シンガポール囲碁協会
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囲碁 |
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シンガポール囲碁協会 (英: Singapore Weiqi Association) は、国際囲碁連盟に加入するシンガポールの非営利団体であり、1981年の設立以来からシンガポールにおける囲碁普及を担っている。
団体名の表記
[編集]囲碁の英語表記・海外表記で最も広く用いられるのはGoである。国際囲碁連盟 (英: International Go Federation) やヨーロッパ囲碁連盟 (英: European Go Federation) などがGoを団体名に使っている他、英語版ウィキペディア・ドイツ語版ウィキペディア・フランス語版ウィキペディアなどもGoを記事で使用している。また、多くの英語辞書もGoを英訳として採用している。しかしシンガポールでは華僑が多いことを鑑みて、GoのかわりにWeiqi (囲碁の中国式英語表記) を団体名に使用しており、weiqi.org.sg というドメインを取得している[1][2]。
設立背景・活動背景
[編集]シンガポールには日本・中国・韓国・台湾ほどの囲碁人口もなければプロ制度も存在しないが、囲碁の認知度・人気は決して低くない。その根拠として、以下の事実が挙げられる:
- 1989年と1999年に世界青少年囲碁選手権大会がシンガポールで開催されている[3]。
- 1989年の相鉄杯世界女流アマチュア囲碁選手権戦においてシンガポールの選手が優勝している。
- 東南アジア碁コングレスがシンガポール囲碁協会により主催されている[4]。
- 世界アマチュア囲碁選手権戦[5][6][7][8][9][10][11][12][13][14][15]に毎年代表選手を派遣している。また、これらの国際大会に伴う代表選考会を行っている。
- 10代・20代の若者たちまでに囲碁が浸透しており、世界学生囲碁王座戦[16][17][18][19][20][21]や世界青少年囲碁選手権大会[22][23][24][25][26][27][28]にほぼ毎年代表選手を派遣している。
このように、シンガポールにおいて囲碁文化は確実に根付いており[29]、シンガポールの囲碁愛好家たちにとって協会は重要な存在である。
脚注
[編集]- ^ 同じく華僑の多いマレーシアでもマレーシア囲碁協会の英語表記は Malaysia weiqi association となっており、weiqi.org.my というドメインを取得している。
- ^ 中国語圏であっても宗主国の影響などにより Weiqi ではなく Go を使う場合がある。例えば香港囲碁協会は英語名称を Hong Kong Go Association としている。
- ^ World Youth Go Championship at Sensei's Library
- ^ 1st Southeast Asia Go Congress
- ^ 第30回世界アマチュア囲碁選手権戦
- ^ 第31回世界アマチュア囲碁選手権戦
- ^ 第32回世界アマチュア囲碁選手権戦
- ^ 第33回世界アマチュア囲碁選手権戦
- ^ 第34回世界アマチュア囲碁選手権戦
- ^ 第35回世界アマチュア囲碁選手権戦
- ^ 第36回世界アマチュア囲碁選手権戦
- ^ 第37回世界アマチュア囲碁選手権戦
- ^ 第38回世界アマチュア囲碁選手権戦
- ^ 第39回世界アマチュア囲碁選手権戦
- ^ 第40回世界アマチュア囲碁選手権戦
- ^ 第8回世界学生囲碁王座戦
- ^ 第9回世界学生囲碁王座戦
- ^ 第11回世界学生囲碁王座戦
- ^ 第14回世界学生囲碁王座戦
- ^ 第15回世界学生囲碁王座戦
- ^ 第17回世界学生囲碁王座戦
- ^ 25th World Youth Go Championship Sponsored by Ing Foundation
- ^ 26th World Youth Go Championship Sponsored by Ing Foundation
- ^ 27th World Youth Go Championship Sponsored by Ing Foundation
- ^ 28th World Youth Go Championship Sponsored by Ing Foundation
- ^ 29th World Youth Go Championship Sponsored by Ing Foundation
- ^ World Youth Go Championship / Bacharach, U16, 18.-23. Juli 2018
- ^ 36th WYGC 2019 Participants
- ^ 今、タイ、シンガポール、マレーシアが熱い (棋院海外室Go日記)