. ウィキソースより。
- ^ a b "Egerton, George Granville Francis. (EGRN843GG)". A Cambridge Alumni Database (英語). University of Cambridge.
- ^ "No. 20610". The London Gazette (英語). 2 June 1846. p. 2029.
- ^ "No. 22048". The London Gazette (英語). 6 October 1857. p. 3327.
- ^ Craig, F. W. S. (1989) [1977]. British parliamentary election results 1832–1885 (英語) (2nd ed.). Chichester: Parliamentary Research Services. p. 456. ISBN 0-900178-26-4。
- ^ "No. 21185". The London Gazette (英語). 25 February 1851. p. 488.
- ^ "Egerton; George Granville Francis (1823 - 1862); 2nd Earl of Ellesmere". Record (英語). The Royal Society. 2024年8月11日閲覧。
- ^ a b Burke, Sir Bernard; Burke, Ashworth Peter, eds. (1934). A Genealogical and Heraldic History of the Peerage and Baronetage, The Privy Council, and Knightage (英語). Vol. 1 (92nd ed.). London: Burke's Peerage, Ltd. p. 896.
外部リンク
[編集]- Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by Viscount Brackley
| グレートブリテンおよびアイルランド連合王国議会 | ||
|---|---|---|
| 先代 ジェス・デイヴィッド・ワッツ＝ラッセル チャールズ・アダーリー |
庶民院議員（ノース・スタッフォードシャー選挙区選出） 1847年 – 1851年 同職：チャールズ・アダーリー |
次代 スミス・チャイルド チャールズ・アダーリー |
| イギリスの爵位 | ||
| 先代 フランシス・エジャートン |
エルズミア伯爵 1857年 – 1862年 |
次代 フランシス・エジャートン |
| 全般 | |
|---|---|
| 国立図書館 | |
