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ジョン・アッシュベリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
John Ashbery
ジョン・アッシュベリー
ジョン・アッシュベリー(2010) 
誕生 John Lawrence Ashbery
(1927-07-28) 1927年7月28日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ロチェスター
死没 2017年9月3日(2017-09-03)(90歳没)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州 コロンビア郡
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
最終学歴 ハーバード大学
コロンビア大学
活動期間 1949–2017
文学活動 シュルレアリスム, ニューヨーク・スクール, ポストモダン
署名
ウィキポータル 文学
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ジョン・アッシュベリーJohn Ashbery1927年7月28日 - 2017年9月3日[1])は、アメリカ詩人ニューヨーク州ロチェスター出身。ジョン・アシュベリーとも表記される。2008年までバード大学の教授を務めた。

人物像

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20冊以上の詩集を出版しピューリッツァー賞 詩部門全米批評家協会賞全米図書賞等ジャンル内の主要賞全てを受賞。他にも各大学で教鞭をとりアメリカ詩選集(1998年版)の編集を任された。これらのことから現代のアメリカを代表する詩人との評価もある。しかし自動供述のような、または前衛的な作風から長年文学界での評価は二分している。 前衛的ではあるものの、まるで読者を寄せ付けない、ということではなく、アッシュベリーの詩で一貫しているのは、「詩で何かを言うつもりがない」ことである。例えば音楽は、聴衆に何かを主張しない。アッシュベリーの詩にあるのも、音楽のように読者を曲(詩)の最後まで牽引する「力」である(ただし、押韻やリズム、強弱など、原文で読んだ場合にこそその力を感じる)。そのための詩の技術は色々使っているが、意味内容的には複数の人がそれぞれしゃべっているふうである。また、パントゥムやセスティナといった伝統的かつ複雑な詩型を取り込むことで、普段自分が使わない言葉が出てくることに期待したり、詩というものについて常に挑戦的かつ実験的であることが特徴である。

主な作品

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詩集

Collections

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邦訳

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  • 『波ひとつ』佐藤紘彰訳 書肆山田, 1991
  • 『ジョン・アッシュベリー詩集』大岡信,飯野友幸訳 思潮社 1993 アメリカ現代詩共同訳詩シリーズ
  • 『アメリカ名詩選』亀井俊介,川本皓嗣編 岩波書店 1993
  • 『アメリカの詩を読む』川本皓嗣岩波書店 1998 岩波セミナーブックス75

出典

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  1. ^ John Ashbery, a Singular Poet Whose Influence Was Broad, Dies at 90 ニューヨーク・タイムズ
  2. ^ National Book Awards – 1976”. National Book Foundation. 2019年9月6日閲覧。
  3. ^ NPR interview with Ashbery about his collection Where Shall I Wander - including poem audio. March 19, 2005

参考文献

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  • Poets.org 数編の詩、本人による詩朗読など。(英語)
  • 『ジョン・アッシュベリー「可能性への讃歌」の詩』飯野友幸研究社 2005

関連項目

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外部リンク

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  • EPC 一部の詩、作品リスト、インタビュー、プロフィール、写真 (英語)
  • 作品リスト (英語)