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ワンモアタイム (ポルノグラフィティの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グッバイサマーから転送)
ポルノグラフィティ > ワンモアタイム (ポルノグラフィティの曲)
「ワンモアタイム」
ポルノグラフィティシングル
初出アルバム『PANORAMA PORNO
B面 マイモデル
グッバイサマー
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル J-POP
時間
レーベル SME Records
作詞・作曲 岡野昭仁(M-1・M-3)
新藤晴一(M-2)
プロデュース ak.homma
田村充義
チャート最高順位
  • 週間4位(オリコン[1]
  • 2011年9月度月間15位(オリコン)[2]
  • 2011年10月度月間48位(オリコン)[3]
  • 登場回数10回(オリコン)[1]
  • 5位Billboard JAPAN HOT 100[4]
  • 3位(Billboard JAPAN Hot Singles Sales)[5]
  • 15位(Billboard JAPAN Hot Top Airplay)[6]
  • 29位(Billboard JAPAN Adult Contemporary Airplay)[7]
ポルノグラフィティ シングル 年表
EXIT
(2011年)
ワンモアタイム
(2011年)
ゆきのいろ
(2011年)
ミュージックビデオ
「ワンモアタイム(short ver.)」 - YouTube
テンプレートを表示

ワンモアタイム」(One more time)は、ポルノグラフィティの33作目のシングル2011年9月21日SME Recordsから発売された。

概要

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前作「EXIT」からおよそ7か月ぶりのリリースで、初回盤仕様では購入者特典として2011年9月10日11日に行われた『“つま恋ロマンスポルノ'11 〜ポルノ丸〜”』のダイジェストの鑑賞パスワードが封入されている。

本作は「新たな挑戦」「新たなサウンドへの挑戦」を意識した作品となっており、メジャーデビュー以来数多くの楽曲で携わってきた本間昭光(ak.homma)をトータル・プロデューサーとして配し、ミュージシャンやエンジニアといった制作チーム(ポルノチーム)のメンバーを一新、楽曲それぞれで異なる新たなアレンジャーを迎える形を採っている[8]。これはキャリアを重ねたメンバーの「未知なる化学反応を通じての新しい音の獲得」と「“ポルノグラフィティ”のさらなる進化への昇華」を目指したいという意向を受けた体制[8][9]で、新藤は「THE 野党チーム・アミューズ!!を通じて得たものをポルノに還元してゆく」としている[10]

2012年1月25日ソニー・ミュージックによりYouTubeにポルノグラフィティの公式チャンネルが開設され、「ワンモアタイム」のビデオクリップがフルコーラスで公開された[11][12][13]

本作のビデオクリップは、暗闇に生まれる小さな光とともに、あるいは大小のさまざまなスピーカーが大量に並べられたところで、岡野は裸足で歌い、新藤はギターを弾くという、東日本大震災後の日本を意識した構図となっている[11]。また岡野の胸、新藤のギターには映像合成用のクロマキーシートが使用されているが昭仁のクロマキーシートの位置を少し上に貼り直し、晴一のギターにも、クロマキーシートを全面に貼り直し撮影している[14]。なお、「ワンモアタイム」のビデオクリップは、ソニー・ミュージック公式サイトやYouTubeなどで公開されたフルコーラスバージョンと、タイアップバージョン(「スッキリ」限定バージョン)の2種類が存在する。

収録曲

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  1. ワンモアタイム [4:07]
    日本テレビ系列放送情報番組『スッキリ!!』2011年9月度エンディングテーマ
    「抗えない過酷な現実を前にしたときの葛藤」「無力さを痛感したうえで未来へどう突き進んでいくべきか」という課題に直面したときに必要な「信じる心」を歌ったメッセージソング[8][15][16]。作詞・作曲した岡野は「東日本大震災を受けて自分たちにできることは何かを全力で模索した結果出来上がった楽曲」と語っているほか[17]、新藤も楽曲披露時にたびたび震災について触れている[18][19]。発表当初、楽曲の書かれた時期は明らかにされなかったものの、『PANORAMA PORNO』発表時のメンバーによるコメントによれば、2011年4月以降に制作され、同年6月頃までにはデモ(原型)が出来上がり、後にリリースされた「2012Spark」とともにシングル候補曲であったという[16][20]
    先述の通り新しい試みとして、アレンジにはいきものがかりの「じょいふる」を手掛けた田中ユウスケと近藤隆史のタッグを迎え、疾走感あふれるロックとデジタルが融合したサウンドとなった[8][11]
    2011年8月15日放送の『カフェイン11』(bayfm)にて初オンエア(新藤曰く「宇宙最速披露」)された。
  2. マイモデル [4:21]
    ホーンスカを取り入れた曲で、「君は100%」の収録曲「煙」を手掛けたtasukuとの共同アレンジ[8]
  3. グッバイサマー [5:43]
    • 作詞・作曲:岡野昭仁 編曲:Dr.kyOn、Porno Graffitti
    Dr.kyOnのサポートを受けながら新たなアプローチを目指した曲で、歌詞は夏祭りをイメージしたものとなっている[8]

収録アルバム

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発売日一覧

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地域 規格 作品 情報
日本 着うた(着信音) 「ワンモアタイム」イントロVer.
「ワンモアタイム」サビVer.
「ワンモアタイム」大サビVer.
2011年9月7日 (2011-09-07)
CD ワンモアタイム 2011年9月21日 (2011-09-21)
着うた(着信音) 「マイモデル」イントロVer.
「マイモデル」サビVer.
「マイモデル」2AVer.
「グッバイサマー」AメロVer.
「グッバイサマー」サビVer.
「グッバイサマー」エンディングVo Ver.
2011年9月21日 (2011-09-21)

演奏参加ミュージシャン

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ポルノグラフィティ
岡野昭仁 ヴォーカルコーラス)、アコースティック・ギター
新藤晴一 エレクトリック・ギター
サポートミュージシャン
M-1「ワンモアタイム
坂本学(元Polaris ドラムス
岡村美央Strings ストリングスヴァイオリン
田中ユウスケ プログラミング、全ての音源
近藤隆史
M-2「マイモデル
玉田豊夢100s ドラムス
上田ケンジ ベース
本間将人 アルト・サクソフォーン、ブラス・アレンジ
川上鉄平 トランペット
鹿討奏 トロンボーン
tasuku プログラミング、ブラス・アレンジ、その他全ての音源
M-3「グッバイサマー
宮川剛GANGA ZUMBA ドラムス、パーカッション
美久月千晴 ベース
Dr.kyOn(元BO GUMBOS オールパスフィルタエレクトリックピアノ
クラビネットオルガンアコースティック・ギター
タンバリンアコーディオン
Black Bottom Brass Band ブラス・セッション、バック・コーラス
(KOO:トランペット)
(YASSY:トロンボーン)
(IGGY:テノール・サクソフォーン)
(MONKY:アルト・サクソフォーン)
パチパチぱっちんずSpecial クラップス(手拍子)
うぐいすガールズ バック・ヴォーカル
レコーディング・スタッフ
斉藤裕也 レコーディング(M-1)
松本靖雄 レコーディング(M-2)、ミキシング(M-1、M-2)
中原正幸 レコーディング(M-2)、ミキシング(M-3)
額田真之 アシスト(M-1)
宮坂保彦 アシスト(M-2)
高須寛光 アシスト(M-3)
遠藤太郎 ギター・サウンド・デザイン(M-1、M-3)

出典

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  1. ^ a b ワンモアタイム ポルノグラフィティのプロフィールならオリコン芸能事典”. ORICON STYLE. オリコン (2013年2月6日). 2013年2月20日閲覧。
  2. ^ ORICON STYLE (2011年10月). “オリコン CDシングル月間ランキング(2011年09月度)”. 2012年1月7日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ ORICON STYLE (2011年11月). “オリコン CDシングル月間ランキング(2011年10月度)”. 2012年1月7日閲覧。[リンク切れ]
  4. ^ Hot 100 2011/10/3 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2013年2月6日). 2013年2月20日閲覧。
  5. ^ Hot Singles Sales 2011/10/3 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2013年2月6日). 2013年2月20日閲覧。
  6. ^ Hot Top Airplay 2011/10/3 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2013年2月6日). 2013年2月20日閲覧。
  7. ^ Adult Contemporary Airplay 2011/10/10 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2013年2月6日). 2013年2月20日閲覧。
  8. ^ a b c d e f "ソニー・マガジンズ発行『PATi_PATi』2011年10月号(2011年9月9日発売), 052-053ページ「ポルノグラフィティ」"より
  9. ^ CD&DLでーた 2012年3月/4月号(2012 No.2)』p.50、「新たな音楽の冒険に挑戦した一枚」
  10. ^ bayfmカフェイン11』2011年8月22日放送
  11. ^ a b c pornograffittiSMEJ (2012年1月25日). “ポルノグラフィティ 『ワンモアタイム』”. ポルノグラフィティ Official YouTube Channel. YouTube. 2012年11月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月7日閲覧。
  12. ^ アミューズホームページ編集部 (2012年1月24日). “☆☆「ポルノグラフィティOfficial YouTube Channel」開設!☆☆”. INFORMATION. AMUSE INC.. 2012年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月7日閲覧。
  13. ^ love up! スタッフ (2012年1月24日). “いよいよ、「2012Spark」ビデオクリップ解禁!!”. スタッフレポート. 2012年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月7日閲覧。
  14. ^ 『PANORAMA PORNO』(SECL-1107)付属DVD「VIDEO CLIP MAKING DIGEST」より
  15. ^ テレビ朝日ミュージックステーション』2011年9月9日放送
  16. ^ a b B-PASS 2012年5月号』p.40、「ALBUM INTEVIEW 力強くもう一歩前に進まなきゃいけないし、僕らもチャレンジをすべきだろう」
  17. ^ 出演:ポルノグラフィティ (19 September 2011). "カミスン!". ComingSoon!!. TBSテレビ
  18. ^ bayfm『カフェイン11』2011年8月15日放送
  19. ^ bayfm『カフェイン11』2011年9月19日放送
  20. ^ PATiPATi 2012年3月号(VOL.327)』pp.040-041、「Spark 激しくも鮮やかなニューシングルをリリース!!」。

参考文献

[編集]
  • もりひでゆき「ポルノグラフィティ」『PATiPATi 2011年10月号(VOL.322)』第27巻第10号、ソニー・マガジンズ、2011年9月9日、052-053頁、JAN 4910075551016、雑誌 07555-10。 
  • もりひでゆき「SPECIAL FEATURE ポルノグラフィティ」『PATiPATi 2012年4月号(VOL.328)』第28巻第4号、ソニー・マガジンズ、2012年3月9日、091-099頁、JAN 4910075550422、雑誌 07555-04。 
  • 藤井美保「INTERVIEW ポルノグラフィティ」『WHAT's IN? 2012年4月号(No.298)』第25巻第4号、ソニー・マガジンズ、2012年3月14日、032-039頁、JAN 4910198550422、雑誌 19855-04。 
  • 大畑幸子「INTERVIEW ポルノグラフィティ」『CD&DLでーた 2012年3>4月号(2012 No.2)』第24巻第2号、エンターブレイン、2012年3月14日、050-051頁、JAN 4910043610424、雑誌 04361-04。 
  • 前原雅子「ポルノグラフィティ 2年ぶり9thアルバム『PANORAMA PORNO』が到着!」『B-PASS 2012年5月号(406号)』第28巻第5号、シンコーミュージック・エンタテイメント、2012年3月27日、38-45頁、JAN 4910175570528、雑誌 17557-05。 

外部リンク

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「ワンモアタイム」の調
前奏・1Aメロ・2Bメロ サビ1 間奏1(前半) 間奏1(後半) 1Aメロ・2Bメロ
嬰ハ短調
(Cm)
ホ長調
(E)
嬰ハ短調
(Cm)
ホ短調
(Em)
嬰ハ短調
(Cm)

サビ2 間奏2 Cメロ・大サビ 後奏(前半) 後奏(後半)
ホ長調
(E)
ホ短調
(Em)
ホ長調
(E)
嬰ハ短調
(Cm)
ホ短調
(Em)