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ジイソプロピルアミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジイソプロピルアミン
識別情報
CAS登録番号 108-18-9 チェック
PubChem 7912
ChemSpider 7624 チェック
UNII BR9JLI40NO チェック
EC番号 203-558-5
国連/北米番号 1158
RTECS番号 IM4025000
バイルシュタイン 605284
特性
化学式 C6H15N
モル質量 101.19 g mol−1
外観 無色の液体
匂い 魚臭、アンモニア臭
密度 0.722 g mL−1
融点

−61.00 °C

沸点

83 ~ 85 °C

への溶解度 混和性[1]
蒸気圧 9.3 kPa (at 20°C)[2]
酸解離定数 pKa 11.07 (水) (共役酸)
塩基解離定数 pKb 3.43[2]
屈折率 (nD) 1.392–1.393
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −173.6 ~ −168.4 kJ mol−1
標準燃焼熱 ΔcHo −4.3363 ~ −4.3313 MJ mol−1
危険性
GHSピクトグラム 可燃性 腐食性物質 急性毒性(低毒性)
GHSシグナルワード DANGER
Hフレーズ H225, H302, H314, H332
Pフレーズ P210, P280, P305+351+338, P310
NFPA 704
3
2
0
引火点 −17 °C (1 °F; 256 K)
発火点 315 °C (599 °F; 588 K)
爆発限界 1.1–7.1%[1]
許容曝露限界 TWA 5 ppm (20 mg/m3) [皮膚][1]
最低致死濃度 LCLo 2207 ppm (ウサギ, 2.5時間)
2207 ppm (モルモット, 80分)
2207 ppm (ネコ, 72分)[3]
半数致死量 LD50
  • 770 mg kg−1 (経口, ラット)
  • >10 g kg−1 (皮膚, ウサギ)
半数致死濃度 LC50 1140 ppm (ラット, 2時間)
1000 ppm (マウス, 2時間)[3]
関連する物質
関連するアミン
関連物質
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ジイソプロピルアミン は、(CH3)2HC-NH-CH(CH3)2の化学式で表わされる二級アミン。共役塩基のリチウム塩であるリチウムジイソプロピルアミド(LDA)は求核性のない強塩基としてしばしば利用される。消防法に定める第4類危険物 第1石油類に該当する[4]

水酸化カリウム存在下で蒸留精製し、ナトリウム存在下、不活性ガス雰囲気化で保管できる。[5]

調製

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ジイソプロピルアミンは一般的な試薬会社から商業的に入手可能である。アセトン及びアンモニアを用いた還元的アミノ化で合成される。

参考文献

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  1. ^ a b c NIOSH Pocket Guide to Chemical Hazards 0217
  2. ^ a b Template:Pubchem
  3. ^ a b Diisopropylamine”. 生活や健康に直接的な危険性がある. アメリカ国立労働安全衛生研究所英語版(NIOSH). 2024年12月22日閲覧。
  4. ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)
  5. ^ Armarego, W. L. F. and Perrin, D. D. Purification of Laboratory Chemicals 4th Ed. pg 186, Butterworth and Heinemann: Boston, 1996.