ゴールデンアックス デスアダーの復讐
ジャンル | ベルトスクロールアクション |
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対応機種 | アーケード |
開発元 | セガ第1AM研究開発部 |
発売元 | セガ |
デザイナー | 内田誠 |
音楽 |
河村知之 竹内雅則 |
シリーズ | ゴールデンアックスシリーズ |
人数 | 1 - 4人(同時プレイ) |
メディア | 業務用基板 |
稼働時期 |
|
デバイス |
8方向レバー 3ボタン |
システム基板 | セガ・システム32 |
CPU |
V60 (@ 16.10795 Mhz) Z80 (@ 8.053975 Mhz) V20 (@ 10 Mhz) |
サウンド |
YM3438 (@ 8.053975 Mhz)×2 RF5C68 (@ 12.5 Mhz) |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 横モニター 416×224ピクセル 60.00Hz パレット16384色 |
『ゴールデンアックス デスアダーの復讐』(Golden Axe: The Revenge of Death Adder) は、セガ・エンタープライゼス(後のセガ)が開発したベルトスクロールアクションゲーム。日本では、1992年7月よりアーケードゲームとして稼働を開始。アーケード版のシステム基板は、「セガ・システム32」を使用している。
1989年に稼働を開始したアーケードゲーム『ゴールデンアックス』の続編[1]にあたり、後述する様々な点がパワーアップされている。
概要
[編集]『ゴールデンアックス』シリーズとしては初めて、32ビットに対応した基板(システム32)を使って制作された。
プレイヤーキャラクターは前作とは一新されており、スタンブレード、ドーラ、ゴア、リトル・トリックスの4人となっている。しかし、前作に登場していた「ギリウス」のみゴアに背負われる形で登場している。
これらのキャラクターは本来、最大で4人同時に操作可能な仕様になっているのだが、そのためには4人プレイ可能な専用のコントロールパネルを搭載した筐体を購入しなくてはいけない。一般的な筐体への基板搭載自体は可能だが、サイズ的な事情もあり2人同時プレイ版で稼働させている店舗が多かった。 ただ実用を度外視してコントローラーとボタンだけを4プレイヤー分を基板と接続すれば、基板の設定を切り替えるだけで4人プレイがONになるので、後に基板およびROMだけが中古で流通するようになってからは、別作品の4人同時プレイ用筐体に搭載して稼働させたり、コントロールパネルを改造して無理やり4人プレイを可能にする事例もあった。
移植作品
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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1 | ゴールデンアックス デスアダーの復讐 |
2020年12月17日 |
アストロシティミニ | 瑞起[2] | セガトイズ(発売) セガ(販売) |
プリインストール | - |
本作は長らく家庭用ゲーム機やパソコンなどにおいて一切移植されず、アーケード版しか存在しない状態が続いていたが、2020年12月セガグループの1社であるセガトイズがリリースしたアストロシティミニにおいて、初めて家庭用ゲームソフトとして移植された。「アストロシティミニ」は往年のセガ製汎用アーケードゲーム用筐体「アストロシティ」を外観のモチーフとし、1980年代から1990年代中期のアーケードゲーム36作品(+おまけ1作品)がプリインストールされた「復刻系ゲーム機」である。基本的にオリジナルを(ほぼ)そのまま収録しているが、本体の機能として「どこでもセーブ」(ステートセーブ)などプレイに便利な機能が幾つか使える。
なおアストロシティミニ版で同時プレイ可能なのは2人まで。(オプションでも2人/4人切り替え項目はオミットされている)アストロシティミニ本体にはコントローラーが1P分しか備わっていないため、2Pプレイ時には別売のコントロールパッドかジョイスティックが必要。(両方とも公式には専用品が必要で、他機種用のものは使い回せない)
ゲーム内容
[編集]基本システムは前作と同様であり、画面内に登場する敵キャラクターを全滅させる事で先に進めるようになっている。
プレイヤーキャラクターの攻撃方法も連続技やパイルドライバー、回転攻撃など多彩になっており、魔法使用時のグラフィックなど演出面も向上している。
また、ステージによってはルート分岐があり、プレイヤーが選択することで異なるステージをプレイできる。
ストーリー
[編集]剣と魔法で邪悪なモンスターと闘ったマジカルファンタジー「ゴールデンアックス」。その物語が伝説になった時代に、またもや不気味なモンスターたちが地上を支配しようとしていた。スタンブレード、ドーラ、ゴア、リトル・トリックスの4人の戦士は、人々たちを苦境の中から救うために、新たなるヒーローとして闘いの世界に挑もうとしていた。彼らの活躍で、再び世界は平和を取り戻せるか[3]。
キャラクター
[編集]プレイヤーキャラクター
[編集]- スタンブレード (STERNBLADE)
- バランス型のバーバリアン族の青年剣士。
- 炎の魔法を使う。消費するポーションの数、威力ともに標準的。
- ドーラ (DORA)
- 上半身が人間、下半身が馬のケンタウロス族の女戦士。杵のような武器を使う。
- 乗用生物に乗ると下半身が人間の脚になる。
- 雷の魔法を使う。威力は低いが消費するポーションの数も少ない。
- ゴア (GOAH)
- パワー型のジャイアント族の戦士。背中にギリウスを背負っている。手斧を武器としている。
- 石化の魔法を使う。威力は大きいが消費するポーションの数も多い。
- リトル・トリックス (LITTLE TRIX)
- スピード型の元盗賊の小柄な戦士。三叉矛を武器としている。
- 回復の魔法を使う。消費するポーションはやや多い。
- 体力を直接回復するのではなく、魔法を使うと果物の実った木が生えてきて、その果物を取ることで体力が回復する。
評価
[編集]評価 | ||||||
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ゲーム誌『ゲーメスト』(新声社)誌上で行われていた「第7回ゲーメスト大賞」(1993年度)において、ベストアクション賞で9位、ベスト演出賞で10位、年間ヒットゲームで21位を獲得した[4]。
脚注
[編集]- ^ 1991年にセガの家庭用ゲーム機・メガドライブ用ソフトとしての続編『ゴールデンアックスII』が発売されているが、本作『デス・アダーの復讐』はアーケードゲームとしての続編にあたり、『II』との直接的な関係性はない(初代から、それぞれ派生して続編が作られている)。
- ^ “開発事例 レトロミニアーケードゲーム機「アストロシティミニ」”. 株式会社 瑞起. 2021年1月21日閲覧。
- ^ 本作インストラクションカードより。業者配布用の販促チラシにも同様の内容が記載されており、「外部リンク」→「セガ・アーケードゲームヒストリー」で、このチラシが閲覧できる。
- ^ a b c d 「ゲーメスト大賞11年史」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、12 - 13頁、ISBN 9784881994290。
外部リンク
[編集]- セガ・アーケードゲームヒストリー ゴールデンアックス デスアダーの復讐
- セガ60周年特設サイト・アストロシティミニ商品ページ > 収録ソフト情報
- アストロシテイミニ版(ほぼアーケード版と同様)のスクリーンショットが参照できる。このサイトではアストロシティミニ全体のPVも視聴出来、その中で数秒ほど本作のプレイ映像も見られる。