クワイトファイン
クワイトファイン | |
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欧字表記 | Quite Fine |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 2010年4月19日 |
父 | トウカイテイオー |
母 | オーロラテルコ |
母の父 | ミスターシービー |
生国 | 日本 (北海道日高町) |
生産者 | 前川義則 |
馬主 | 吉田史郎→原田治正→端将一郎 |
調教師 |
北川數男(門別)→吉井勝宏(福山) →本名信行(名古屋)→今津博之(名古屋) →平山真希(浦和)→稲益貴弘(船橋) →高橋俊之(金沢) |
競走成績 | |
生涯成績 | 142戦6勝 |
獲得賞金 | 483万3000円 |
来歴
[編集]2024年1月現在、父トウカイテイオーの唯一の後継種牡馬であり、日本国内の種牡馬としては唯一のヘロド系種牡馬でもある。(同じヘロド系であったギンザグリングラスは2023年12月に心不全で死亡)
2012年5月14日、北海道の門別競馬場でデビュー。その後、福山競馬を経て、2013年に名古屋競馬にて初勝利を挙げる。
その後、南関東の浦和競馬、オーナー交代とともに船橋競馬に移籍、金沢競馬での「楽天特産品キャンペーン実施中!賞」の10着を最後に競走馬を引退、生涯戦績142戦6勝。2020年現在は、北海道新冠町のクラックステーブルに滞在している。
2019年11月17日より、種牡馬入りを目指してクラウドファンディングが開始された[1][2]。2020年1月8日に目標額を達成したことがプロジェクトのツイッターアカウントにより発表され、種牡馬入りすることが決定した[3]。2020年の種付け頭数は2頭[4]であり、うちキネオスイトピーが3回目の種付けで受胎、鹿毛の牝馬を出産したが2021年7月27日に病気のため死去している[5][6]。
当初、種牡馬登録は原則2020年度のみの予定であり、希望があれば翌年度以降も継続するとされていたが、その後1人の馬主から2020年をもって引退する牝馬をトレードする予定であることが発表、2021年度も引き続き種牡馬登録されることとなった[7]。
2021年は3頭に種付けし内2頭が受胎した[6]。翌年それぞれ牝馬を出産しており、定期登録審査を完了している。[8][9][10]
2022年も引き続き種牡馬登録され、4頭に種付けしすべて受胎に成功。翌年3頭が続けて牝馬を出産したが、ママテイオーノユメ(父:ヴァンセンヌ、母父:トウカイテイオー)が牡馬を出産した。[11]
2023年も引き続き種牡馬登録され、2頭に種付けしたが[12]、受胎に成功したのは前年に続き2度目の種付けとなったガレットデロワのみだった。[13]
なお、2022年に誕生した牝馬だが、クワイエットエニフ(バトルクウ2022、幼名:カカラ)は産まれたメイタイファームから吉澤ステーブルに移り、競走馬としての育成が始まっていることがオーナーより発表されている。[14]テイオーノユメ(ママテイオーノユメ2022)は所有者が異なるが、こちらも地方競馬へ登録、能力検査を合格している。[15][16]
2024年も引き続き種牡馬登録され、バトルクウが受胎に成功したこと、[17]およびさらにもう一頭への種付けを行ったこと(繁殖牝馬は未公表・受胎未確認)が告げられている。[18]
なお、2023年に唯一受胎に成功したガレットデロワは牝馬を出産。[19]また、1歳馬となったバトルクウ2023はサマーセールへの上場が検討されている。
所有者の異なる2023年度産駒はそれぞれ、ドリームテイオー(牡馬:ママテイオーノユメ2023)、[20]イットールビー(牝馬:イットーイチバン2023)、[21]と名付けられている。(ガレットデロワ2023は未定)
血統
[編集]血統表
[編集]クワイトファインの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | パーソロン系 |
[§ 2] | ||
父 トウカイテイオー 1988 鹿毛 |
父の父 シンボリルドルフ1981 鹿毛 |
*パーソロン | Milesian | |
Paleo | ||||
スイートルナ | スピードシンボリ | |||
ダンスタイム | ||||
父の母 トウカイナチュラル1982 鹿毛 |
*ナイスダンサー | Northern Dancer | ||
Nice Princess | ||||
トウカイミドリ | *ファバージ | |||
トウカイクイン | ||||
母 オーロラテルコ 1998 鹿毛 |
ミスターシービー 1980 黒鹿毛 |
トウショウボーイ | *テスコボーイ | |
*ソシアルバターフライ | ||||
シービークイン | *トピオ | |||
メイドウ | ||||
母の母 オーロラシロー1982 栗毛 |
シンザン | *ヒンドスタン | ||
ハヤノボリ | ||||
ヤノセイラン | タニノムーティエ | |||
レデイロック | ||||
母系(F-No.) | レデイアリス系(FN:3-f) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Princely Gift:5×5=6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
血統内に日本ダービー馬が5頭(ヒサトモを含めれば6頭)入っている。4代母レデイロックは第60回天皇賞(秋)を勝利したメジロタイヨウの全妹。クワイトファインの同血統の全姉(キューティホーク、ハツネ)がおり、繁殖入りしている。2代母オーロラシローの孫にニシノチャーミーがいる。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “"シンボリルドルフ血統残せ 絶滅寸前、ネットで資金調達"”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2019年12月22日) 2020年1月9日閲覧。
- ^ トウカイテイオー後継種牡馬プロジェクト・クワイトファイン種牡馬入りへの道
- ^ クワイトファインプロジェクトの2020年1月8日のツイート
- ^ 2020年の種付情報の公開と各種雄馬の種付頭数
- ^ 運命の日、受胎確認! トウカイテイオー後継種牡馬プロジェクト・クワイトファイン種牡馬入りへの道 2020年7月25日
- ^ a b “トウカイテイオーの血を令和に繋ぎたい!ファンの支援が後継種牡馬を送り出す - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2021年9月8日閲覧。
- ^ 近況報告 トウカイテイオー後継種牡馬プロジェクト・クワイトファイン種牡馬入りへの道 2020年8月29日
- ^ “【速報】ママテイオーノユメ、牝馬を出産 by トウカイテイオー後継種牡馬クワイトファイン応援コミュニティ”. community.camp-fire.jp. 2022年5月19日閲覧。
- ^ “【速報】産まれました!、牝馬です by トウカイテイオー後継種牡馬クワイトファイン応援コミュニティ”. community.camp-fire.jp. 2022年5月19日閲覧。
- ^ “門別地区の定期登録審査終了について”. community.camp-fire.jp. 2022年8月29日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/dreamhorse_jp/status/1662082846100688896?s=20”. Twitter. 2023年5月28日閲覧。
- ^ (日本語) クワイトファインプロジェクト今後の方向性について 2023年5月28日閲覧。
- ^ “今週中にウマフリコラム&You Tube動画公開します【追記あり】 by トウカイテイオー後継種牡馬クワイトファイン応援コミュニティ”. community.camp-fire.jp. 2023年10月2日閲覧。
- ^ “カカラ(バトルクウ2022)吉澤ステーブルに移動しました by トウカイテイオー後継種牡馬クワイトファイン応援コミュニティ”. community.camp-fire.jp. 2023年10月2日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/dreamhorse_jp/status/1686733817699024896”. X (formerly Twitter). 2023年10月2日閲覧。
- ^ “x.com”. X (formerly Twitter). 2024年6月16日閲覧。
- ^ “x.com”. X (formerly Twitter). 2024年6月16日閲覧。
- ^ “x.com”. X (formerly Twitter). 2024年6月16日閲覧。
- ^ “x.com”. X (formerly Twitter). 2024年6月16日閲覧。
- ^ “ドリームテイオー | 競走馬データ”. netkeiba. 2024年6月16日閲覧。
- ^ “イットールビー | 競走馬データ”. netkeiba. 2024年6月16日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|クワイトファイン|JBISサーチ(JBIS-Search)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年12月10日閲覧。
- ^ a b c d “クワイトファインの血統表”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2020年12月10日閲覧。