ジェーン (映画)
ジェーン | |
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Jane Got a Gun | |
監督 | ギャヴィン・オコナー |
脚本 |
ブライアン・ダッフィールド アンソニー・タンバキス ジョエル・エドガートン |
原案 | ブライアン・ダッフィールド |
製作 |
ナタリー・ポートマン エイリーン・ケシシアン スコット・スタインドーフ スコット・ラステティ テリー・ダガス ザック・シラー メアリー・リージェンシー・ボーイズ |
製作総指揮 |
ディラン・ラッセル クリス・コーエン パリス・ラトシス ジェイゾン・ローズ デヴィッド・ボーイズ |
出演者 |
ナタリー・ポートマン ジョエル・エドガートン ノア・エメリッヒ ロドリゴ・サントロ ボイド・ホルブルック ユアン・マクレガー |
音楽 |
リサ・ジェラルド マルチェロ・デ・フランチシ |
撮影 | マンディ・ウォーカー |
編集 | アラン・コディ |
製作会社 |
レラティビティ・メディア Boise/Schiller Film Group Handsomecharlie Films 1821 Pictures Stone Village WeatherVane Productions |
配給 |
ワインスタイン・カンパニー ポニーキャニオン |
公開 |
2016年1月29日 2016年10月22日 |
上映時間 | 98分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $25,000,000[2] |
興行収入 |
$3,771,345[3] 2,200万円[4] |
『ジェーン』(原題: Jane Got a Gun)は、2016年のアメリカ合衆国の西部劇映画である。ギャヴィン・オコナーが監督を務め、ナタリー・ポートマンが主演を務めている。
あらすじ
[編集]アメリカ西部で夫と娘とともに穏やかに暮らしていたジェーン。しかしある日、夫が撃たれ、逃げ帰って来たことでその平穏は奪われてしまう。相手は悪名高きビショップ一家。地の果てまで追い続け、全てを奪い去るビショップの恐ろしさを知るジェーンは、瀕死の夫と愛する娘を守るため、わらにもすがる思いから南北戦争の英雄でかつての恋人・ダンに助けを求める。迫る敵を前に、徐々に明らかになるそれぞれの過去、そして人生の真実。 運命に抗い、戦うことを決意したジェーン。彼女は今、愛のために銃を取るーー。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替[5]
- ジェーン・ハモンド - ナタリー・ポートマン(坂本真綾)
- ダン・フロスト - ジョエル・エドガートン(咲野俊介)
- ビル・“ハム”・ハモンド - ノア・エメリッヒ(北田理道)
- フィッチャム - ロドリゴ・サントロ(寺井智之)
- ヴィック・ビショップ - ボイド・ホルブルック(清水裕亮)
- ジョン・ビショップ - ユアン・マクレガー(森川智之)
製作
[編集]2012年、ナタリー・ポートマン主演、リン・ラムジー監督で本作が製作されると報じられた[6]。当初はマイケル・ファスベンダーがダン・フロスト役を演じる予定であったが、『X-MEN:フューチャー&パスト』の撮影の遅延により、本作から降板した[7]。ジョン・ビショップ役を演じる予定だったジョエル・エドガートンがダン・フロスト役を演じることになり、ジョン・ビショップ役にはジュード・ロウが起用された[7]。
2013年3月18日に撮影の開始が予定されていたが[8]、当日、リン・ラムジーの降板がキャストとスタッフに告げられた[9]。この降板は、ラムジーとプロデューサーのスコット・スタインドーフとのあいだで意見が衝突したためだと報じられている[10]。ラムジーと仕事することを望んでいたジュード・ロウも、本作から降板した[11]。ラムジーに代わり、ギャヴィン・オコナーが本作の監督を務めることになった[12]。
その後、ブラッドリー・クーパーがジョン・ビショップ役を演じると発表された[13]。しかし、『アメリカン・ハッスル』の撮影の遅延により、クーパーも降板した[14]。過去にナタリー・ポートマンと共演した経験をもつユアン・マクレガーが、ジョン・ビショップ役を演じることになった[15]。
上映
[編集]2015年、アメリカ合衆国に先駆けて、フランスでのプレミア上映が予定されていた[16]。しかし、パリ同時多発テロ事件の発生を受けて、11月14日に予定されていた記者会見と11月15日に予定されていたプレミア上映は中止することになった[17]。2016年1月24日、パリでプレミア上映が行われた[18]。同年1月29日、アメリカ合衆国で公開された[19]。
評価
[編集]Metacriticでは、16件の批評家レヴューで平均値は49点だった[20]。Rotten Tomatoesでは、67件の批評家レヴューで平均値は5点、支持率は40%だった[21]。
『The Hollywood Reporter』のジョーダン・ミンツァーは、「本作で最も冒険的なのは、『四十挺の拳銃』や『ギャンブラー』、『トゥルー・グリット』といった例外を除き、大抵の場合において男性が支配する西部劇というジャンルで、女性を主人公に据えている点である」と述べた[22]。
脚注
[編集]- ^ “JANE GOT A GUN (15)”. British Board of Film Classification (2016年3月14日). 2017年2月8日閲覧。
- ^ “Cannes: Natalie Portman's Troubled 'Jane Got a Gun' Worries Buyers”. The Hollywood Reporter (2013年5月14日). 2016年10月14日閲覧。
- ^ “Jane Got a Gun”. The Numbers. 2016年10月14日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報 2017年3月下旬号』p.81
- ^ “ナタリー・ポートマン主演「ジェーン」BD&DVD吹替キャストに坂本真綾、森川智之ら”. PONYCANYON NEWS (2017年2月7日). 2017年2月8日閲覧。
- ^ “Natalie Portman to Star in Western 'Jane Got a Gun' for Director Lynne Ramsay (Exclusive)”. The Hollywood Reporter (2012年5月22日). 2016年10月14日閲覧。
- ^ a b “Michael Fassbender Exits Lynne Ramsay’s ‘Jane Got A Gun,’ Jude Law Joins & Joel Edgerton Switches Role”. IndieWire (2013年3月11日). 2016年10月14日閲覧。
- ^ “'Jane Got a Gun': Inside the Turmoil on Natalie Portman's Troubled Western”. The Hollywood Reporter (2013年3月22日). 2016年10月14日閲覧。
- ^ “SHOCKER: ‘Jane Got A Gun’ Loses Director Lynne Ramsay On First Day Of Production”. Deadline (2013年3月19日). 2016年10月14日閲覧。
- ^ “'Warrior' Director Gavin O'Connor Replaces Lynne Ramsay on 'Jane Got a Gun'”. The Hollywood Reporter (2013年3月20日). 2016年10月14日閲覧。
- ^ “More Fallout On ‘Jane Got A Gun:’ Jude Law Exits Picture”. Deadline (2013年3月20日). 2016年10月14日閲覧。
- ^ “‘Warrior’ Helmer Gavin O’Connor Rides To Rescue On ‘Jane Got A Gun’”. Deadline (2013年3月20日). 2016年10月14日閲覧。
- ^ “‘Jane Got A Gun’ Has A New Bad Guy; Bradley Cooper Filling Jude Law Role”. Deadline (2013年4月5日). 2016年10月14日閲覧。
- ^ “Bradley Cooper Confirms Deadline Report: He Has Exited ‘Jane Got A Gun’”. Deadline (2013年5月1日). 2016年10月14日閲覧。
- ^ “‘Star Wars’ Reunion: Ewan McGregor Saddles Up For ‘Jane Got A Gun’ With Natalie Portman”. IndieWire (2013年5月6日). 2016年10月14日閲覧。
- ^ “Paris Attacks: French Release of Natalie Portman's 'Jane Got a Gun' Postponed”. The Hollywood Reporter (2015年11月16日). 2016年10月15日閲覧。
- ^ “Paris Attacks: French Premiere of Natalie Portman's 'Jane Got a Gun' Canceled”. The Hollywood Reporter (2015年11月14日). 2016年10月15日閲覧。
- ^ “Natalie Portman Stuns in Romantic Gown on the Red Carpet”. Us Weekly (2016年1月25日). 2016年10月15日閲覧。
- ^ “Natalie Portman’s Doomed Western ‘Jane Got a Gun’ Gets Shot Down by Critics”. IndieWire (2016年1月29日). 2016年10月14日閲覧。
- ^ “Jane Got a Gun”. Metacritic. CBS Interactive. 2016年10月14日閲覧。
- ^ “Jane Got a Gun”. Rotten Tomatoes. Flixster. 2016年10月14日閲覧。
- ^ Mintzer, Jordan (2016年1月26日). “'Jane Got a Gun': Film Review”. The Hollywood Reporter. 2016年10月14日閲覧。