サン・マルコ (揚陸艦)
サン・マルコ | |
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基本情報 | |
建造所 |
フィンカンティエリ リヴァ・トリゴソ造船所 |
運用者 | イタリア海軍 |
艦種 | ドック型揚陸艦 |
級名 | サン・ジョルジョ級強襲揚陸艦 |
モットー | Ti con nu, nu con ti |
艦歴 | |
発注 | 1984年 |
起工 | 1985年3月26日 |
進水 | 1987年10月10日 |
就役 | 1988年5月14日 |
要目 | |
基準排水量 | 6,687t |
満載排水量 | 7,665t |
全長 | 133.3m |
最大幅 | 20.5m |
飛行甲板 | 100m×20.5m |
吃水 | 5.3m |
主機 | GMT A-420.12ディーゼルエンジン×2基 |
出力 | 16,800HP |
推進器 | スクリュープロペラ×2軸 |
速力 | 最大速 20ノット |
航続距離 | 巡航20ノットで4,500海里 |
乗員 |
163名 350人(揚陸要員) |
搭載能力 |
1,000トン ・戦車×30両もしくは兵員輸送車両×36両 ・LCVP×2隻 ・LCM×3隻 |
兵装 |
・62口径76mm単装砲×1基(改装後撤去) ・90口径25mm単装機関砲×2基 |
搭載機 |
・中型ヘリコプター×2機 ・大型ヘリコプター×2機(改装前は3機) |
レーダー |
・SPN-748 航海用 ・SPS-702 対空捜索用 |
サン・マルコ(イタリア語:San Marco, L 9893)は、イタリア海軍のサン・ジョルジョ級強襲揚陸艦2番艦。艦名は聖マルコのイタリア語読みに由来し、この名を受け継いだイタリア軍艦としては4代目にあたる。
本艦は内務省の予算で建造され、海軍が運用を担当する。
艦歴
[編集]「サン・マルコ」は、フィンカンティエリリヴァ・トリゴソ造船所で建造され1985年3月26日に起工、1987年10月10日に進水、1988年5月14日に就役し第3海軍管区に配備される。
1992年12月から「L9892 サン・ジョルジョ」およびサン・マルコ連隊と共にソマリアへの人道支援(アイビス1号任務)のために派遣される。1993年、第24海軍グループを「C550 ヴィットリオ・ヴェネト」、「A5329 ヴェスヴィオ」、「F571 グレカーレ」で、第25海軍グループを「C551 ジュゼッペ・ガリバルディ」「A5327 スロトンボリ」「F573 シロッコ」で編成しソマリアに派遣された(アイビス2号任務)。1995年1月11日から3月23日にかけて第26海軍グループを「C551 ジュゼッペ・ガリバルディ」、「A5327 スロトンボリ」、「F572 リベッチオ」で編成しソマリアからの国連平和維持軍の撤退を支援した(アイビス3号任務)。
1999年に水陸両用戦部隊司令部に配備された。
1999年から2000年にかけて近代化改修工事が実施され、これにより艦首の76mm砲を撤去し甲板を延長、左舷中央部付近にあった上陸用舟艇2隻分のクレーンを撤去して、舟艇用格納庫を張り出すように拡大し、合わせて甲板も拡大した。これにより甲板前部と後部に大型ヘリコプターが1機ずつ、艦中央部に中型ヘリコプターが2機の合計4機分の発着艦スペースが確保されることとなった。
2006年夏にレバノンベイルートから避難する民間人をキプロス島ラルナカまで輸送する任務(ミモザ06作戦)に「L9892 サン・ジョルジョ」、「L9894 サン・ジュスト」、「551 ジュゼッペ・ガリバルディ」、「D560 ルイージ・ドゥランド・デ・ラ・ペンネ」、「F574 アリセオ」と共に従事する。避難民救援のため外務省の依頼に基き、レバノンに展開するイタリア赤十字社、世界食糧計画を支援すべくサン・マルコ連隊およびラグーン連隊をティルスに上陸させ避難民に食料、医薬品の提供を行った。2008年には欧州における市民保護演習であるサルデーニャ2008に参加している。
2009年時点の母港はブリンディジ海軍基地となっている。
参考文献
[編集]- 『世界の艦船』488号、1994年11月
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- NAVE SAN MARCO L 9893海軍公式ページ