コントロール (2007年の映画)
コントロール | |
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Control | |
監督 | アントン・コービン |
脚本 | マット・グリーンハルシュ |
製作 | アントン・コービン他 |
製作総指揮 | イアン・カニング他 |
出演者 |
サム・ライリー サマンサ・モートン |
音楽 | イアン・ニール |
撮影 | マーティン・ルーエ |
編集 | アンドリュー・ヒューム |
配給 |
Momentum スタイルジャム[1] |
公開 |
2007年5月17日 2007年10月5日 2008年3月15日[1] |
上映時間 | 119分 |
製作国 |
イギリス アメリカ合衆国 オーストラリア 日本[1] |
言語 | 英語 |
製作費 | $6,400,000[2] |
興行収入 | $8,159,508[3] |
『コントロール』(原題:Control)は、2007年に公開されたイギリス、アメリカの合作映画。ジョイ・ディヴィジョンのボーカル、イアン・カーティスの半生を描いた伝記映画[1]。
概要
[編集]本作はイギリスのロックバンド"ニュー・オーダー"の前身"ジョイ・ディヴィジョン"のボーカルで、23歳で自殺したイアン・カーティスの半生を描いた伝記映画である[1]。写真家アントン・コービンの長編監督デビュー作品で、全編モノクロ仕様[1]。
第60回カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(特別表彰)、第61回英国アカデミー賞新人賞を始めとする数々の映画賞を受賞した。
ストーリー
[編集]イングランド北東部のある田舎町。19歳のイアンは恋人デボラと結婚し家庭を築く。イアンは地元の職業安定所で働きながら、バンド活動も精力的に行っていた。1978年、ロンドンで初めてのライブを行うが、イアンは原因不明の発作を起こす。
この節の加筆が望まれています。 |
キャスト
[編集]- サム・ライリー:イアン・カーティス
- サマンサ・モートン:デボラ・カーティス
- アレクサンドラ・マリア・ララ:アニーク・オノレ
- ジョー・アンダーソン:フッキー
- ジェームズ・アンソニー・ピアソン:バーナード・サムナー
- トビー・ケベル:ロブ・グレットン
- クレイグ・パーキンソン:トニー・ウィルソン
- ハリー・トレッダウェイ:スティーヴン・モリスン
- リチャード・ブレマー:ケヴィン(イアンの父)
スタッフ
[編集]- 監督:アントン・コービン
- 製作:アントン・コービン、オライアン・ウィリアムズ、トッド・エッカート
- 製作総指揮:イアン・カニング、コーダ・マーシャル、アキラ・イシイ、リジー・フランク
- 原作:デボラ・カーティス『タッチング・フロム・ア・ディスタンス イアン・カーティスとジョイ・ディヴィジョン』(蒼氷社刊)
- 脚本:マット・グリーンハルシュ
- 撮影:マーティン・ルーエ
- プロダクションデザイン:クリス・ループ
- 衣装デザイン:ジュリアン・デイ
- 編集:アンドリュー・ヒューム
- 音楽監修:イアン・ニール
- スペシャルサンクス:ニュー・オーダー
サウンドトラック
[編集]2007年10月1日、ワーナー・ブラザースから『Control』のタイトルで発売された[4]。日本盤は2008年3月5日、ワーナーミュージック・ジャパンから『コントロール』のタイトルで発売された[5]。
なお音楽監修に協力したニュー・オーダーは、特別にExit、Hypnosis、Get Outのインストゥルメンタル・トラックを収録している[6]。
- ニュー・オーダー : : Exit
- ヴェルヴェット・アンダーグラウンド : : What Goes On
- ザ・キラーズ : : Shadowplay
- バズコックス : : Boredom(ライヴ)
- ジョイ・ディヴィジョン : : Dead Souls
- スーパーシスター : : She Was Naked
- イギー・ポップ : : Sister Midnight
- ジョイ・ディヴィジョン : : Love Will Tear Us Apart
- セックス・ピストルズ : : Problems(ライヴ)
- ニュー・オーダー : : Hypnosis
- デヴィッド・ボウイ : : Drive-In Saturday
- ジョン・クーパー・クラーク : : Evidently Chickentown
- ロキシー・ミュージック : : 2HB
- ジョイ・ディヴィジョン : : Transmission(キャスト・ヴァージョン)
- クラフトワーク : : Autobahn
- ジョイ・ディヴィジョン : : Atmosphere
- デヴィッド・ボウイ : : Warszawa
- ニュー・オーダー : : Get Out
評価
[編集]- 批評家の反応
映画批評サイトのRotten Tomatoesは、111件のレビューに基づき87%の指示を示し、評価の平均を7.4/10としている。また批評家の総意として「この映画は、白黒映像とサム・ライリーとサマンサ・モートンの驚異的なパフォーマンスによる芸術作品であり、ジョイ・ディビジョンに精通していない人でも、映画の美しさに感謝することができる」としている[7]。
批評家のロジャー・エバートは「この映画の功績は、音楽的な伝記と人生の物語を同時に描いたことだ」とし、4つ星満点中3.5つ星の評価を付けた[8]。
- 受賞
英国インディペンデント映画賞で最優秀作品に選ばれ、監督のアントン・コービンが最優秀監督賞と監督デビュー賞を受賞した[9]。また、本作で抜擢されるまで倉庫で働いていたという、主人公カーティスを演じたサム・ライリーは最優秀新人賞を獲得し、ジョイ・ディヴィジョンのマネージャーで、ファクトリー・レコーズの共同経営者でもあったロブ・グレットンを演じたトビー・ケベルが助演男優賞を受賞した[9]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f 映画『コントロール』 - シネマトゥデイ(2017年2月21日閲覧)
- ^ Control (2007) - The Numbers(2017年2月21日閲覧)
- ^ Control(2007) - Box Office Mojo(2017年2月21日閲覧)
- ^ “Control:Amazon.co.UK: Music”. Amazon.co.uk. 2017年2月21日閲覧。
- ^ “オリジナル・サウンドトラック:コントロール”. ワーナーミュージック・ジャパン. 2018年12月11日閲覧。
- ^ “イアン・カーティスの映画、サントラの詳細が明らかに”. BARKS. 2017年2月21日閲覧。
- ^ “Control (2007)”. Rotten Tomatoes. 2017年2月21日閲覧。
- ^ “Control Movie Review & Film Summary(2007)”. ロジャー・エバート. 2017年2月21日閲覧。
- ^ a b “ジョイ・ディヴィジョンの映画、国内でも5部門を受賞”. BARKS. 2017年2月21日閲覧。