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ゴールデンアックス デスアダーの復讐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゴールデンアックス
デスアダーの復讐
ジャンル ベルトスクロールアクション
対応機種 アーケード
開発元 セガ第1AM研究開発部
発売元 セガ
デザイナー 内田誠
音楽 河村知之
竹内雅則
シリーズ ゴールデンアックスシリーズ
人数 1 - 4人(同時プレイ)
メディア 業務用基板
稼働時期
  • INT 1992年7月 (1992-07)
デバイス 8方向レバー
3ボタン
システム基板 セガ・システム32
CPU V60 (@ 16.10795 Mhz)
Z80 (@ 8.053975 Mhz)
V20 (@ 10 Mhz)
サウンド YM3438 (@ 8.053975 Mhz)×2
RF5C68 (@ 12.5 Mhz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
416×224ピクセル
60.00Hz
パレット16384色
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ゴールデンアックス デスアダーの復讐』(Golden Axe: The Revenge of Death Adder) は、セガ・エンタープライゼス(後のセガ)が開発したベルトスクロールアクションゲーム。日本では、1992年7月よりアーケードゲームとして稼働を開始。アーケード版のシステム基板は、「セガ・システム32」を使用している。

1989年に稼働を開始したアーケードゲーム『ゴールデンアックス』の続編[1]にあたり、後述する様々な点がパワーアップされている。

概要

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『ゴールデンアックス』シリーズとしては初めて、32ビットに対応した基板(システム32)を使って制作された。

プレイヤーキャラクターは前作とは一新されており、スタンブレード、ドーラ、ゴア、リトル・トリックスの4人となっている。しかし、前作に登場していた「ギリウス」のみゴアに背負われる形で登場している。

これらのキャラクターは本来、最大で4人同時に操作可能な仕様になっているのだが、そのためには4人プレイ可能な専用のコントロールパネルを搭載した筐体を購入しなくてはいけない。一般的な筐体への基板搭載自体は可能だが、サイズ的な事情もあり2人同時プレイ版で稼働させている店舗が多かった。 ただ実用を度外視してコントローラーとボタンだけを4プレイヤー分を基板と接続すれば、基板の設定を切り替えるだけで4人プレイがONになるので、後に基板およびROMだけが中古で流通するようになってからは、別作品の4人同時プレイ用筐体に搭載して稼働させたり、コントロールパネルを改造して無理やり4人プレイを可能にする事例もあった。

移植作品

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 ゴールデンアックス
デスアダーの復讐
日本 202012172020年12月17日
アストロシティミニ 瑞起[2] セガトイズ(発売)
セガ(販売)
プリインストール -

本作は長らく家庭用ゲーム機やパソコンなどにおいて一切移植されず、アーケード版しか存在しない状態が続いていたが、2020年12月セガグループの1社であるセガトイズがリリースしたアストロシティミニにおいて、初めて家庭用ゲームソフトとして移植された。「アストロシティミニ」は往年のセガ製汎用アーケードゲーム用筐体「アストロシティ」を外観のモチーフとし、1980年代から1990年代中期のアーケードゲーム36作品(+おまけ1作品)がプリインストールされた「復刻系ゲーム機」である。基本的にオリジナルを(ほぼ)そのまま収録しているが、本体の機能として「どこでもセーブ」(ステートセーブ)などプレイに便利な機能が幾つか使える。
なおアストロシティミニ版で同時プレイ可能なのは2人まで。(オプションでも2人/4人切り替え項目はオミットされている)アストロシティミニ本体にはコントローラーが1P分しか備わっていないため、2Pプレイ時には別売のコントロールパッドかジョイスティックが必要。(両方とも公式には専用品が必要で、他機種用のものは使い回せない)

ゲーム内容

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基本システムは前作と同様であり、画面内に登場する敵キャラクターを全滅させる事で先に進めるようになっている。

プレイヤーキャラクターの攻撃方法も連続技やパイルドライバー、回転攻撃など多彩になっており、魔法使用時のグラフィックなど演出面も向上している。

また、ステージによってはルート分岐があり、プレイヤーが選択することで異なるステージをプレイできる。

ストーリー

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剣と魔法で邪悪なモンスターと闘ったマジカルファンタジー「ゴールデンアックス」。その物語が伝説になった時代に、またもや不気味なモンスターたちが地上を支配しようとしていた。スタンブレード、ドーラ、ゴア、リトル・トリックスの4人の戦士は、人々たちを苦境の中から救うために、新たなるヒーローとして闘いの世界に挑もうとしていた。彼らの活躍で、再び世界は平和を取り戻せるか[3]

キャラクター

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プレイヤーキャラクター

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スタンブレード (STERNBLADE)
バランス型のバーバリアン族の青年剣士。
炎の魔法を使う。消費するポーションの数、威力ともに標準的。
ドーラ (DORA)
上半身が人間、下半身が馬のケンタウロス族の女戦士。杵のような武器を使う。
乗用生物に乗ると下半身が人間の脚になる。
雷の魔法を使う。威力は低いが消費するポーションの数も少ない。
ゴア (GOAH)
パワー型のジャイアント族の戦士。背中にギリウスを背負っている。手斧を武器としている。
石化の魔法を使う。威力は大きいが消費するポーションの数も多い。
リトル・トリックス (LITTLE TRIX)
スピード型の元盗賊の小柄な戦士。三叉矛を武器としている。
回復の魔法を使う。消費するポーションはやや多い。
体力を直接回復するのではなく、魔法を使うと果物の実った木が生えてきて、その果物を取ることで体力が回復する。

評価

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評価
受賞
媒体受賞
第7回ゲーメスト大賞ベストアクション賞 9位[4]
ベスト演出賞 10位[4]
年間ヒットゲーム 21位[4]

ゲーム誌『ゲーメスト』(新声社)誌上で行われていた「第7回ゲーメスト大賞」(1993年度)において、ベストアクション賞で9位、ベスト演出賞で10位、年間ヒットゲームで21位を獲得した[4]

脚注

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  1. ^ 1991年にセガの家庭用ゲーム機・メガドライブ用ソフトとしての続編『ゴールデンアックスII』が発売されているが、本作『デス・アダーの復讐』はアーケードゲームとしての続編にあたり、『II』との直接的な関係性はない(初代から、それぞれ派生して続編が作られている)。
  2. ^ 開発事例 レトロミニアーケードゲーム機「アストロシティミニ」”. 株式会社 瑞起. 2021年1月21日閲覧。
  3. ^ 本作インストラクションカードより。業者配布用の販促チラシにも同様の内容が記載されており、「外部リンク」→「セガ・アーケードゲームヒストリー」で、このチラシが閲覧できる。
  4. ^ a b c d 「ゲーメスト大賞11年史」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、12 - 13頁、ISBN 9784881994290 

外部リンク

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