ジョヴァンナ・フラテリーニ
ジョヴァンナ・フラテリーニ Giovanna Fratellini | |
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自画像 | |
生誕 |
1666年10月27日 フィレンツェ |
死没 |
1731年4月18日 (64歳没) フィレンツェ |
ジョヴァンナ・フラテリーニ(Giovanna Fratellini、結婚前の名前はGiovanna Marmocchini Cortesi、1666年10月27日 - 1731年4月18日)は、イタリアの画家。フィレンツェなどで働き、肖像画を描いた。
略歴
[編集]フィレンツェの名家に生まれた。トスカーナ大公フェルディナンド2世・デ・メディチの公妃、ヴィットーリア・デッラ・ローヴェレに仕える女官になった。公妃の支援で芸術を学び[1]、画家のガッビアーニ(Anton Domenico Gabbiani)らに学んだ[2]。宮廷で音楽や絵画を学び、油彩やパステル画、エナメルミニアチュールなどを描いた[3]。肖像画を得意としたが、神話を題材にした作品なども描いた[4]。
18歳になった1684年にジョヴァンニ・フラテリーニ(Giovanni Fratellini)と結婚し、1690年に息子が生まれた[5] 。
シエーナのトスカーナ大公子妃、ヴィオランテ・ベアトリーチェ・ディ・バヴィエーラに依頼されて宮廷の多くの女性も描いた。トスカーナ大公妃に命じられて、ボローニャに送られ、大公妃の義理の妹、マリア・クレメンティナ・ソビエスカ(追放されたイングランドの老僭王ジェームズ・フランシス・ステュアートの妃)の肖像画も描いた。またヴェネツィアに旅し、ヴィオランテ・ベアトリーチェの親族の肖像画も描いた[3]。
ヴェネツィア滞在中に、ヴェネツィア出身の肖像画家で後にヨーロッパで高い人気を得た、ロザルバ・カッリエーラ(1675-1757)と会ったとされている。同時代のイタリアの女性肖像画家としてフラテリーニとカッリエーラは比較されることになる[3]。
1706年にフィレンツェの絵画アカデミーに入会し、1710年に正会員に選ばれた[2]。フィレンチェ生まれの女性画家、マリア・マダレーナ・バルダッチ(Maria Maddalena Baldacci: 1718–1782)やヴィオランテ・ベアトリーチェ・シリエ(1709-1783)を指導した。
作品
[編集]-
ヴィオランテ・ベアトリーチェ・ディ・バヴィエーラ(1720)
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ヴィオランテ・ベアトリーチェ・ディ・バヴィエーラ
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Isabella Medici
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Eleonora Luisa Gonzaga(グアスタッラ公の娘)
参考文献
[編集]- ^ “Biography of FRATELLINI, Giovanna in the Web Gallery of Art”. www.wga.hu. 2019年3月4日閲覧。
- ^ a b Miller, Nancy Bea (2013年6月3日). “Women in the Act of Painting: Giovanna gentilissima”. Women in the Act of Painting. 2021年7月27日閲覧。
- ^ a b c Jeffares, Neil, "Louis Vigée", Dictionary of pastellists before 1800, London, 2006; online edition [1], accessed/update 01-24-2014/12-01-2013.
- ^ “Answers - The Most Trusted Place for Answering Life's Questions” (英語). Answers. 2021年7月27日閲覧。
- ^ Fortune, Jane, and Linda Falcone. Invisible Women:. Florence: Florentine, 2010. Print.
関連文献
[編集]- An Enamelled Portrait by Giovanna Fratellini, Marvin Chauncey Ross. The Burlington Magazine for Connoisseurs, Vol. 89, No. 536 (Nov., 1947), pp. 314+316-317
- Grove Encyclopedia of Art, abstract.
- Seeing Ourselves: Women's Self-Portraits, Frances Borzello, p. 62.