サッチャー準男爵
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サッチャー準男爵(英: Thatcher baronetcy)は、連合王国準男爵位。英国首相マーガレット・サッチャーの夫デニス・サッチャーが1990年に叙されたのに始まる。2020年現在のところ、臣民への世襲称号の授与はこれが最後となっている。
歴史
[編集]英国首相マーガレット・サッチャーの夫で実業家のデニス・サッチャー(1915-2003)は、妻を支えた功績により[1]、妻が首相を退任した直後の1990年12月7日に連合王国準男爵位(ケント州におけるスコットニーのサッチャー)準男爵(Baronet "Thatcher, of Scotney in the County of Kent")に叙せられた[2]。
2003年6月26日に初代準男爵が死去した後、息子のマーク・サッチャー(1953-)が第2代準男爵位を継承した。2020年現在の当主も彼である[3]。
スコットニーのサッチャー準男爵 (1990年)
[編集]- 初代準男爵サー・デニス・サッチャー (Sir Denis Thatcher, 1915-2003)
- 2代準男爵サー・マーク・サッチャー (Sir Mark Thatcher, 1953-)
- 法定推定相続人は現当主の長男マイケル・サッチャー (Michael Thatcher (1989-)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 君塚直隆 2004, p. 243.
- ^ Lundy, Darryl. “Sir Denis Thatcher, 1st Bt.” (英語). thepeerage.com. 2018年1月6日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “Sir Mark Thatcher, 2nd Bt.” (英語). thepeerage.com. 2018年1月6日閲覧。
参考文献
[編集]- 君塚直隆『女王陛下のブルーリボン ガーター勲章とイギリス外交』NTT出版、2004年(平成16年)。ISBN 978-4757140738。