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ゲオルギー・チェルパーノフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゲオルギー・チェルパーノフ

ゲオルギー・イヴァーノヴィチ・チェルパーノフロシア語: Гео́ргий Ива́нович Челпа́нов, ラテン文字転写: Georgy Ivanovich Chelpanov1862年4月28日ユリウス暦4月16日) - 1936年2月13日)は、ソビエト連邦心理学者哲学者論理学者1892年から1906年までキエフ大学哲学教授。1907年から1923年までモスクワ大学哲学教授。モスクワ大学付属心理学研究所の創設者。精神と肉体の経験論的平行論によるヴント流の理論を心理学の基礎においた[1]マリウポリ出身。中等学校用の心理学と論理学の教科書を著した。実験心理学を支持したが、自己観察を中心とした当時の水準での心理学実験について資料としての意義を尊重しなかった[2][3]。チェルパーノフの立場を観念論的心理学と名指しするコルニーロフ派との論戦に敗れ、1923年国家学術協議会によって研究所長を解任される[4]

著書

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  • 『先験性及び生得性に関する学説との関連における空間知覚の諸問題』(1896年-1904年)
  • 『脳と魂』(1918年)
  • 『実験心理学序説』(1924年)
  • 『心理学か反射学か?(心理学の論争問題)』(1926年)

脚注

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  1. ^ ヤロシェフスキー著『心理学史』明治図書出版、1973年
  2. ^ ソビエト教育科学アカデミヤ版『ソビエト教育科学辞典』明治図書出版、1963年、p.696
  3. ^ カルル・レヴィチン著『ヴィゴツキー学派-ソビエト心理学の成立と発展-』ナウカ、1984年
  4. ^ アレクセイ・レオンチェフ著『ヴィゴツキーの生涯』新読書社、2003年