コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

シリアスアティテュード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シリアスアティテュード
欧字表記 Serious Attitude
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2006年3月23日
死没 2019年4月25日(13歳没)
Mtoto
Zameyla
母の父 Cape Cross
生国 アイルランドの旗 アイルランド
生産者 Paddy Twomey
馬主 Derek J Willis
& Rae Guest
調教師 Rae Guest(イギリス[1]
競走成績
生涯成績 12戦5勝
獲得賞金
テンプレートを表示

シリアスアティテュード (Serious Attitude) はアイルランドで生産され[1]イギリスで調教された競走馬である。

経歴

[編集]

競走馬時代

[編集]

2008年8月にウィンザー競馬場で競走馬デビュー戦を迎え、2着馬に5馬身差をつけて初勝利を挙げた[1]。続く9月4日ソールズベリー競馬場で行われたディックプールフィリーズステークス(準重賞)では2着馬に3馬身をつけて勝利した。そして重賞およびG1競走初挑戦となったチェヴァリーパークステークスでは1番人気に支持され、2着となったアスペンダーリンに半馬身差をつけて勝利し、無敗でG1競走初勝利を挙げた[1]。その後は休養に入り、3戦3勝で2歳を終えた[2]

2009年、休養を終えて3歳の緒戦は1000ギニーに出走。2番人気に支持され、レインボーヴューとの無敗馬対決に注目が集まったが、見せ場がなく7着と凡走した。その後サマーステークス (G3) を制し、8月にフランスモーリス・ド・ゲスト賞へ出走したが8着に敗れた。

2010年、休養を終えて5月8日のリステッド競走で復帰し2着となる。その後6月19日ゴールデンジュビリーステークスでは10着、7月9日ジュライカップでは14着と2戦続けて二桁着順に終わった。続くパークステークス (G2) では9着、ダイアデムステークス (G2) でも5着と勝ち切れないレースが続いた。カナダに遠征し、この年からG1に昇格したニアークティックステークスに出走、ひさびさの勝利を収めるとともにG1競走2勝目となり、その競走を最後に引退した。

繁殖牝馬時代

[編集]

競走馬引退後は繁殖牝馬となる。2010年にファシグ・ティプトン主催のセール社台ファームによって185万ドルで購買され[3][4]日本で繁殖生活を送っている[4]。2018年11月11日、3番仔のスティッフェリオ(父ステイゴールド)が福島記念を制し、産駒初の重賞制覇を果たした[5][6]

オルフェーヴルとの仔を受胎中だった2019年4月25日に死亡[7]

競走成績

[編集]
出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着2着)馬
2008.08.10 ウィンザー メイドンオークション 芝6f 1着 D.プロバート 5馬身 (Kingswinford)
2008.09.04 ソールズベリー ディックプールフィリーズS 準重 芝6f 1着 J.フォーチュン 3馬身 (Sneak Preview)
2008.10.03 ニューマーケット チェヴァリーパークS G1 芝6f 1着 J.フォーチュン 1/2馬身 (Aspen Darlin)

繁殖成績

[編集]
生年 馬名 毛色 馬主 厩舎 戦績 おもな勝ち鞍 出典
初仔 2012年 アンギアーリ 鹿毛 ゼンノロブロイ (有)社台レースホース 美浦堀宣行

園田田中道夫

8戦0勝(引退) [8]
2番仔 2013年 サプルマインド 鹿毛 ディープインパクト 栗東藤原英昭 18戦4勝(引退・繁殖) [9]
3番仔 2014年 スティッフェリオ 鹿毛 ステイゴールド 栗東・音無秀孝 29戦8勝(引退) 2018年福島記念、2019年小倉大賞典オールカマー [10]
4番仔 2015年 エバーミランダ 鹿毛 ディープインパクト 宇田豊 美浦・久保田貴士 27戦2勝(引退・繁殖) [11]
5番仔 2016年 シーリアスラブ 鹿毛 吉田千津 栗東・音無秀孝

→栗東・杉山佳明

42戦2勝(引退) [12]
6番仔 2017年 シリアスフール 鹿毛 栗東・西村真幸 2戦1勝(引退) [13]
7番仔 2018年 リオンドール 鹿毛 オルフェーヴル (有)社台レースホース 栗東・音無秀孝

→美浦・田村康仁

8戦1勝(引退) [14]

血統表

[編集]
シリアスアティテュード血統ブレニム系Donatello 4×5=9.38%、Northern Dancer 5×5=6.25%(母内) (血統表の出典)

Mtoto
1983 鹿毛
父の父
Busted
1963 鹿毛
Crepello Donatello
Crepuscule
Sans le Sou *ヴィミー
Martial Loan
父の母
Amazer
1967 鹿毛
*ミンシオ
Mincio
Relic
Merise
Alzara Alycidon
Zabara

Zameyla
2001 鹿毛
Cape Cross
1994 黒鹿毛
Green Desert Danzig
Foreign Courier
Park Appeal Ahonoora
Balidaress
母の母
Angelic Sounds
1990 栗毛
The Noble Player The Minstrel
Noble Mark
Twany Angel Double Form
Athy Angel F-No.6-f

血統背景

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d netkeiba ニュース「シリアスアティチュード、無傷の3連勝でG1制覇」”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2008年10月4日). 2012年11月3日閲覧。
  2. ^ a b c Serious Attitude (IRE)” (PDF) (英語). Fasig-Tipton Company, Inc. (2010年). 2012年11月10日閲覧。
  3. ^ RESULTS for the THE NOVEMBER SALE” (英語). Fasig-Tipton Company, Inc. (2010年). 2012年11月3日閲覧。 “146 F SERIOUS ATTITUDE (IRE)”
  4. ^ a b Michele MacDonald (2012年8月6日). “Looking Inside Yoshida's 'Jewel Box'” (英語). BloodHorse.com. 2012年11月3日閲覧。
  5. ^ シリアスアティテュード(IRE)繁殖牝馬情報:牝系情報”. JBISサーチ. 2018年11月11日閲覧。
  6. ^ 【福島記念】スティッフェリオが好位抜け出しで重賞初制覇!”. サンケイスポーツ (2018年11月11日). 2018年11月11日閲覧。
  7. ^ シリアスアティテュード(IRE)|血統書サービス”. ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2024年11月11日閲覧。
  8. ^ アンギアーリ”. netkeiba.com. 2019年9月23日閲覧。
  9. ^ サプルマインド”. netkeiba.com. 2019年9月23日閲覧。
  10. ^ スティッフェリオ”. netkeiba.com. 2019年9月23日閲覧。
  11. ^ エバーミランダ”. netkeiba.com. 2019年9月23日閲覧。
  12. ^ シーリアスラブ”. netkeiba.com. 2019年9月23日閲覧。
  13. ^ シリアスフール”. netkeiba.com. 2019年9月23日閲覧。
  14. ^ リオンドール | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2021年7月1日閲覧。

外部リンク

[編集]