ジャン=ピエール・セール
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ジャン=ピエール・セール Jean-Pierre Serre | |
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ジャン=ピエール・セール(2003) | |
生誕 |
1926年9月15日(98歳) フランス共和国・ピレネー=オリアンタル県バージュ |
居住 | フランス |
国籍 | フランス |
研究分野 | 数学 |
研究機関 |
フランス国立科学研究センター コレージュ・ド・フランス |
出身校 |
パリ高等師範学校 パリ第4大学 |
博士課程 指導教員 | アンリ・カルタン |
博士課程 指導学生 |
ミシェル・ブルーエ John Labute ジャン=マルク・フォンテーヌ |
主な受賞歴 |
フィールズ賞(1954年) バルザン賞(1985年) スティール賞(1995年) ウルフ賞数学部門(2000年) アーベル賞(2003年) |
プロジェクト:人物伝 |
ジャン=ピエール・セール(フランス語: Jean-Pierre Serre, フランス語: [sɛʁ]、1926年9月15日 - )は、フランスの数学者。ブルバキのメンバー。
略歴
[編集]1948年、パリ高等師範学校卒業。1951年にパリ第4大学パリ・ソルボンヌで博士号を取得。アンリ・カルタンに学び、はじめは複素解析や代数トポロジーを研究した。
28歳(最年少)でフィールズ賞を受賞。その後代数幾何学に傾倒していき、グロタンディークに多くの示唆を与え、SGA4&5で作成された道具がヴェイユ予想に大きく貢献した。1956年にコレージュ・ド・フランス代数と幾何学講座教授就任。1994年にコレージュ・ド・フランス名誉教授。
業績として代数トポロジーにおけるスペクトル系列を発展させた(Leray–Serreのスペクトル系列)。SerreのC理論による球面のホモトピー群の研究。GAGA (Géométrie Algébrique et Géométrie Analytique) で代数幾何において複素解析幾何学的手法を導入し、大きな成功を収めた。FAC (Faisceaux algébriques cohérents)を発表し、代数的連接層を構築。層の言葉とホモロジーを用いて代数幾何学、可換環論の書き直し、層係数コホモロジーを構成した。整数論における l 進表現論において、楕円曲線、L関数、モジュラー形式、アーベル多様体などに応用し多くの成果をあげた。p 進モジュラー形式の理論の構成、類体論への貢献、代数的K-理論への貢献。アーベル多様体に関するSerre–Tate理論[1]。その他にリー群などにも業績がある。
日本語訳著作
[編集]- 『数論講義』 岩波書店
- 『ガロア理論特論』 トッパン
- 『有限群の線型表現』 岩波書店
- 『楕円曲線と-進表現』 ピアソン・エデュケーション
受賞歴
[編集]脚注
[編集]- ^ “The Work of John Tate”. arxiv.org. arXiv. 2020年12月17日閲覧。