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ブルーダイヤモンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブルーダイヤモンド
別府港に接岸中の本船
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本(1990-2008)
フィリピンの旗 フィリピン(2011-)
所有者 ダイヤモンドフェリー(1990-2008)
ネグロス・ナビゲーション英語版(2011-)
運用者 ダイヤモンドフェリー(1990-2008)
シーワールド高速フェリー(2008-2011)
2GO英語版(2012-)
建造所 新来島どっく大西工場
姉妹船 スターダイヤモンド
航行区域 限定沿海[1]
船級 JG
信号符字 JM6018[1]
IMO番号 9000455
改名 ブルーダイヤモンド(1990-2008)
QUEEN MARY(2008-2011)
QUEEN(2011)
ST.MICHAEL ARCHANGEL(2011-)
経歴
起工 1989年11月12日[2]
進水 1990年4月19日[2]
竣工 1990年7月17日[3]
就航 1990年7月23日
運航終了 2008年2月7日
現況 フィリピンの旗 フィリピンで就航中
要目
総トン数 9,447トン[1]
載貨重量 3,773.00トン[1]
全長 150.87 m[1]
登録長 144.90 m[1]
垂線間長 140.00 m[1]
25.0 m
型幅 25.00 m[1]
型深さ 13.00 m[1]
喫水 3.90 m[1]
満載喫水 5.54 m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 日立造船 Sulzar14ZAV40S 2基[1]
推進器 2軸
出力 25,200馬力[1]
最大速力 24.72ノット[1]
航海速力 23.00ノット[1]
旅客定員 942名[1]
乗組員 36名[1]
車両搭載数 トラック105台、乗用車50台
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ブルーダイヤモンドは、ダイヤモンドフェリーが運航していたフェリー。神戸-松山-大分航路に就航した。

概要

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おくどうご6の代船として新来島どっく大西工場で建造され、1990年7月23日に神戸 - 松山 - 大分航路に就航した。

2008年2月7日、中九州航路の減便と関西汽船から移籍したさんふらわあ こがねの就航により引退した。

その後、海外売船され、韓国のシーワールド高速フェリーでQUEEN MARYとして、木浦 - 済州航路に就航していた。

2011年QUEENと改名した上でフィリピンネグロス・ナビゲーション英語版に売却され、ST.MICHAEL ARCHANGELとなり、2012年からは、ネグロス・ナビゲーションのグループ再編により、2GO英語版ブランドで運航されている。

設計

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ダイヤモンドフェリーのファンネル

船体の基本はクイーンダイヤモンドフェリーダイヤモンドと共通であるが、Aデッキ客室が後方に拡大され、総トン数が増加した。また、ブリッジ・ファンネルのデザインが変更され、主機には新型機関を採用している[3]

客室はさらにグレードアップが図られ、特等・一等のシングルルームを新たに設定したほか、上級クラスとして特別室を設けるなど、大幅に個室が増加し、船内のレイアウトも変更されている。

船内

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船室

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[4]

  • 特別室「アクアマリン」「エメラルド」[4]
  • 特等室
    • 特等A(1名×8室 5階)
    • 特等B(2名×各階3室 4・5階)
  • 一等室
    • 一等A(1名×18室 4階)
    • 一等B(4名×12室 5階)
  • 二等寝台「グリーン寝台」(23室 5階)
  • 特二等室「グリーン和室」(1室 4階)
  • 二等室(4階12室・5階13室)

設備

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  • 案内所
  • エントランス
  • レストラン
  • 売店
  • 浴場

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 日本船舶明細書 1997 (日本海運集会所 1996)
  2. ^ a b 国土交通省海事局 監修『船の科学』44(2)(508),船舶技術協会,1991-02. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3231944 (参照 2023-04-14)
  3. ^ a b 世界の艦船 第428集 1990年11月号 P.128 (海人社)
  4. ^ a b 長距離フェリーガイド ブルーダイヤモンド スターダイヤモンド クイーンダイヤモンド フェリーダイヤモンド - ぐるりニッポン船旅ガイド’96 - 成美堂出版

外部リンク

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