ザ・トイズ・オブ・メン
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『ザ・トイズ・オブ・メン』 | ||||
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スタンリー・クラーク の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
カリフォルニア州ロサンゼルス ザ・ボート(#1, #2, #7, #8, #9, #12) カリフォルニア州トパンガ トパンガ・スタジオ(#3, #4, #5, #6, #10, #11, #13) | |||
ジャンル | フュージョン | |||
時間 | ||||
レーベル | ヘッズ・アップ・インターナショナル | |||
プロデュース |
デイヴ・ラヴ(エグゼクティブ・プロデューサー) スタンリー・クラーク | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
スタンリー・クラーク アルバム 年表 | ||||
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『ザ・トイズ・オブ・メン』(The Toys of Men)は、スタンリー・クラークが2007年に発表したスタジオ・アルバム。ヘッズ・アップ・インターナショナル移籍第1弾アルバムに当たり、日本で先行発売された[1]。
背景
[編集]タイトル曲は、レニー・ホワイトとのコラボレーション・アルバム『Vertú』(1999年)収録曲「トイズ」を改作したもので、反戦のメッセージを込めた6部構成の組曲となっている[2]。「ラ・カンシオン・デ・ソフィア」のタイトルは、クラークの妻ソフィアにちなんでいる[3]。
収録曲のうち「バック・イン・ザ・ウッズ」、「フム・フム」、「エル・バホ・ネグロ」、「ブロスキー」、「ベース・フォーク・ソングNO.6」の5曲はクラークのアコースティック・ベースによるソロ・パフォーマンスである[4]。
反響・評価
[編集]『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは最高8位を記録した[5]。
Jeff Tamarkinはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ここ長年のクラークが創造した音楽の中でも、疑いなく最もダイナミックで説得力がある」と評している[2]。また、Bill Milkowskiは『ジャズタイムズ (JazzTimes)』誌のレビューにおいて「1975年の『ジャーニー・トゥ・ラヴ』以来の傑作で、彼の伝説的なチョッピングが新たな領域へ拡張された」と評している[3]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はスタンリー・クラーク作。
- ザ・トイズ・オブ・メン - "The Toys of Men" - 11:14
- パート1: ドラコニアン - "Draconian"
- パート2: フィアー - "Fear"
- パート3: カオス - "Chaos"
- パート4: コズミック・インターヴェンション - "Cosmic Intervention"
- パート5: ジ・オープニング・オブ・ザ・ゲーツ - "The Opening of the Gates"
- パート6: ゴッド・ライト - "God Light"
- カム・オン - "Come On" (Stanley Clarke, Ronald Bruner Jr., Ruslan Sirota, Mads Tolling) - 2:59
- エルサレム - "Jerusalem" (R. Sirota) - 6:13
- バック・イン・ザ・ウッズ - "Back in the Woods" - 1:24
- オール・オーヴァー・アゲイン - "All Over Again" (S. Clarke, Esperanza Spalding) - 5:04
- フム・フム - "Hmm Hmm" - 1:53
- バッド・アセズ - "Bad Asses" - 5:04
- ゲーム - "Game" - 3:18
- ラ・カンシオン・デ・ソフィア - "La Cancion de Sofia" - 3:07
- エル・バホ・ネグロ - "El Bajo Negro" - 7:45
- ブロスキー - "Broski" - 1:56
- シャトーヴァロン1972(トニー・ウィリアムスに捧ぐ) - "Châteauvallon 1972 (Dedicated to Tony Williams)" - 5:25
- ベース・フォーク・ソングNO.6 - "Bass Folk Song No. 6" - 2:52
参加ミュージシャン
[編集]- スタンリー・クラーク - エレクトリックベース、アコースティック・ベース、ピッコロ・ベース、テナー・ベース、スポークン・ワード、プログラミング
- ルスラン・シロタ - ピアノ(on #1, #9, #12)、キーボード(on #1, #2, #3, #5)、プログラミング(on #3)、ローズ・ピアノ(on #12)
- ロナルド・ブルナーJr. - ドラムス(on #2, #5, #7, #8, #9, #12)
- ジェフ・リー・ジョンソン - ギター(on #1, #2, #8)
- トマー・シュテイン - アコースティック・ギター(on #1)
- マイケル・ランドウ - エレクトリック・ギター(on #3)、アコースティック・ギター(on #3)
- マッズ・トーリング - ヴァイオリン(on #1, #2, #9)
- エスペランサ・スポルディング - ボーカル(on #1, #5)
- フィル・デイヴィス - キーボード(on #8)
- パウリーニョ・ダ・コスタ - パーカッション(on #9)
脚注・出典
[編集]- ^ a b “スタンリー・クラークの新作が発売に”. CDJournal. 音楽出版社 (2007年9月10日). 2019年3月16日閲覧。
- ^ a b Tamarkin, Jeff. “The Toys of Men - Stanley Clarke”. AllMusic. 2019年3月16日閲覧。
- ^ a b Milkowski, Bill (2007年11月1日). “Stanley Clarke: The Toys of Men”. JazzTimes. 2019年3月16日閲覧。
- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ “Stanley Clarke The Toys Of Men Chart History - Jazz Albums”. Billboard. 2019年3月16日閲覧。