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ザ・ディヴァイン・ウィングス・オブ・トラジディ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ザ・ディヴァイン・ウィングス・オブ・トラジディ』
シンフォニー・エックススタジオ・アルバム
リリース
ジャンル プログレッシブ・メタル
時間
レーベル ゼロ・コーポレーション(発売)
東芝EMI(販売)
プロデュース エリック・レイチェル
スティーヴ・エベッツ
専門評論家によるレビュー
シンフォニー・エックス アルバム 年表
ザ・ダムネイション・ゲーム
1995年
ザ・ディヴァイン・ウィングス・オブ・トラジディ
(1996年)
トワイライト・イン・オリンポス
1998年
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ザ・ディヴァイン・ウィングス・オブ・トラジディ[1]』(The Divine Wings Of Tragedy)は、アメリカ合衆国プログレッシブ・メタルバンドシンフォニー・エックスが1996年に発表したスタジオ・アルバム

概要

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シンフォニー・エックスの3作目のスタジオ・アルバム。曲作りは1995年12月から開始され、翌1996年7月から8月の末にかけて地元のTRAX EASTスタジオ及びバンド所有のスタジオで録音された[2]。表題曲のコーラスアレンジはロメオ/ピネーラの手による[3]

ネオクラシカルメタルの対極的な存在と言われていたグルーヴ・メタルの要素を取り入れるも、ロメオの作曲センスにより様式美と攻撃性を両立させた名盤と名高い。特に1曲目の「Of Sins and Shadows」のパンテラを髣髴とさせるヘヴィなギターリフと美麗なメロディの融和は象徴的。

アルバムのタイトル曲には、ヨハン・ゼバスティアン・バッハミサ曲 ロ短調(1749年)とグスタフ・ホルストの『惑星』(1914-16年)からの抜粋が含まれている[4] 。その叙情的なテーマは、ジョン・ミルトンの『失楽園』(1667年)と『復楽園』(1671年)にインスパイアされたもので、ダンテ・アリギエーリの14世紀の叙事詩『神曲』の「地獄篇」への言及も含まれている。 「ザ・ウィッチング・アワー」のイントロでは、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの ピアノ・ソナタ第1番ハ長調K279(1774年)が引用されている。

収録曲

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#タイトル作詞作曲時間
1.「Of Sins and Shadows」(オブ・シンズ・アンド・シャドウズ)トーマス・ミラーマイケル・ロメオ, マイケル・ピネーラ
2.「Sea of Lies」(シー・オブ・ライズ)ラッセル・アレンロメオ, ピネーラ, ミラー
3.「Out of the Ashes」(アウト・オブ・ジ・アッシズ)アレンロメオ, ピネーラ, ミラー
4.「The Accolade」(ジ・アコレイド)アレンロメオ, ピネーラ, ミラー
5.「Pharaoh」(ファラオ)アレンSymphony X
6.「The Eyes of Medusa」(ジ・アイズ・オブ・メドューサ)ミラーロメオ, ピネーラ, ミラー
7.「The Witching Hour」(ザ・ウィッチング・アワー)アレン, ロメオロメオ, ピネーラ
8.「The Divine Wings of Tragedy」(ザ・ディヴァイン・ウィングス・オブ・トラジディ
  • "(Part I) At the Four Corners of the Earth"
  • "(Part II) In the Room of Thrones"
  • "(Part III) A Gathering of Angels"
  • "(Part IV) The Wrath Divine"
  • "(Part V) The Prophet's Cry"
  • "(Part VI) Bringer of the Apocalypse
    (Eve of Sacrifice / Armies in the Sky / Dies Irae)"
  • "(Part VII) Paradise Regained)
.
    • (Part I) ロメオ, ピネーラ
    • (Part II)(インストゥルメンタル)
    • (Part III)ロメオ
    • (Part IV)ロメオ, ミラー
    • (Part V) ロメオ
    • (Part VI) (インストゥルメンタル)
    • (Part VII)アレン, ピネーラ
  • ロメオ, ピネーラ, ミラー
    9.「Candlelight Fantasia」(キャンドルライト・ファンタジア)ミラーロメオ, ピネーラ
    合計時間:
    ※レコード盤ではトラック8、9は曲順が入れ替えられている。
    ※2004年にInside Out MusicからリリースされたEnhanced Special Editionにはスクリーンセーバ等PC用のコンテンツが収録されている。

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ 再発CD(TOCP-50913)の表記に準拠。日本初回盤(XRCN-1279)の表記は『ザ・ディヴァイン・ウィングズ・オヴ・トラジディ
    2. ^ 本作ライナーノーツより。
    3. ^ 本作クレジットより。
    4. ^ Taylor, Robert. "The Divine Wings of Tragedy – Symphony X". AllMusic. All Media Network. Retrieved 2015-02-04.