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ジェシカ・エニス=ヒル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジェシカ・エニス=ヒル Portal:陸上競技
2011年大邱世界陸上
選手情報
フルネーム ジェシカ・エニス=ヒル
国籍 イギリスの旗 イギリス
種目 七種競技
生年月日 (1986-01-28) 1986年1月28日(38歳)
生誕地 イギリスシェフィールド
身長 165cm
体重 57kg
自己ベスト 七種競技 : 6955点(2012年)
獲得メダル
陸上競技
オリンピック
2012 ロンドン 七種競技
2016 リオデジャネイロ 七種競技
世界陸上競技選手権大会
2009 ベルリン 七種競技
2011 大邱 七種競技
2015 北京 七種競技
世界室内陸上競技選手権大会
2010 ドーハ 五種競技
2012 イスタンブール 五種競技
ヨーロッパ陸上競技選手権大会
2010 バルセロナ 七種競技
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ジェシカ・エニス=ヒルJessica Ennis-Hill, 1986年1月28日 - )は、イギリス陸上競技選手。イングランドシェフィールド出身。

来歴

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短距離選手である父と走高跳選手である母の間に生まれ、10歳のころから本格的に陸上競技を始める。シドニーオリンピック金メダリストであるデニーズ・ルイスに憧れ、七種競技に取り組むようになった。

2005年のヨーロッパジュニア選手権で優勝して注目を集め、ユニバーシアードでは銅メダルを獲得する。

2007年大阪世界陸上選手権で4位に入るが、北京オリンピックでは2008年5月に発覚した疲労骨折により欠場した。

2009年のベルリン世界陸上選手権では自己ベストの6731点を取り、金メダルを獲得した。

2011年の大邱世界陸上選手権では銀メダルだったが、金メダルを獲得していたタチアナ・チェルノワに2016年になってドーピングが発覚しメダルを剥奪されたため、ヒルが繰り上がって金メダルを獲得した[1]

2012年8月4日、エニスの最大の目標であったロンドンオリンピックでの金メダルを勝ち取る。さらに自己記録を更新する6955点を獲得した。

2013年3月11日、「ローレウス・スポーツ賞」の女子最優秀選手賞を受賞した。2013年に結婚し結婚後は夫の姓を併用してジェシカ・エニス=ヒル(Jessica Ennis-Hill)と名乗るようになる。2014年7月には長男を出産した。

2015年北京世界陸上選手権では6669点で3大会ぶり[注 1] の金メダルを獲得し復活を果たした。

自己ベスト

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種目 記録 日付 備考
100m
11秒68
2009年6月20日
200m
22秒83
2012年8月3日
800m
2分07秒81
2011年8月30日
100mH
12秒54
2012年8月3日
走高跳
1m95
2007年5月5日
走幅跳
6m63
2016年6月26日
砲丸投
14m67
2011年8月29日
やり投
48m33
2013年7月23日
七種競技
6955点
2012年8月4日 イギリス記録
五種競技
4965点
2012年3月9日 イギリス記録

主な実績

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大会 場所 種目 結果 記録
2003 世界ユース陸上競技選手権 シェルブルックカナダ 七種競技 5位 5311点
2004 世界ジュニア陸上競技選手権 グロッセートイタリア 七種競技 8位 5542点
2005 ヨーロッパジュニア選手権 カウナスリトアニア 七種競技 1位 5891点
2005 ユニバーシアード イズミルトルコ 七種競技 3位 5910点
2006 コモンウェルスゲームズ メルボルンオーストラリア 七種競技 3位 6269点
2006 ヨーロッパ陸上競技選手権 ヨーテボリスウェーデン 七種競技 8位 6287点
2007 ヨーロッパ室内陸上競技選手権 バーミンガムイギリス 五種競技 8位 4716点
2007 世界陸上競技選手権 大阪日本 七種競技 4位 6469点
2009 世界陸上競技選手権 ベルリンドイツ 七種競技 1位 6731点
2010 世界室内陸上競技選手権大会 ドーハカタール 五種競技 1位 4937点
2010 ヨーロッパ陸上競技選手権 バルセロナスペイン 七種競技 1位 6823点
2011 世界陸上競技選手権 大邱韓国 七種競技 1位 6751点
2012 世界室内陸上競技選手権大会 イスタンブールトルコ 五種競技 2位 4965点
2012 オリンピック ロンドン英国 七種競技 1位 6955点
2015 世界陸上競技選手権 北京 (中国) 七種競技 1位 6669点
2016 オリンピック リオデジャネイロブラジル 七種競技 2位 6775点

脚注

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注釈

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  1. ^ 当時。後に2011年大会も繰り上がりで金メダル獲得。

出典

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外部リンク

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