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ジャンプ (ヴァン・ヘイレンの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ジャンプ」
ヴァン・ヘイレンシングル
初出アルバム『1984
リリース
規格 シングル
録音 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ロサンゼルス 5150スタジオ
時間
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
作詞・作曲 エドワード・ヴァン・ヘイレン
アレックス・ヴァン・ヘイレン
デイヴィッド・リー・ロス
マイケル・アンソニー
プロデュース テッド・テンプルマン
チャート最高順位
ヴァン・ヘイレン シングル 年表
Secrets
(1982年)
Jump
(1984年)
I'll Wait
(1984年)
ミュージックビデオ
「Jump」 - YouTube
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ジャンプ」(Jump)は、ヴァン・ヘイレンの6枚目のアルバム『1984』からの先行シングル。1983年12月にリリースされ、バンド初となる全米チャート1位を獲得(5週連続)[1]

概要

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1981年エドワード(エディ)・ヴァン・ヘイレンは既に本曲のキーボードラインとなる部分を含むデモを作っていたが、バンドのメンバーはその曲に共感できず、特にデイヴィッド・リー・ロスとプロデューサーのテッド・テンプルマンは、バンドのサウンドにキーボードを加えることに懐疑的だったため、この時は何も進展がなかった[2][3]。その後、1983年にエディが自宅の裏庭に5150と名付けられたスタジオを建てると、彼は自分が好きなものを何でもレコーディングできるようになった。小さなスタジオに置かれていたオーバーハイムのOB-Xaが、本曲の象徴的なシンセ・リフを生み出している[3]

エディは、アレックス・ヴァン・ヘイレンと作ったベーシックトラックをテンプルマンに聞かせ、テンプルマンはロスにこのトラックの歌詞を書くよう説得した。ロスは、自身の1951年製マーキュリーのスポーツカーの中で、ビルから飛び降り自殺を図った男に関するニュース記事を思い出しながら、歌詞を思いついた[2][3]。テンプルマンは、ロスに「窓から飛び降りろと人を煽るような歌をお前が歌うというアイディアは好きじゃない」と言うと、ロスは「いや、そういう意味じゃない。俺は、勇気を出せと言いたいんだ。チャンスをつかめ。部屋の反対側にいる女の子に踊ろうって声を掛けてみろ。断られることを恐れるな。人生はサイコロを転がすようなものなんだから、必死になって飛んでみろ、ってことなんだよ」と反論している[4]

後年、テンプルマンは「アルバム『1984』は大好きではない。『ホット・フォー・ティーチャー』と『パナマ』は素晴らしいが、未だに『ジャンプ』には惹きつけられない」と語っている[4]

日本では、2009年TBS系ドラマ『MR.BRAIN』のテーマソングに使用された[5]。また、au2007年[6]サッポロビール「麦とホップ The gold」(ただしCM用のオリジナルアレンジ)(2014年[7]サントリーオールフリー」(2019年[8]大和証券グループ2024年[9]など、多くのCMに使用されている。

カヴァー

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出典

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  1. ^ Van Halen - Billboard HOT 100 (singles)
  2. ^ a b Single Stories: Van Halen, "Jump"” (英語). Rhino. 2024年8月30日閲覧。
  3. ^ a b c Golsen, Tyler (2023年7月20日). “The Story Behind The Song: Van Halen's only number one hit, 'Jump'” (英語). Far Out Magazine. 2024年8月30日閲覧。
  4. ^ a b テッド・テンプルマン、グレッグ・レノフ 著、迫田はつみ 訳『プラチナ・ディスクはいかにして生まれたのか~テッド・テンプルマンの音楽人生』シンコーミュージック・エンタテイメント、2022年。ISBN 9784401650927 
  5. ^ TBS「MR.BRAIN」- Staff
  6. ^ ヴァン・ヘイレン「ジャンプ」、auのCMソングに”. BARKS (2007年6月8日). 2024年8月30日閲覧。
  7. ^ 浅野忠信、岡田准一が出演、サッポロビール「麦とホップ The gold」CM曲は?”. CDJournal (2014年2月4日). 2024年8月30日閲覧。
  8. ^ 80年代を代表する屈指のメガ・ヒット曲、ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」が サントリーオールフリー TVCMソングに決定! 2月16日(土)よりTVCMオンエア・スタート!”. Warner Music Japan (2019年2月13日). 2024年8月30日閲覧。
  9. ^ 大和証券グループのCMで流れる曲は?”. CDJournal (2024年5月24日). 2024年8月30日閲覧。
先代
カルチャー・クラブ
カーマは気まぐれ
Billboard Hot 100 ナンバーワンシングル
1984年2月25日 - 3月24日(5週)
次代
ケニー・ロギンス
フットルース