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グリーンエース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グリーンエース
ピレウスで係船中の「MARINA」(最左)
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 広島グリーンフェリー
来島どっく
来島興産
運用者 広島グリーンフェリー
ダイヤモンドフェリー
建造所 神田造船所
母港 広島
松山
姉妹船 グリーンアロー
航行区域 沿海[1]
IMO番号 7203467
改名 おくどうご6
経歴
起工 1971年
進水 1971年
竣工 1971年12月24日[1]
最後 2011年トルコで解体
要目
総トン数 5,953 トン[2]
載貨重量 2,129 重量トン[2]
全長 135.3 m[2]
22.0 m[2]
深さ 7.5 m[2]
満載喫水 5.3 m[2]
機関方式 ディーゼル
主機関 2基[2]
推進器 2軸[2]
最大出力 16,020馬力(連続)[2]
航海速力 21.5ノット[2]
航続距離 1,800海里[1]
旅客定員 936名[2]
車両搭載数 トラックおよびバス76台、乗用車110台[2]
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グリーンエースは、広島グリーンフェリーが運航していたフェリー。後にダイヤモンドフェリーでも運航された。

概要

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広島グリーンフェリーの第一船として神田造船所で建造され、航路に就航した。

1982年、航路廃止により来島どっくに売却された。

1982年12月、ダイヤモンドフェリーに用船され、おくどうご6として神戸 - 松山 - 大分航路に就航した。

1988年、来島興産に移籍。1989年4月17日、経由地の松山港から神戸港に向かう途中、播磨灘で貨物船第八乗吉丸(199総トン)が船尾に衝突する事故が起きている[3]

1990年7月、ブルーダイヤモンドの就航により、用船解除となった。

1990年7月、ギリシャのG.A. Ferriesに売却され、MARINAとなり、ペラマでクルーズフェリーへの大規模改装を受け、1994年に就航した。

2009年9月、G.A. Ferriesの破産によりピレウスで係船された。

スクラップとしてトルコに売却され、2011年9月にアリアガへ回航され、解体された。

航路

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広島グリーンフェリー

  • 広島港 - 大阪港

ダイヤモンドフェリー

  • 神戸港 - 松山港 - 大分港

G.A. Ferries

設計

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船内は4層構造で、上部からプロムナードデッキ、キャビンデッキ、カーデッキ、ワゴンデッキと呼称されており、プロムナードデッキは操舵室および展望室、キャビンデッキおよびカーデッキの前方が旅客区画、カーデッキ後方が乗用車搭載区画、ワゴンデッキが大型車搭載区画となっている[4]

船内

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遊歩甲板[1]
  • 展望室
A甲板(居住区甲板)[1]
  • 1等客室(98名)
  • 特別2等室(188名)
  • エントランス
  • 案内所
  • 浴室
  • 喫煙室
  • カフェテリア
  • ビュッフェ
  • 売店
  • ゲームコーナー
B甲板(乗用車甲板)[1]
  • 2等室(547名)
  • ドライバー室(76名)
  • 浴室
  • エントランス

脚注

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  1. ^ a b c d e f 株式会社神田造船所設計部「カーフェリー"グリーンエース"について」 - 船の科学1972年5月号
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 世界の艦船(1972年8月号,p38)
  3. ^ 平成元年神審第96号 旅客船おくどうご6貨物船第八乗吉丸衝突事件
  4. ^ 世界の艦船(1972年8月号,p53)

外部リンク

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