コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ケープブランコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ケープブランコ
デリック・スミスの勝負服
欧字表記 Cape Blanco
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 2007年4月20日
Galileo
Laurel Delight
母の父 Presidium
生国 アイルランドの旗 アイルランド
生産者 Jack Ronan & Des Vere Hunt Far
馬主 Derrick Smith
調教師 A P O'Brienアイルランド
競走成績
生涯成績 15戦10勝
勝ち鞍
G1 愛ダービー 2010年
G1 愛チャンピオンS 2010年
G1 マンノウォーS 2011年
G1 アーリントンミリオン 2011年
G1 ジョーHTクラシック 2011年
G2 フューチュリティS 2009年
G2 ダンテステークス 2010年
G3 タイロスステークス 2009年
テンプレートを表示

ケープブランコCape Blanco2007年4月20日 - )は、アイルランド競走馬。主な勝ち鞍は2010年愛ダービー愛チャンピオンステークス2011年マンノウォーステークスアーリントンミリオンジョーハーシュターフクラシック

競走馬時代

[編集]

2009年(2歳)

[編集]

バリードイル調教場のエイダン・オブライエン厩舎で調教を受け、2歳時はアイルランド国内だけで走り、重賞競走2勝を含め3戦全勝。

2010年(3歳)

[編集]

3歳初戦は、英国のダンテSで、後にエプソムダービーを7馬身差でレコード勝ちするワークフォースを下し、フランスダービーとも言われるジョッケクルブ賞に1番人気で挑むが、ロペデヴェガの10着に大敗。しかし、巻き返しを計ったアイリッシュダービーを制し、「ダービー馬」の称号を手にした。続いて初の古馬との対戦となったキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスではハービンジャーの2着と完敗した。アイリッシュチャンピオンステークスでは同厩舎リップヴァンウィンクルに1番人気の座を譲ったものの、レースではリップヴァンウィンクルに5馬身差の圧勝劇で、G1競走2勝目を挙げた。凱旋門賞では中団のやや後ろを追走するも直線では全く伸びず14位入線13着と惨敗した。

2011年(4歳)

[編集]

4歳初戦としてドバイワールドカップに出走したが、ヴィクトワールピサの4着に敗れた。続くガネー賞ではプラントゥールの4着、クイーンアンステークスではキャンフォードクリフスの6着と惨敗した。アメリカに遠征し7月9日のマンノウォーステークスに出走、G1競走3勝目を挙げた。続くアーリントンミリオンジョーハーシュ・ターフクラシック招待も制した。その後骨折が判明し引退、クールモアがケンタッキー州に所有するアッシュフォードスタッドで種牡馬入りした。

種牡馬時代

[編集]

アメリカのほか、シャトル種牡馬としてニュージーランドでも繋養された。2014年10月、日本軽種馬協会によって購買され、2015年シーズンから同協会の静内種馬場で供用すると発表された[1]。2021年からは同協会の七戸種馬場で種牡馬生活を送ることになった。

2023年より同協会の九州種馬場で繋養されている。

主な産駒

[編集]

グレード制重賞優勝馬

[編集]

地方重賞優勝馬

[編集]

競走成績

[編集]
出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2009.06.10 フェアリーハウス Blanchardstown Race 芝7f 1着 J.ヘファーナン (Baglioni)
0000.07.23 レパーズタウン タイロスS G3 芝7f 1着 J.ムルタ 3 1/2馬身 (Marfach)
0000.08.22 フェアリーハウス フューチュリティS G2 芝7f 1着 J.ムルタ 1 1/4馬身 (Mister Tee Siyouni)
2010.05.13 ヨーク ダンテS G2 芝10f88y 1着 J.ムルタ 3 1/4馬身 Workforce
0000.06.06 シャンティ ジョッケクルブ賞 G1 芝2100m 10着 J.ムルタ 8 3/4馬身 Lope De Vega
0000.06.27 カラ アイリッシュダービー G1 芝12f 1着 J.ムルタ 1/2馬身 (Midas Touch)
0000.07.24 アスコット KジョージⅥ&QエリザベスS G1 芝12f 2着 C.オドノヒュー 11馬身 Harbinger
0000.09.04 レパーズタウン アイリッシュチャンピオンS G1 芝10f 1着 J.ヘファーナン 5馬身 Rip Van Winkle
0000.10.03 ロンシャン 凱旋門賞 G1 芝2400m 13着 C.スミヨン 20馬身 Workforce
2011.03.26 メイダン ドバイワールドC G1 2000m 4着 J.スペンサー 1馬身 Victoire Pisa
0000.04.30 ロンシャン ガネー賞 G1 芝2100m 4着 J.スペンサー 2 1/2馬身 Planteur
0000.06.14 アスコット クイーンアンS G1 芝8f 6着 J.スペンサー 16馬身 Canford Cliffs
0000.07.19 ベルモントパーク マンノウォーS G1 芝11f 1着 J.スペンサー 2 1/4馬身 (Gio Ponti)
0000.08.13 アーリントンパーク アーリントンミリオン G1 芝10f 1着 J.スペンサー 2 1/2馬身 (Gio Ponti)
0000.10.01 ベルモントパーク ターフクラシック招待S G1 芝12f 1着 J.スペンサー (Dean's Kitten)

血統表

[編集]
ケープブランコ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サドラーズウェルズ系
[§ 2]

Galileo
1998 鹿毛
父の父
Sadler's Wells
1981 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
父の母
Urban Sea
1989 栗毛
Miswaki Mr. Prospector
Hopespringseternal
Allegretta Lombard
Anatevka

Laurel Delight
1990 栗毛
Presidium
1982 鹿毛
General Assembly Secretariat
Exclusive Dancer
Doubly Sure Reliance
Soft Angels
母の母
Foudroyer
1980 栗毛
*アーテイアス Round Table
Stylish Pattern
Foudre Petingo
Lighted Lamp
母系(F-No.) Chandelier系(FN:1-s) [§ 3]
5代内の近親交配 Native Dancer5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [3]
  2. ^ [4]
  3. ^ [5]
  4. ^ [3][4]


参考資料

[編集]
  • Horse Cape Blanco” (英語). RACING POST.com. 2010年6月28日、2010年7月27日、10月4日閲覧。
  • Cape Blanco”. Ped Net. 2010年6月28日閲覧。

脚注

[編集]
  1. ^ 2015年新種牡馬ケープブランコ(IRE) 供用決定!! (PDF) 日本軽種馬協会 2014年10月23日
  2. ^ ロッキーブレイヴ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年2月23日閲覧。
  3. ^ a b 血統情報:5代血統表|ケープブランコ(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年3月23日閲覧。
  4. ^ a b ケープブランコの血統表”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2019年3月23日閲覧。
  5. ^ 平出貴昭 (2019年9月18日). “『覚えておきたい世界の牝系100』掲載牝系一覧”. 競馬“血統”人生/平出貴昭. 2020年4月11日閲覧。

外部リンク

[編集]