グローリアス・クラウズ
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『グローリアス・クラウズ』(英: Glorious Clouds)は、日本の作曲家藤倉大が2018年に作曲した管弦楽作品である。演奏時間は約15分。
作曲の経緯
[編集]本作は名古屋フィルハーモニー交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスとしての委嘱作品として書かれ、その後、ケルンWDR放送交響楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団などとの共同委嘱として発表された[1]。作品は腸内微生物の動きから着想を得ている[1]。
初演
[編集]2018年11月2日に、ドイツでペーテル・エトヴェシュ指揮、ケルンWDR交響楽団の演奏によって世界初演された[2]。
日本初演は2019年7月5日にマーティン・ブラビンズの指揮、名古屋フィルハーモニー交響楽団の演奏によって行われ[3]。
編成
[編集]フルート3、オーボエ3、クラリネット3、ファゴット3、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、テューバ、ティンパニ、パーカッション3、弦楽合奏
影響
[編集]本作は第67回尾高賞を受賞した[4]。尾高賞の選考評を書いた片山杜秀は作品について「ポスト・ドビュッシー的」と評価した[5]。
脚注
[編集]- ^ a b “Glorious Clouds”. Dai Fujikura. 2021年7月14日閲覧。
- ^ “KAJIMOTO | ニュース | ◆藤倉大《グローリアス クラウズ》が第67回「尾高賞」を受賞!”. www.kajimotomusic.com. 2021年7月14日閲覧。
- ^ “第470回定期演奏会<晩成の傑作> | 名古屋フィルハーモニー交響楽団・オフィシャルページ”. 名古屋フィルハーモニー交響楽団・オフィシャルページ | 愛知県名古屋市を中心に、東海地方を代表するプロ・オーケストラ、名古屋フィルハーモニー交響楽団公式サイト。楽団の紹介や、コンサートスケジュールやチケット案内など。. 2021年7月14日閲覧。
- ^ “オーケストラ作品《グローリアス・クラウズ》が第67回「尾高賞」を受賞! 2009年のSecret Forest、2015年のRare Gravityに続き、3度目の受賞 | 藤倉 大 | ソニーミュージックオフィシャルサイト”. 藤倉 大 | Sony Music. 2021年7月14日閲覧。
- ^ “Glorious Clouds”. www.daifujikura.com. 2021年7月14日閲覧。