シライトソウ属
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シライトソウ属 | ||||||||||||||||||
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Chionographis Maxim. | ||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||
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シライトソウ属(シライトソウぞく、学名:Chionographis、和名漢字表記:白糸草属)はメランチウム科の属の一つ。クロンキスト体系では、ユリ科に分類されていた。
特徴
[編集]多年草。花は白色で穂状花序につき、左右相称になる。花被片は6個で、うち上方の4個が発達し長い線形になり、下方の2個は短い。まれに3個が長く、3個が短い場合もある。雄蕊は6個あり、花糸は短く、葯はやや球形になる。子房は上位で球形になり、3室あり、各室に2個の胚珠がある。花柱は浅く3裂し、内側に柱頭がある。果実は蒴果で、長さ3-4mmになり、種子は長楕円形になる。
日本、朝鮮、中国に数種あり、日本には2-3種が分布する。
種
[編集]日本の種
[編集]- アズマシライトソウ Chionographis hisauchiana (Okuyama) N.Tanaka -本州の関東地方に分布する。シライトソウ C. japonica の変種とする場合もある。絶滅危惧II類 (VU)。
- クロヒメシライトソウ Chionographis hisauchiana (Okuyama) N.Tanaka subsp. kurohimensis (Ajima et Satomi) N.Tanaka -本州の日本海側(長野県、新潟県、秋田県)に分布する。シライトソウ C. japonica の変種とする場合もある。絶滅危惧II類 (VU)。
- ミノシライトソウ Chionographis hisauchiana (Okuyama) N.Tanaka subsp. minoensis (H.Hara) N.Tanaka -本州岐阜県に分布。シライトソウ C. japonica の変種とする場合もある。絶滅危惧IB類(EN)。
- シライトソウ Chionographis japonica Maxim. -本州(秋田県以南)、四国、九州、朝鮮南部に分布する。
- ヤクシマシライトソウ Chionographis japonica Maxim. var. yakusimensis Masam. -屋久島に分布する。絶滅危惧II類 (VU)。
- チャボシライトソウ Chionographis koidzumiana Ohwi -本州(愛知県、紀伊半島)、四国、九州に分布する。絶滅危惧II類 (VU)。
- クロカミシライトソウ Chionographis koidzumiana Ohwi var. kurokamiana (H.Hara) M.Maki -佐賀県に分布する。シライトソウ C. japonica の変種とする場合もある。絶滅危惧IA類(CR)。
外国の種
[編集]- Chionographis chinensis K.Krause -中国に分布
- Chionographis merrilliana H.Hara -中国に分布
参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本I単子葉類』、1982年、平凡社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- The Plant List
- 絶滅危惧種情報 生物多様性情報システム