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グレイス・オブ・マイ・ハート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グレイス・オブ・マイ・ハート
Grace of My Heart
監督 アリソン・アンダース
脚本 アリソン・アンダース
製作 ルース・チャーニー
ダニエル・ハッシド
製作総指揮 マーティン・スコセッシ
出演者 イリアナ・ダグラス
マット・ディロン
エリック・ストルツ
ジョン・タートゥーロ
ブルース・デイヴィソン
パッツィ・ケンジット
ブリジット・フォンダ
音楽 ラリー・クライン英語版
撮影 ジャン=イヴ・エスコフィエ
編集 ジェームズ・クウェイ
ハーヴィ・ローゼンストック
セルマ・スクーンメイカー
配給 アメリカ合衆国の旗 グラマシー・ピクチャーズ
日本の旗 UIP
公開 アメリカ合衆国の旗 1996年9月13日
日本の旗 1997年4月26日
上映時間 116分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $660,313[1]
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グレイス・オブ・マイ・ハート』(Grace of My Heart)は、1996年アメリカ合衆国ドラマ映画アリソン・アンダース脚本・監督。イリアナ・ダグラスマット・ディロンエリック・ストルツジョン・タートゥーロブルース・デイヴィソンパッツィ・ケンジットブリジット・フォンダ出演。1960年代初期のニューヨークにあるブリル・ビルディングから始まり、60年代中期のカリフォルニア・サウンドと、全盛期だった1970年代初期のアダルト・コンテンポラリー・ミュージックまでのポップ・ミュージックの世界を描写する。

物語は主人公であるデニース・ウェバリーの私生活とキャリアの軌跡を扱い、サウンドトラックには、バート・バカラックエルヴィス・コステロジョニ・ミッチェルなどさまざまなアーティストの楽曲が使用されている。

ストーリー

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1958年、歌手を目指すエドナ・バクストンは、コンテストに出場する衣装を決めるため、母親が知り合いに頼んで自宅までドレスを運んでもらう。その中から自分が気に入ったドレスを見つけようとするが、結局母親の選んだドレスを着ることになった。エドナは、今まで母親の決めたことをやらされてきたため、コンテストで歌う歌も自分の好きな歌ではなく、母親が決めたものだった。そんなとき、コンテストの舞台裏で歌を練習していたドリス・シェリーという女性に出会い、彼女から自分の好きな歌を歌うべきだとアドバイスされる。結果、エドナは母の意に反して歌を変更し、見事コンテストに優勝し、レコード会社との契約を獲得することができた。

それから11ヵ月後のニューヨーク、そこでエドナは数々のレコード会社のオーディションを受け続けていた。コンテストの優勝賞品だったレコード会社の契約は、実はコンテストのただの宣伝材料で、エドナとの契約はなかったことになっていた。オーディションを受けたどのレコード会社でも、エドナの歌は時代遅れだと言われて雇ってもらえなかった。その後エドナは、コンテストで出会ったドリスがステージ出演しているクラブを訪れて、ステージを観た後恋人ができ幸せそうな彼女と話す。ドリスと別れ、エドナが家に帰宅するとカーニー・ミュージックのジョエル・ミルナーという人物から連絡するよう電報が来ていた。翌日エドナはジョエルと会い、彼から彼女のデモテープを聞いたと言われ、初めてレコード会社の関係者から歌をほめられる。だがジョエルから、契約内容が彼の会社でプロデュースしている黒人男性グループに、エドナが参加するというものだったため、自分自身のレコードが出したかった彼女は難色を示す。するとジョエルは、いつかは女性シンガーがトップに立つことができるかもしれないが、とりあえず今は金を稼いだほうがいいと忠告され、エドナは渋々承諾する。さらに彼はイメージ作りの一環として、名前をエドナからデニース・ウェバリーに変更し、出自も隠すことを提案する。

レコーディングに参加したデニースは、ブリル・ビルディングで男性グループに提供する楽曲を書くことになる。その歌がヒットし、出だしは上々のデニースは、マネージャーとなったジョエルと共にドリスのいるクラブを訪れ、そこでジョエルの知り合いであるハワード・カザットと出会う。そして彼女は、ドリスが恋人とケンカしているのを見つけて慰める。後日エドナは、ジョエルにドリスたち3人を紹介するが、彼は女性シンガーが成功するはずがないというばかりだったため、彼を説得して3人を歌手デビューさせる。

キャスト

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役名 俳優 日本語吹替
デニース・ウェバリー(エドナ・バクストン) イリアナ・ダグラス 深見梨加
ジェイ・フィリップス マット・ディロン 宮本充
ハワード・カザット エリック・ストルツ 堀内賢雄
ジョエル・ミルナー ジョン・タートゥーロ 江原正士
ジョン・マーレイ ブルース・デイヴィソン 目黒裕一
シェリル・スティード パッツィ・ケンジット 松岡ミユキ
ケリー・ポーター ブリジット・フォンダ 松谷彼哉
ドリス・シェリー ジェニファー・リー・ウォーレン 高乃麗
オーディションプロデューサー リチャード・シフ 稲葉実
グールー・デイヴ ピーター・フォンダ(声のみ)
  • 日本語吹替:VHS版(DVD未収録)

スタッフ

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参考文献

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  1. ^ Grace of My Heart”. Box Office Mojo. IMDb. April 25, 2014閲覧。

外部リンク

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