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ゴールデン亭主コンテスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゴールデン亭主コンテスト
ジャンル 視聴者参加型番組
司会者 野々浩介人見明(1962年6月2日 - )
審査員 浪花千栄子
製作
撮影地 毎日放送千里丘スタジオ
制作 毎日放送
放送
放送時間毎週土曜 19:30-20:00
放送分30分
回数全56回
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ゴールデン亭主コンテスト(ゴールデンていしゅコンテスト)は毎日放送で放送されていた視聴者参加型番組である。1962年昭和37年)1月6日から1963年(昭和38年)1月26日まで、約1年間放送された。吉原製油の一社提供[1][2]

日ごろ主婦にまかせきりの家事一般(炊事、掃除、子守り、荷造り等)を亭主族に行わせ、その得点を競うというバラエティ番組であった。全回スタジオ公開生放送[1][3]

審査員は毎回変わるが、生活笑百科NHK総合)の相談員の構成と同じく、大阪方から男女1名ずつの計2名、東京方から1名であった[3]。なお初回から2月10日放送分まで概ね1か月間連続して浪花千栄子が審査員の一人として出演している[4]

1955年(昭和30年)に出版された福島慶子のエッセイ集『うちの宿六』が番組作りのヒントであったため、当初の企画会議では「うちの宿六コンテスト」をタイトルにしようとしたが、結局スポンサーの商品名「ゴールデンサラダ油」にひっかけたタイトルになった[3]

すでに『水道完備ガス見込』(NETテレビ)、『学園まえ』(NHK)などのレギュラーで「気の弱い亭主のイメージがあった」野々浩介が司会に起用された[3]

競技種目

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参加者は毎回3組の夫婦であるが、競技で実演するのは夫のみ。競技は3種用意され、例えば初回は「パン切り」「結納飾り」「子守り」であった(当然、サラダ油を使った料理競技も出たことがあるが毎回ではない)。他に「着物畳み」「握り飯作り」「オムツ取換」「アクセサリー付け」「巻き寿司作り」「障子張り」など。中には「日曜大工」のような夫の仕事と思われる競技もあった[3]

髪結い」の際には通例、若い女性モデルを起用すべきところ、見ている妻の機嫌を悪くすることが予想されたので、子供に変えた。「着物の帯結び」も同様に改変された。 競技に用意された道具・材料には不必要なものもトラップとして仕込まれており、巻き寿司の材料にウインナーソーセージが紛れ込んでいて、それを使った競技者が減点されている[3]。ゲーム3種のうち最も困難と思われるゲームのみ、スタジオ一隅で控えている妻も緊急参戦することができた。得点は各回の審査員3名によって決まり、最高得点者には"ゴールデン亭主"の称号を与え、トロフィーと賞金五千円を贈った[3]

放送局

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脚注

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  1. ^ a b c 毎日放送40年史編纂室 編『毎日放送の40年』 資料編、毎日放送、1991年9月、204頁。国立国会図書館書誌ID:000002157747 
  2. ^ 「新番組 ゴールデン亭主コンテスト<NET 夜7時半>」1962年1月26日付読売新聞テレビ欄
  3. ^ a b c d e f g 「パパあなたを採点するわヨ!! "ゴールデン亭主コンテスト"の話題 奥さまはスタジオでご見学」『週刊平凡』第4巻第9号(1962年2月28日号)、平凡出版、1962年2月、国立国会図書館サーチR100000002-I000000010808-d1851256 
  4. ^ 読売新聞1962年1月6日-2月17日テレビ欄
毎日放送 土曜19時30分 - 20時
前番組 番組名 次番組
歌謡劇場
(1961年10月7日-1961年12月)
ゴールデン亭主コンテスト
ウイークエンドショー
(1963年2月2日 - 1963年4月27日)