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ジャン・レストゥー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャン・レストゥー
Jean Restout
生誕 1692年3月26日
フランス王国ルーアン
死没 1768年1月1日
フランス王国パリ
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ジャン・レストゥー(Jean Restout、1692年3月26日 - 1768年1月1日)はフランスロココ期の画家である。同名の画家の父親と区別するために、ジャン・レストゥー2世(Jean II Restout)とも呼ばれる。

略歴

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ルーアンで生まれた。祖父のマルク・レストゥー (1616-1684) はカーン出身の画家で、同名の父親 (Jean Ier Restout:1666-1702)には、 Eustache Restout (1655-1743)、Jacques Restout (1650-1701)、Thomas Restout (1671-1754)といった画家になった兄がいた。母親も画家ジャン・ジュヴネ(Jean Jouvenet)の妹で、画家でもあった。

両親や伯父たちから絵画を学び、特に18世紀初めの宗教画の分野で評価の高い伯父のジャック・レストゥーからの指導を受けた。また、ニコラ・ド・ラルジリエールからも指導を受けた。1717年にローマ賞を受賞したが、ローマへの留学の資格は行使せず、パリで修行を続けた。1720年に王立絵画彫刻アカデミーの会員に選ばれ、1730年に准教授、1734年に教授となり、1760年にはアカデミーの学長に就任した。

1720年に画家、クロード=ギー・アレの娘で、画家のノエル・アレ(1711-1781)の姉と結婚した。この結婚から生まれたジャン=ベルナール・レストゥー(Jean-Bernard Restout:1732-1797)も画家になり、ローマ賞を受賞した。

レストゥーの教えた画家

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1730年にパリにスタジオを設立し、弟子の育成を行ったジャン・レストゥーは、義理の弟であるノエル・アレ(1711-1781)への指導も行った。その他にも、数多くの画家たちに教えを施した。主要な指導を受けた画家は以下の通りである。

作品

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参考文献

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  • Essai sur les principes de la peinture, éd. Arthur-Richard-Rouxelin de Formigny de la Londe, Caen, Hardel, 1863
  • Jean Messelet, Jean Restout (1692-1768), dans Revue de l'art français ancien et moderne, 1935-1937, tome 19, p. 99-137 (lire en ligne) [archive]
  • Catalogue de l'œuvre de Jean Restout, dans Revue de l'art français ancien et moderne, 1935-1937, tome 19, p. 138-181 (lire en ligne) [archive]
  • Chronologie des œuvres de Jean Restout, dans Revue de l'art français ancien et moderne, 1935-1937, tome 19, p. 182-188 (lire en ligne) [archive]
  • Pierre Rosenberg et Antoine Schnapper, Jean Restout (1692-1768) : Musée des beaux-arts de Rouen, juin-septembre 1970, Rouen, musée des beaux-arts de Rouen, 1970, 232 p.
  • Christine Gouzi, Jean Restout, 1692-1768 : peintre d’histoire à Paris, Paris, Arthéna, Association pour la diffusion de l’histoire de l'art, 2000 (ISBN 2-903239-27-4)
  • Christine Gouzi, Philippe Luez, Nicolas Lyon-Caen, Jean Restout et les miracles de Saint-Médard, Montigny-le-Bretonneux, Yvelinédition, 2013.