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コビトジャコウネズミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コビトジャコウネズミ
コビトジャコウネズミ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 真無盲腸目 Eulipotyphla
: トガリネズミ科 Soricidae
: ジャコウネズミ属 Suncus
: コビトジャコウネズミ
S. etruscus
学名
Suncus etruscus
(Savi, 1822)
英名
Etruscan Shrew [2]

コビトジャコウネズミ(Etruscan Shrew)は、真無盲腸目トガリネズミ科ジャコウネズミ属に分類される哺乳類である。

トウキョウトガリネズミ等と並び、知られている中で最も体重の小さい哺乳類であり、わずか2g程度しかない。ただし、頭蓋骨の大きさが最も小さいのはキティブタバナコウモリである。この種の成体で最も小さいものは、体重1.3g、体長36mmである。鼻の先から尾の付け根までは約60mmであり、尾は約40mmである。寿命は約15か月である。コビトジャコウネズミは南アジア、南ヨーロッパの森林や低木の茂みに棲息し、昆虫を主食とする。心拍数は平均体重0.0024gあたり835bpmという計算から推測されるよりも若干速く、1秒間あたり14回である。体重に占めるの重さの割合は全ての動物の中で最も大きく、ヒトすらも凌ぐ。

出典

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  1. ^ Aulagnier et al. (2004). "Suncus etruscus". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2006. International Union for Conservation of Nature. 2006年5月9日閲覧 Database entry includes a brief justification of why this species is of least concern
  2. ^ Hutterer, Rainer. Wilson, Don E., and Reeder, DeeAnn M, ed. (2005), “Suncus etruscus”, Mammal Species of the World (3 ed.), Baltimore: Johns Hopkins University Press, p. 258, ISBN 978-0-8018-8221-0, OCLC 62265494, http://www.departments.bucknell.edu/biology/resources/msw3/browse.asp?id=13700270 2014年12月28日閲覧。 

外部リンク

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