コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

サーブ・シリル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サーブ・シリル
Sabu Cyril
Sabu Cyril
生年月日 (1962-01-27) 1962年1月27日(62歳)
出生地 インドの旗 インド ケーララ州コーチ
職業 プロダクションデザイナー
活動期間 1990年-
テンプレートを表示

サーブ・シリル(Sabu Cyril、1962年1月27日 - )は、インドプロダクションデザイナー国家映画賞 美術賞英語版を4回、フィルムフェア賞 美術賞英語版フィルムフェア賞 南インド映画部門美術賞を合計6回受賞し、第42回サターン賞英語版にノミネートされた。『ロボット』で国際的に高い評価を得ており、長年にわたる活動により、インドにおいて最も著名で契約料の高額な美術監督として知られている[1]

生い立ち

[編集]

ケーララ州の出身で、1985年にチェンナイ国立芸術大学英語版を卒業した[2]。シリルの両親は生計を立てる困難さから芸術大学への進学に反対していた[3]

キャリア

[編集]

1982年から1988年にかけて、フリーランスのグラフィックデザイナーとしてウェルカムグループ・ホテル英語版タージ・ホテルズ・リゾーツ&パレスで働いていた。1985年に芸術大学を卒業した時点で5000ルピーの仕事の依頼を受けており、シリルは「このころ私は8000ルピーを稼ぎ出していたので、フリーランスとしての活動を続けることにしました」と語っている[3]。1988年から美術監督として活動を始め、マラヤーラム語ヒンディー語タミル語テルグ語カンナダ語で2500以上の広告、テレビシリーズ3本、映画115本を製作した他、いくつかのステージショーも手掛けている。1990年にアショーク・クマール英語版の依頼で『Iyer the Great』の製作に第2班の監督の一人として参加し[4][3]、1996年にはミス・ワールドのステージ・デザインを担当した[3]

主なフィルモグラフィー

[編集]
『ロボット』撮影時のシリルとラジニカーント

受賞歴

[編集]
年度 部門 作品名 結果 出典
国家映画賞
1994年英語版 美術賞英語版 Thenmavin Kombath 受賞 [5]
1995年英語版 Kaalapani [6]
2007年英語版 恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム [7]
2010年英語版 ロボット [8]
ナンディ賞
2015年英語版 美術監督賞英語版 バーフバリ 伝説誕生 受賞
ケーララ州映画賞英語版
1994年 美術監督賞英語版 Thenmavin Kombath 受賞
1995年 Kaalapani
タミル・ナードゥ州映画賞
2002年 美術監督賞英語版 Kannathil Muthamittal 受賞 [9]
フィルムフェア賞
1994年英語版 美術賞英語版 Gardish 受賞
2005年英語版 Yuva
フィルムフェア賞 南インド映画部門
2005年英語版 美術賞 Anniyan 受賞 [10]
2010年英語版 ロボット
2017年英語版 バーフバリ 王の凱旋 [11]
2023年 RRR [12]
ヴィジャイ・アワード
2014年英語版 美術監督賞英語版 Lingaa リンガー 受賞
国際インド映画アカデミー賞
2007年英語版 美術監督賞英語版 恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム 受賞
2010年英語版 ロボット
2011年英語版 ラ・ワン
南インド国際映画賞
2012年英語版 次世代賞(美術部門) 受賞
グローバル・インディアン・フィルム・アワード英語版
2004年 美術監督賞 Main Hoon Na 受賞
ケーララ映画批評家協会賞英語版
1994年 美術監督賞 Thenmavin Kombath 受賞
国際タミル映画賞英語版
2003年 美術監督賞 Boys 受賞
アジアネット映画賞英語版
1999年 美術監督賞 Kannezhuthi Pottum Thottu 受賞
Megham
ケーララ映画ジャーナリスト賞
1991年 美術監督賞 Adwaytham 受賞
ケーララ・ジャーナキヤ・アワード
1995年 美術監督賞 Maanthrikam 受賞
カウムディ・アワード英語版
1994年 美術監督賞 Thenmavin Kombath 受賞

出典

[編集]
  1. ^ Sreedhar Pillai (17 February 2006). “The reel world of Sabu Cyril”. The Hindu. 10 July 2013閲覧。
  2. ^ Archived copy”. 19 December 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月19日閲覧。
  3. ^ a b c d Production designer Sabu Cyril: Making a difficult craft look easy”. The Economic Times (2011年1月31日). 2019年1月25日閲覧。
  4. ^ Shobha Warrier (12 July 2004). “Sabu Cyril's works of art!”. rediff.com. 10 July 2013閲覧。
  5. ^ 42nd National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. 2022年12月16日閲覧。
  6. ^ 43rd National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. 2022年12月16日閲覧。
  7. ^ 55th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. 2022年12月16日閲覧。
  8. ^ 58th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. 2022年12月16日閲覧。
  9. ^ Tamil Nadu announces film awards for three years”. indiaglitz.com. 2022年12月16日閲覧。
  10. ^ Archived copy”. www.sify.com. 10 January 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。9 August 2022閲覧。
  11. ^ Winners of the 65th Jio Filmfare Awards (South) 2018”. Filmfare (16 June 2018). 2022年12月16日閲覧。
  12. ^ "Winners of the 68th Filmfare Awards South (Telugu) 2023 | Filmfare.com". www.filmfare.com (英語). 2024年7月12日閲覧

外部リンク

[編集]