ジクロロメチルシラン
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ジクロロメチルシラン[1] | |
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Dichloromethylsilane | |
別称 メチルジクロロシラン | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 75-54-7 |
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特性 | |
化学式 | CH4Cl2Si |
モル質量 | 115.03 g mol−1 |
外観 | 無色の液体 |
匂い | 刺激臭 |
融点 |
-93 °C |
沸点 |
41 °C |
水への溶解度 | 3720mg/L (25℃) (推定値) |
有機溶媒への溶解度 | ベンゼン、エーテル、ヘプタンに可溶 |
危険性 | |
引火点 | -16℃ |
発火点 | 290℃ |
爆発限界 | 2.2~55vol.% |
半数致死量 LD50 | 2830μL/kg(ラット、経口) |
関連する物質 | |
関連するシラン | クロロジメチルシラン ジクロロエチルシラン トリクロロシラン トリメチルシラン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ジクロロメチルシラン(英: Dichloromethylsilane)は化学式CH3SiHCl2で表されるシランの一種で、ジクロロ(メチル)シラン、メチルジクロロシランの表記も用いられる。ケイ素に二つの塩素原子と、メチル基と水素原子が一つずつ結合した構造を持つ。
用途と性質
[編集]フェニル基やビニル基を導入したジクロロシラン類の合成原料で、ケイ素樹脂の改質に用いられる[1]。
ジクロロメチルシランの蒸気は空気より重く、液体は水より重い。水と激しく反応して、塩化水素と水素ガスを生じる[2]。引火点は-16℃で、室温で引火する。このため、日本の消防法では危険物第3類(禁水性物質)および第4類第一石油類非水溶性液体に区分される[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c “ジクロロ(メチル)シラン”. 厚生労働省職場のあんぜんサイト (2010年3月31日). 2019年7月7日閲覧。
- ^ “クロロシラン類の国際安全取り扱い指針” (pdf). 北米シリコーン工業会及び欧州シリコーン工業会作業安全委員会 (2017年10月). 2019年7月7日閲覧。