ジェームズ・アーサー
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ジェームズ・アーサー | |
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生誕 |
1944年5月18日(80歳) カナダ オンタリオ州ハミルトン |
国籍 | カナダ |
研究分野 | 数学 |
研究機関 |
イェール大学 デューク大学 トロント大学 |
出身校 |
トロント大学 イェール大学 |
博士論文 | Analysis of Tempered Distributions on Semisimple Lie Groups of Real Rank One (1970) |
博士課程 指導教員 | ロバート・ラングランズ |
主な業績 |
アーサー・セルバーグ跡公式 アーサー予想 |
主な受賞歴 | ウルフ賞数学部門 (2015年) |
プロジェクト:人物伝 |
ジェームズ・グレイグ・アーサー(James Greig Arthur、1944年5月18日-)[1]は、調和解析を専門とするカナダの数学者であり、アメリカ数学会の元会長である。トロント大学数学科の教授を務める。
経歴
[編集]オンタリオ州ハミルトンで生まれ、トロント大学で1966年に学士号、1967年に修士号、イェール大学で1970年に博士号を取得した。1970年から1976年まで同大学で教鞭をとった。1976年にデューク大学に移籍し、1978年にはトロント大学で教授となった[1]。また1976年から2002年までの間に4度に渡り、プリンストン高等研究所で客員研究員を務めた[2]。
ロバート・ラングランズの弟子であり、セルバーグ跡公式を一般の簡約群に一般化したアーサー・セルバーグ跡公式で知られる。これは、ラングランズ・プログラムの研究に最も重要なツールの1つである。彼はまた、アーサー予想も導入した。
科学アカデミ会員
[編集]1981年にカナダ王立協会フェロー、1992年に王立協会フェローに選ばれた[3][4]。2003年にはアメリカ芸術科学アカデミーの外国人名誉会員に選ばれた[5]。2012年には、アメリカ数学会フェローとなった[6]。
受賞歴
[編集]- ジョン・L・シング賞 (1987年)
- CRM・フィールズ・PIMS賞 (1997年)
- ヘンリー・マーシャル・トーリー・メダル (1997年)
- ヘルツバーグメダル (1999年)
- ウルフ賞数学部門 (2015年)
- スティール賞生涯の業績部門 (2017年)
出典
[編集]- ^ a b “James Greig Arthur”. International Mathematical Union. 15 August 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。25 April 2011閲覧。
- ^ Institute for Advanced Study: A Community of Scholars Archived 2013-01-06 at the Wayback Machine.
- ^ “Search Fellows”. Royal Society of Canada. September 7, 2017閲覧。
- ^ “James Arthur”. Royal Society. April 3, 2018閲覧。
- ^ “Book of Members, 1780-2010: Chapter A”. American Academy of Arts and Sciences. 25 April 2011閲覧。
- ^ “List of Fellows of the American Mathematical Society”. 3 November 2012閲覧。
関連文献
[編集]- Langlands, Robert P. (2001). “The trace formula and its applications: an introduction to the work of James Arthur”. Canadian Mathematical Bulletin 44 (2): 160-209. doi:10.4153/CMB-2001-020-8. ISSN 0008-4395. MR1827854.
外部リンク
[編集]- James Arthur - Mathematics Genealogy Project
- Works of James Arthur at the Clay institute
- Archive of Collected Works of James Arthur at the University of Toronto Department of Mathematics
- Wolf Prizes 2015
- Author profile in the database Zentralblatt MATH