ジョン・ベアリング (第7代アシュバートン男爵)
第7代アシュバートン男爵 ジョン・ベアリング John Baring 7th Baron Ashburton | |
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2006年6月19日のガーターセレモニーの際のアシュバートン卿 | |
生年月日 | 1928年11月2日 |
没年月日 | 2020年10月6日(91歳没) |
出身校 | オックスフォード大学トリニティ・カレッジ |
前職 |
ベアリングス銀行社長 BP社長 |
称号 | 第7代アシュバートン男爵、ガーター勲章勲爵士(KG)、ロイヤル・ヴィクトリア勲章ナイト・コマンダー(KCVO) |
親族 |
ウィリアム・ハーコート(曾祖父) 初代ハーコート子爵(祖父) 第6代アシュバートン男爵(父) |
貴族院議員 | |
在任期間 | 1991年6月12日 - 1999年11月11日[1] |
第7代アシュバートン男爵ジョン・フランシス・ハーコート・ベアリング(英: John Francis Harcourt Baring, 7th Baron Ashburton, KG, KCVO, DL、1928年11月2日 - 2020年10月6日[2])は、イギリスの銀行家、実業家、貴族、政治家。
経歴
[編集]1928年11月2日、第6代アシュバートン男爵アレクサンダー・ベアリングとその妻ドリス・メアリー(初代ハーコート子爵ルイス・ヴァーノン・ハーコートの娘)の間の長男として誕生[3]。
イートン校を経て、オックスフォード大学トリニティ・カレッジへ進学[4]。
1964年から1977年までトラフォード・パーク・エステーテス(Trafford Park Estates)の取締役、1964年から1982年までロイヤル・インシュランスの取締役、1967年から1979年までパイ・ホールディングス(Pye Holdings)の取締役を務めた[4]。
1974年から1989年までベアリング家一族経営のベアリングス銀行の社長を務めた[4]。また1981年から1984年にかけてはダンロップ・ホールディングスの取締役を務める[4]。1982年から1992年にかけてはBPの取締役、さらに1992年から1995年にかけてはBP社長を務めた[4]。マーガレット・サッチャー首相とは親しい友人であった[5]。
1983年から1991年にかけてはイングランド銀行理事を務めた[4]。
1991年6月12日に父の死去により第7代アシュバートン男爵位を継承し、貴族院議員に列し、1999年11月11日の貴族院改革まで務めた[1][注釈 1]。
1994年4月23日に女王エリザベス2世よりガーター騎士団(勲章)ナイト(KG)に叙せられる[7]。
栄典
[編集]爵位
[編集]- デヴォン州におけるアシュバートンの第7代アシュバートン男爵 (7th Baron Ashburton, of Ashburton in the County of Devon)
勲章
[編集]- 1990年、ロイヤル・ヴィクトリア勲章ナイト・コマンダー(KCVO)[4]
- 1994年4月23日、ガーター騎士団(勲章)ナイト(KG)[7]
その他
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b UK Parliament. “Mr John Baring” (英語). HANSARD 1803–2005. 2014年10月17日閲覧。
- ^ “ASHBURTON” (英語). Telegraph Announcements 2020年10月12日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “Alexander Francis St. Vincent Baring, 6th Baron Ashburton” (英語). thepeerage.com. 2014年10月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h Lundy, Darryl. “John Francis Harcourt Baring, 7th Baron Ashburton” (英語). thepeerage.com. 2014年10月17日閲覧。
- ^ リーソン(1997) p.36
- ^ 田中(2009) p.229/241
- ^ a b "No. 53654". The London Gazette (英語). 26 April 1994. p. 6173.
- ^ Heraldic Media Limited. “Ashburton, Baron (UK, 1835)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2015年11月1日閲覧。
参考文献
[編集]- 田中嘉彦「英国ブレア政権下の貴族院改革 : 第二院の構成と機能」『一橋法学』第8巻第1号、一橋大学大学院法学研究科、2009年3月、221-302頁、doi:10.15057/17144、ISSN 13470388、NAID 110007620135。
- ニック・リーソン 著、戸田浩之 訳『私がベアリングス銀行をつぶした』新潮社、1997年(平成10年)。ISBN 978-4105346010。
外部リンク
[編集]- Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by Mr John Baring
イギリスの爵位 | ||
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