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ジェームズ・ドナルド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
James Donald
ジェームズ・ドナルド
生年月日 (1917-05-18) 1917年5月18日
没年月日 (1993-08-03) 1993年8月3日(76歳没)
出生地 スコットランドの旗 スコットランド アバディーン
死没地 イングランドの旗 イングランド ハンプシャー
国籍 イギリスの旗 イギリス
職業 俳優
活動期間 1938年 - 1978年
配偶者 アン・ドナルド
主な作品
炎の人ゴッホ』(1956年)
戦場にかける橋』(1957年)
大脱走』(1963年)
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ジェームズ・ドナルドJames Donald1917年5月18日 - 1993年8月3日)は、スコットランド出身の俳優[1]

スティーブ・マックイーン主演の『大脱走』(1963年) で、イギリス将校ラムゼイ大佐を演じたことで知られる。

プロフィール

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生い立ち

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スコットランドのアバディーンで、長老派教会牧師の四男として生まれた。母親は彼が生後18ヶ月のときに亡くなった[2]

ランカシャーにあるロッソール学校で教育を受けた。モントリオールマギル大学に進学したが、喘息のためエジンバラ大学に編入した。もともと教師になるつもりだったが、セドリック・ハードウィック舞台を見て、俳優になることを志す。ロンドン・シアター・スタジオで2年間勉強し、1938年に舞台デビュー。シェイクスピアの『十二夜』では、マイケル・レッドグレイヴと共演し、『リア王』ではジョン・ギールグッドの代役を務めた。

従軍時代

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1939年、第二次世界大戦が勃発しイギリス陸軍に入隊を試みたが、医療関係者から兵役不適格とされ軍の慰問機関に所属し、いくつかの戦争映画でマイナーな役を演じた。ノエル・カワードの舞台に出演し名声を得て、1943年にMGMと契約した。 1944年、イギリス陸軍に召喚され、陸軍輜重隊に入隊後、情報部に配属され敵の暗号文の記録係となった[3]

俳優として

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戦後、俳優としての活動を再開した。舞台ではジャン・コクトーの『双頭の鷲』に出演、MGMの映画作品にも出演している。『封鎖作戦』では、トレヴァー・ハワードリチャード・アッテンボローと共演した。『ジェット機M7号』で主役に抜擢され、1954年にジョージ・ブライアン・ブランメルを描いた『騎士ブランメル』でハリウッドデビューを果たした。1965年の『炎の人ゴッホ』で、フィンセント・ファン・ゴッホの弟テオドルス・ファン・ゴッホを演じ話題となった。

1957年、第30回アカデミー賞作品賞を受賞した『戦場にかける橋』にクリプトン軍医役で出演し、一躍注目を集めた。その後、『ヴァイキング』(1958年)などの大作に出演、1963年には戦争映画の金字塔『大脱走』でラムゼイ大佐を演じ、彼の代表作となる。『巨大なる戦場』(1966年)、『ジョーカー野郎』(1967年)ではいずれも軍人を演じた。

テレビドラマでも活躍し、人気番組「ヒッチコック劇場」にも出演した。

晩年

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生涯にわたって喘息を患っていたこともあり、1978年に公開されたフィリップ・マーロウの活躍を描く『大いなる眠り』でグレゴリー警部を演じたのを最後に、俳優業を引退した。引退後は、ハンプシャーブドウ園ワイン造りをしながら余生を過ごした。1993年8月3日、ハンプシャー州ウェスト・タイザリー胃がんのため亡くなった[4][5]

主な映画出演作

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脚注

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  1. ^ DONALD, James”. BFI. 2022年8月27日閲覧。
  2. ^ James Donald Biography”. Tribute to James Donald. 2022年8月27日閲覧。
  3. ^ James Donald”. Brit Movie. 2022年8月27日閲覧。
  4. ^ Obituary: James Donald”. Independent (1993年8月15日). 2022年8月27日閲覧。
  5. ^ James Donald, Actor, dies at 76; Often Portrayed Military Officers”. New York Times (1993年8月16日). 2022年8月27日閲覧。

外部リンク

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