グリニッチ・ヴィレッジのアルバート・アイラー
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『グリニッチ・ヴィレッジのアルバート・アイラー』 | ||||
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アルバート・アイラー の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1966年12月18日 ニューヨーク ヴィレッジ・ヴァンガード(#3, #4)[1] 1967年2月26日 ニューヨーク ヴィレッジ・シアター(#1, #2)[1] | |||
ジャンル | フリー・ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | インパルス!レコード | |||
プロデュース | ボブ・シール | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
アルバート・アイラー アルバム 年表 | ||||
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『グリニッチ・ヴィレッジのアルバート・アイラー』(原題:Albert Ayler in Greenwich Village)は、アメリカ合衆国のジャズ・サクソフォーン奏者、アルバート・アイラーが1967年に発表したライブ・アルバム。
解説
[編集]インパルス!レコード移籍第一弾アルバムに当たる[2][3]。1966年12月18日のヴィレッジ・ヴァンガード公演と、1967年2月26日のヴィレッジ・シアター公演のライブ録音からの抜粋で、前者の公演ではジョン・コルトレーンが客席におり、後者の公演ではコルトレーンに捧げられた曲「フォー・ジョン・コルトレーン」が演奏された[4]。なお、1998年にインパルス!から発売された2枚組CD『Live in Greenwich Village - The Complete Impulse Recordings』には、これらの公演の全貌に加えて、1965年3月28日のヴィレッジ・ゲイト公演における「ホーリー・ゴースト」のライブ録音も追加された[5]。
「トゥルース・イズ・マーチング・イン」はニューオーリンズのマーチング・バンドからの影響を反映した曲で、アイラーの弟ドナルド・アイラーは、この曲にインスパイアされた自作曲「アワー・プレイヤー」を提供した[4]。
評価
[編集]スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「彼がインパルス!に残したアルバムとしては、恐らく最高傑作」と評している[2]。2023年には、treblezine.comのスタッフが選出した「偉大なライブ・アルバム50」の一つとして挙げられた[3]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はアルバート・アイラー作曲。
- フォー・ジョン・コルトレーン - "For John Coltrane" - 13:38
- チェンジ・ハズ・カム - "Change Has Come" - 6:24
- トゥルース・イズ・マーチング・イン - "Truth Is Marching In" - 12:43
- アワー・プレイヤー - "Our Prayer" (Donald Ayler) - 4:43
参加ミュージシャン
[編集]- アルバート・アイラー – アルト・サクソフォーン(on #1, #2)、テナー・サクソフォーン(on #3, #4)
- ビル・フォルウェル - ベース(all songs)
- アラン・シルヴァ - ベース(on #1, #2)
- ヘンリー・グライムス - ベース(on #3, #4)
- ビーヴァー・ハリス - ドラムス(all songs)
- ジョエル・フリードマン - チェロ(on #1, #2)
- マイケル・サンプソン - ヴァイオリン(on #3, #4)
- ドナルド・アイラー - トランペット(on #3, #4)
脚注
[編集]- ^ a b “Albert Ayler Discography”. Jazz Discography Project. 2024年1月2日閲覧。
- ^ a b c Yanow, Scott. “Albert Ayler - In Greenwich Village Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2024年1月2日閲覧。
- ^ a b “The Best Live Albums of All Time”. Treble (2023年3月6日). 2024年1月2日閲覧。
- ^ a b オリジナルLPライナーノーツ(ナット・ヘントフ)
- ^ Albert Ayler - Live In Greenwich Village - The Complete Impulse Recordings (1998, CD) - Discogs
外部リンク
[編集]- グリニッチ・ヴィレッジのアルバート・アイラー - Discogs (発売一覧)