シヴォーン・ダウド
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シヴォーン・ダウド Siobhan Dowd | |
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誕生 |
1960年2月4日[1] ロンドン[1] |
死没 |
2007年8月21日(47歳没)[1] オックスフォード[1] |
職業 | 作家、活動家 |
言語 | 英語 |
教育 | レディ・マーガレット・ホール (オックスフォード大学)[2] |
活動期間 | 2004年 - 2007年 |
ジャンル | 児童文学 |
代表作 |
A Swift Pure Cry ロンドン・アイの謎 ボグ・チャイルド サラスの旅 |
主な受賞歴 | カーネギー賞(2009年) |
ウィキポータル 文学 |
シヴォーン・ダウド(Siobhan Dowd、1960年2月4日 - 2007年8月21日)は、イギリス・ロンドン出身の小説家、人権活動家。
経歴
[編集]アイルランド系の両親のもとに生まれる。オックスフォード大学卒業後の1984年から国際ペンクラブに所属し、主にアジアや中南米の作家たちの人権擁護活動に長く携わった。
2006年に作家デビューを果たすも翌年8月乳癌のため47歳で死去。生前出版された作品は2作品にとどまったが、死後発表された『ボグ・チャイルド』は2009年にカーネギー賞を受賞[3][4][5]。死去した作家にこの賞が贈られるのは初めてのことだった。さらに、ダウドが遺した構想をもとにパトリック・ネスが執筆した『怪物はささやく』も2012年にカーネギー賞を受賞した[6][7][8]。
亡くなる前には、自分の印税を使って恵まれない子どもたちの読書スキルを支援するためのシヴォーン・ダウド・トラストも設立している。
著作
[編集]- A Swift Pure Cry (2006)
- The London Eye Mystery (2007) (『ロンドン・アイの謎』越前敏弥訳、東京創元社、2022年7月)
- Bog Child (2008) (『ボグ・チャイルド』千葉茂樹訳、ゴブリン書房、2011年1月)
- Solace of the Road (2009) (『サラスの旅』尾高薫訳、ゴブリン書房、2012年7月)
- The Ransom of Dond (2013) (『十三番目の子』池田真紀子訳、小学館、2016年4月)
- The Pavee and the Buffer Girl (2017)
原案
[編集]- A Monster Calls (2011) (『怪物はささやく』パトリック・ネス著、池田真紀子訳、あすなろ書房、2011年11月 / 創元推理文庫、2017年5月) - 2016年に映画化
- The Guggenheim Mystery (2017) (『グッゲンハイムの謎』ロビン・スティーヴンス著、越前敏弥訳、東京創元社、2022年12月) - 『ロンドン・アイの謎』の続編
受賞・ノミネート歴
[編集]- 2007年:A Swift Pure Cryでブランフォード・ボウズ賞・エリーシュ・ディロン賞受賞、カーネギー賞最終候補
- 2008年:The London Eye Mystery(『ロンドン・アイの謎』)でビスト最優秀児童図書賞受賞
- 2009年:Bog Child(『ボグ・チャイルド』)でカーネギー賞・ビスト最優秀児童図書賞受賞
- 2010年:Solace of the Road(『サラスの旅』)でビスト児童図書賞功労賞受賞
- 2012年:A Monster Calls(『怪物はささやく』)がカーネギー賞・ケイト・グリーナウェイ賞受賞
脚注
[編集]- ^ a b c d Tucker, Nicholas (24 August 2007). “Siobhan Dowd: Rising star of children's literature”. The Independent 16 December 2009閲覧。
- ^ Fryer, Jonathan (23 August 2007). “Siobhan Dowd: Author and human rights campaigner who defended jailed writers”. The Guardian 3 March 2015閲覧。
- ^ “Living Archive: Celebrating the Carnegie and Greenaway Winners (Carnegie Winner 2009)”. Chartered Institute of Library and Information Professionals (CILIP). 29 January 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。12 July 2012閲覧。
- ^ "Writer's final words receive lasting accolade: Siobhan Dowd wins posthumous CILIP Carnegie Medal" (Press release). CILIP. 25 June 2009. 2013年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月12日閲覧。
- ^ "SIOBHAN DOWD 1960 – 2007" (Press release). CILIP. 25 June 2009. 2014年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月12日閲覧。
- ^ "An historic moment in children's literature: Patrick Ness wins second consecutive CILIP Carnegie Medal as A Monster Calls does unique double" (Press release). CILIP. 14 June 2012. 2016年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月3日閲覧。
- ^ Ness, Patrick; Kay, Jim (14 June 2012). “How we made A Monster Calls: As their book wins the Carnegie and Kate Greenaway medals ...”. The Guardian 14 June 2012閲覧。
- ^ Prendergast, Lara (14 June 2012). “A Monster Calls”. The Telegraph 14 June 2012閲覧。