サバの女王
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「サバの女王(Ma reine de Saba)」 | |
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ミシェル・ローラン の シングル | |
リリース | |
作詞・作曲 |
ミシェル・ローラン 日本語詞:なかにし礼 |
「シバの女王(La Reine de Saba)」 | |
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レイモン・ルフェーブル楽団 の シングル | |
リリース | |
チャート最高順位 | |
オリコン26位 | |
「サバの女王」または「シバの女王」(Ma reine de Saba、La Reine de Saba)は、1967年にチュニジア出身の男性歌手ミシェル・ローランが作詞・作曲し、フランスで発売されたシャンソンの楽曲。1969年に日本で発売されたレイモン・ルフェーブル楽団のインストゥルメンタル・バージョン(タイトルは『シバの女王』)がオリコンチャートの100位以内に110週[1]ランク・インするロング・セラーを記録した。同年、ミシェル・ローランがローラン名義でなかにし礼の訳詞による日本語バージョンを発売[2]。1972年にはアルゼンチン出身のグラシェラ・スサーナによるなかにし訳のカバーがヒットした[3]。
補足
[編集]歌詞の内容は旧約聖書とは関係がなく、別れた恋人をシバの女王に例えたものである。
累計250組以上にカバーされ[4]、邦題を日本語詞のフレーズにある『愛の奴隷』としたバージョンもある[5]。
レイモン・ルフェーブル楽団バージョンは「野沢那智&白石冬美のパックインミュージック」のエンディング・テーマに長年起用された[6]。
タイトルについて
[編集]サバまたはシバとは旧約聖書に登場するシバ王国のこと。日本においては「シバの女王」と訳すのが一般的であり、レイモン・ルフェーブル楽団バージョンも「シバの女王」としたが、ヒットを受けて日本でオリジナル・バージョンが発売される際にローランのフランス語の発音に合わせ「サバの女王」と題された。
アラビア語で「サバア(سبأ、Saba')」、ヘブライ語で「シェバ(שבא)と呼ばれ、英語ではヘブライ語を転写した 「シーバ(Sheba)」と呼ばれている。日本語では英語名のシーバが変化した「シバ」という表記も用いられる。—wikipedia日本語版 シバ王国 2016年8月22日版
カバー
[編集]- 歌
- 高橋キヨシ 1968年(シングル「闘牛士/愛の奴隷(サバの女王)」)日本語詞(訳詞:なかにし礼)
- 尾崎紀世彦 1971年(アルバム『尾崎紀世彦アルバムNo.3』、コンパクト盤「シバの女王」他)日本語詞(訳詞:なかにし礼)
- グラシェラ・スサーナ 1972年(シングル「愛の音/サバの女王」)日本語詞(訳詞:なかにし礼)
- シルヴィ・バルタン 1974年 フランス語詞
- インストゥルメンタル
- ポール・モーリア楽団 1967年
- レイモン・ルフェーブル楽団 1969年
他多数
※参考 JASRAC
グラシェラ・スサーナのシングル
[編集]「愛の音/サバの女王」 | ||||
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グラシェラ・スサーナ の シングル | ||||
A面 | 愛の音 | |||
B面 | サバの女王 | |||
リリース | ||||
ジャンル | ポップス | |||
時間 | ||||
レーベル | EXPRESS | |||
作詞・作曲 |
武田全弘(訳詞 #1) なかにし礼(訳詞 #2) J.L.Pablo(作曲 #1) M.Laurent(作曲 #2) | |||
グラシェラ・スサーナ シングル 年表 | ||||
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「愛の音/サバの女王」は、1972年7月1日に発売されたグラシェラ・スサーナのデビューシングル。
収録曲
[編集]脚注
[編集]- ^ 「初めの第一歩はここから チャートマニアへの道」『オリコン・ウィーク The Ichiban』1999年5月24日号 1000号記念特別付録『オリコン歴代シングルBEST 1000 完全保存版』34頁。
- ^ ローラン* – Ma Reine De Saba サバの女王(日本語)/ サバの女王(フランス語)discogs
- ^ 「アドロ・サバの女王」はミリオンヒット 南米の歌姫・グラシェラ・スサーナ 歌手生活50周年を記念したコンサートを開催!ぴあ中部版
- ^ Official site of Michel Laurent
- ^ 作品コード 0R0-8880-6 REINE DE SABA LAJ-wid - JASRAC
- ^ HD-Music 2016年6月度推薦作品ハイレゾ音源大賞